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鏡音リン・レン Happy 14th Birthday Party 「Two You☆★」に見る、クリプトンの思惑についての妄想
先日、7月7日と8日に開催された『鏡音リン・レン Happy 14th Birthday Party 「Two You☆★」』ですが、私は8日の昼公演を鑑賞してきました。
このライブを観て、私が思ったことを書き殴っていきたいと思います。
ライブの感想
まずは、ライブの感想から。
『おこちゃま戦争』から始まり、往年の名曲のオンパレードといった具合だったので、鏡音の熱心なファンはもちろん、「基本はミク廃だけど鏡音も好き」というくらいの人でも楽しめる内容だったと感じました。
私などはまさに後者の類なので、鏡音一家のガチ勢衆の皆様にシメられるかとヒヤヒヤしておりましたが、この定番曲セットリストのおかげで、どうにか鏡音一家の周辺者として認めていただける程度には大盛り上がりさせていただいたと思います。
セットリストについて
逆にいうと、コアな鏡音ファンの皆様の中には、若干の物足りなさを感じた方もいたのではないでしょうか。
鏡音リンレンの今までを振り返るとするならば、ライブ向きではないとはいえ、鏡音ファンに大人気な三大悲劇のどれかがあっても良かったと思いますし、他に入れてもいい様々な名曲があったのではないかと思います。
とはいえ、結果として今回のセットリストのうち、クリプトン公式ライブで初演奏の曲は『おこちゃま戦争』と『いいねってYEAH!』の2曲のみでした。
これを踏まえて私が感じたのは、「このライブって運営からしたらコスパ的に優しいのでは」ということでした。
クリプトンの思惑
クリプトンからすれば、初音ミクに比べれば知名度で劣る鏡音リンレンの初単独ライブというのは、興行的に成功し得るかどうか不安が残るものだったのではないでしょうか。
今回、公式ライブのオールタイム・ベストのようなセットリストだったのは、コスト節約の側面も強いのではないかと思います。日替わり楽曲も含めた全22曲中、20曲は過去のクリプトン公式ライブで作り上げた資産の有効活用だったわけですから。
また、七夕に合わせたとはいえ平日開催であったり、会場もマジカルミライのような大規模な所ではなかったという点においても、コストを抑えたいクリプトンの思惑が伺えます。
今後について
結果として、今回のライブはチケットは即完売、ライブは大盛況の内に終わりましたので、クリプトンの皆様も胸を撫で下ろしていらっしゃることかと思います。
私は、今回のライブは、クリプトンにとって初音ミク以外のキャラクターの単独ライブが成功するかどうかについての試金石だったのではないかと思います。
再来年の1月末になれば、巡音ルカの15回目の誕生日を迎えますが、その時に単独ライブを開催できるかどうかという点において、今回の鏡音リンレンのライブは、クリプトンにとって手応えのある成功事例となったのではないでしょうか。
とはいえ、まずは鏡音リンレンの単独ライブの定期開催を希望したいところではあります。
運営様、何卒宜しくお願いします!
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