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La Rojaが4度目のEURO制覇を成し遂げた!



はじめに

我らがスペイン代表がEURO2024で優勝したぞー!
黄金世代以来ということで初めてしっかり見た大会で優勝してくれました。
こんなにも嬉しいことはないですし、正直涙しました。午前7時に。
ということでGSは以前の記事で解説したのとそれ以降は呟きで投稿したので決勝をメインに全体を見ていきたいなと思います。

決勝戦 vsイングランド

今大会全勝、準決勝までで6試合13得点3失点、しかもGSでクロアチアと前回王者イタリアを破り、トーナメントではドイツとフランスを破るというまさに「無敵」状態で臨んだスペインに対し、あの豪華メンツを擁しながらどうしてあのようなくそみたいなフットボールが出来るのか不思議な、6試合7得点4失点と塩試合の連続で勝ち進んできたイングランドという対戦。
スペインにはロドリ、ククレジャがプレミア勢としている一方、イングランドにはべリンガムがラ・リーガ勢として参加。お互い国内選手が中心となっているチーム構成の中、特に差が付いたポジションは無かったものの、やはりロドリの存在は信じられない位大きいと感じましたし、ヤマル・ニコの両WG対ショー・ウォーカーの両SBのマッチアップは見ものでしたね。

機械採点とメインスタッツだけを見るとスペインが圧倒していたようにも見えますが、前半はイングランドにもそこそこチャンスを作られました。べリンガムの決定機などもあって若干守備に不安を感じましたし、ロドリが負傷によりまさかの前半で交代ということでスビメンディが入り、更に不安が増しましたが、47分、カルバハルがヤマルにボールを預けるとヤマルが斜めに侵入していきイングランドの守備陣が中央に集まってきたタイミングで大外フリーとなっていたニコにパスを出し、ニコが冷静に決めました。

まさに再現性のあるヤマル×ニコの破壊力抜群WGコンビの攻撃で後半開始早々にスペインが先制します。これでヤマルは大会4アシスト目、まさかの17歳と1日でEUROのアシスト王に輝いてしまいました。因みに大会最年少ゴール&アシストも記録し、極めつけに大会最優秀若手賞も受賞。恐るべき17歳。MVP以外の個人賞をほぼ総なめにしましたね。あと何大会出るんでしょう。
その後はイングランドに攻め込まれる時間帯もあり、というところでイングランドはまさかの61分にキャプテンのケインに代えてワトキンスを投入し、70分にメイヌーに代えてパーマーを投入する攻めの姿勢を見せると、73分カウンターからウォーカーのパスをべリンガムが落とし、パーマーがスーパーグラウンダーミドルを突き刺して同点に。もう頭を抱えたどころじゃないですし、やはり23ー24大爆発を遂げたパーマーが仕事をしたなと思いました。こうなるとイングランドが波に乗るのでまずい!と思いましたし、ヤマルの二度の決定機もピックフォードが連続パラドーンで阻止し、嫌な空気が流れていた中、途中出場のオヤルサバルがククレジャのスーパークロスに見事に合わせ、86分に勝ち越し弾を挙げます。今大会のスペインは兎に角勝負強い。PKに入るとイングランドはキッカーが沢山いるので厳しいと思いましたが、そうなる前に決め切る力、流石です。
このまま耐えきり凌ぎ切り、スペインが三大会ぶりの優勝を果たしました。

勝手に採点!(スペインのみ)

ウナイ・シモン7.0
ダニ・カルバハル7.5
ル・ノルマン6.5(🔁)
ラポルテ6.5
ククレジャ8.0🅰👑
ロドリ6.5(🔁)
ファビアン・ルイス7.0
ダニ・オルモ7.5
ラミン・ヤマル8.0🅰(🔁)
アルバロ・モラタ6.5(🔁)
ニコ・ウィリアムス7.5⚽

スビメンディ6.5
オヤルサバル7.0⚽
ナチョ6.0
ミケル・メリノ6.0

大会を通して

7戦全勝、欧州5大リーグの所属国を全て撃破しての戴冠となりました。


クロアチア(3ー0)、イタリア(1ー0)、アルバニア(1ー0)という「死の組」を全勝&無失点で突破し、ベスト16では今大会の台風の目となったジョージアを4ー1で、ベスト8では開催国、そして最優勝候補のドイツを120分の激闘の末に2-1で撃破。ベスト4ではエンバぺ擁するフランスを大会最年少ゴールとなるヤマルのスーペルゴラッソなどで2ー1で勝利。そしてイングランド戦ということで、7試合中5試合は1点差のゲームをモノにしているということで、まさに「勝負強さのスペイン」と言えるでしょう。大会前はスターがいない、DFラインが不安すぎる、モラタに9番が務まるのかというような様々な疑問が飛び交い、私も含め殆どの人がスペインの優勝を考えてはいなかったでしょう(影山優佳さんは流石すぎます)。それでもヤマルとニコの若き2人がスター街道を駆け上がり、DFラインはラポルトが素晴らしい安定感を見せ、サウジへ移籍したことを忘れさせるかのようなハイパフォーマンスを披露し、モラタはゴール以外にもとにかくハードワークを徹底し、カピタンとして立派に勤め上げました(まさかの本日16日、ACミランへの移籍がほぼ確実になったそうで)。

おわりに

さあ、少し気が早いような感じですが2026W杯が楽しみになってきましたね。今回選ばれなかった選手の中でも、ガビやバルデ、クバルシ、パウトーレス・ガヤなどなど未来ある若手、実力のある中堅・ベテランが沢山います。彼らと共にもう一度黄金期を作り上げようじゃありませんか。

Visca La Roja!!!!!

fin.



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