22ー23 CL決勝Preview
いよいよ日本時間6月11日午前4時(現地時間10日)に
22ー23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)の
決勝戦がキックオフとなる。
ファイナリストは3シーズン連続でイングランド1部、プレミアリーグの
王者に輝いたマンチェスター・シティとセリエAの強豪インテル・ミラノ。
試合前の予想では圧倒的にシティが優勢とされているものの、
ノックアウトステージ進出以降対戦相手が全て4バックであったのに対し、
インテルは5バック(可変3バック)が基本オーガナイズであり、
5バック相手に苦戦を強いられていたリーグでのシティの様子を見ると
インテルは一筋縄ではいかないように思える。
インテルも今季は数年前にスクデッド(リーグ優勝)を獲得した時と比べて
圧倒的な強さがあるようには見えない。
現に今季はリーグ三位で終えたものの、なんと12敗を喫するという、
近年稀にみる残念なシーズンとなった(CL圏には入っているのだが)。
マイナスなことを言ってもしょうがないので見どころを紹介しよう。
シティは何といっても圧倒的なポゼッションによる攻撃力。
リーグ後半戦に取り入れたストーンズを「偽CB」に配置する
可変3421システムは完全に浸透しきったと言っても良いだろう。
圧倒的な試合支配により、アーセナルと8ポイント開いていた差を
見事にひっくり返してリーグを制覇。
「勝者のメンタリティ」を持つ円熟した水色のチームは
一度波に乗ってしまうとバイエルン・ミュンヘンでさえ、レアル・マドリ―でさえ全くと言っていい程手の付けようがない状況に陥ってしまった。
デ・ブルイネとハーランド、この二人が覚醒してしまえば、
かなりの確率でシティが優位に試合を進めることになるだろう。
一方のインテル。
CLでは持ち前の守りの強さを発揮し少ない得点ながらも
しっかり勝ち切るパターンを手に入れたように見える。
決勝トーナメントにおける準決勝までの計6戦で
シティは17得点なのに対し、インテルは9得点となっている。
しかしインテルは6戦中5試合でクリーンシートを達成しており、
強固な守備と前線の個のクオリティを生かしたカウンターで
勝利を重ねている。
最後に互いの注目選手を。
まずはシティ。
アーリン・ハーランド。
特に説明はいらないだろう。
加入1年目でリーグ戦36Gはプレミア史上最多ゴールであり、
彼以外の選手が破ることは到底あり得ないであろう。
CLの舞台でも10試合で12Gと異次元な数字をたたき出している。
直近の公式戦5試合連続で無得点の今、得点に飢えている筈だ。
決勝での圧巻のパフォーマンスに期待したい。
次にインテル。
こちらはニコロ・バレッラとハカン・チャルハノール。
前者は圧倒的な運動力を持つBoxtoBox。
後者は圧倒的なキック制度を持つプレーメイカー。
この二人がチームの心臓と言っても過言ではないだろう。
最近の試合では今まで中盤のリーダーであった
マルセロ・ブロゾヴィッチが不調に陥っていることもあり、
本来攻撃的MFであるチャルハノールが中盤の底で起用されると
それが見事にはまり完全に復調。
後半戦得点を量産したロメロ・ルカク、そして
チームのエース、ラウタロ・マルティネスの2トップは欧州でも屈指の
「個」の力を持っている。
守る時間が多くなると予想されているが、一瞬の隙を狙った
破壊力抜群のカウンターには注目したい。
以上が簡単ではあるがCLのプレビューになる。
ペップがシティの監督就任後初の悲願のビッグ・イヤーを掲げるのか。
それともシモーネ・インザーギ率いるインテルがそれを阻むのか。
とても楽しみである。
P.S.
サッカーライター風に書いてみました。
どうでしょう?笑
今日は23時までアルバイトがあるのでその前に書いています。
(現時刻2023年6月10日17:51)
今日はオールです。
さあ、行こう。
fin.