【ライブレポ】功夫少女単独公演『妃華生誕』 @ 恵比寿CreAto 2023年02月12日
1月26日におこなわれたグループ初となる1stワンマンライブ『金色昇天』が大成功を収め、ライブの余韻がまだ残っているとても良いタイミングで今回の兵頭 妃華さんの生誕祭に参加してきました。
1stワンマンライブ『金色昇天』では、新衣装や新曲『棒棒棒鶏』の発表などもあり、功夫少女のオタクのみならずメンバーのモチベーションもとても高い状態で今日を迎えられているんじゃないかなという期待と、グループとしては10月のゆなくる生誕以来の生誕祭ということもあり、生誕祭大好き人間の僕としては指折りとても心待ちにしていました。
生誕祭当日
妃華さんはオレンジ色担当なので、せっかくだからオレンジ色の小物でも身につけていこうかなと思って部屋中をひっくり返していたらあっという間に家を出なければいけない時間になりました。
けっきょくあまり気の利いたオレンジ色の小物が見つからなかったのですが、オレンジ色のネックストラップが見つかったのでそれをペンライトのストラップホールに結びつけて急いで家を出て最寄りの駅に向かいました。
事前物販が11時からおこなわれるということもあって、その時間に間に合うようにCreAtoに到着。
フラスタ
会場エントランスのある地下1階へ続く階段を降りていくとそこには立派なオレンジ色で装飾されたフラワースタンドが迎えてくれました。
スタンド中央に2箇所オレンジの花束が設えてあって、その周りを可愛い風船たちが彩りに華を添えています。
フラスタ上部にはウエルカムボードも設置してあったり、星型やハート型の風船もあって、今日はきっとフロアもオレンジ一色に染まるんだろうなーと想像してみたり、妃華さんはどんな衣装で登場するのかなーとか思って開演が待ち遠しくなりました。
ギリギリまで
事前物販のところで生誕委員の方たちと一緒になって、開場時間まで近くのお店に入って作業をするということだったのでご一緒させていただきました。
皆に帯同してCreAtoから目と鼻の先のフレッシュネスバーガーに入って、僕はのほほんとコーヒーを飲みながら生誕委員の方が開場時間の10分前ぐらいまで生誕アルバムを仕上げているのを間近で見たり、終了間際で熱戦が繰り広げられている最中のNIG2023の作戦が話題になったりと開場前からとっても楽しいひと時でした。
フレッシュネスを出てCreAtoの前に戻ると既に整列が始まっていました。いよいよ開場です。
公演概要
■日時 2023年02月12日 日曜日
■会場 恵比寿CreAto
■時間 OPEN 11:50 / START 12:20
■料金 ・優先¥5,000・一般¥2,500 ・当日¥3,000 ※それぞれ+1D
■公演 功夫少女(カンフーガールズ)単独公演『妃華生誕』
■出演 功夫少女(兵頭 妃華/宮瀬 由菜/白城 胡桃/藍谷 依茉/姫翠 瑛梨依/緑川 希星/咲月 仁乃)
■その他 SPチケット:生誕アイテム+優先入場付き
(SPを含む)各チケット:妃華メッセージカード付き
妃華メッセージカード
入場時に受付でA4サイズのメッセージカードが手渡されました(十分な大きさなので部屋に飾ると見栄えが良いです)。カードには妃華さんが白いドレスを着ている画像が差し込まれていて、きっと今日の衣装がこれなんだろうなと!可愛い!
そして、妃華さんに「おおにこにこさんふぃーばーだよ~!」と言われたらこっちもおおにこにこさんふぃーばーにならざるを得ない。
ライブレポ
開演前
ドリンクを交換してから、すれ違うのがやっとの細い通路を抜けてフロアに入りました。今日僕は一般チケットだったので一般エリアの上手側に入りました。
ここ恵比寿CreAtoはなんといってもステージ左右・後方にスクリーンが完備されているのが素敵なところです。
功夫少女楽曲は全てリリックPVが用意されているので、スクリーン完備の箱でステージパフォーマンスの真価が発揮されてメンバーの華やかさがより際立ちます。
今日は特に『神龍闘人』と『棒棒棒鶏』のVをじっくり見てやろうと心に決めています(開演したらしたでどうせメンバーに夢中でろくすっぽ見ない可能性大)。
オープニング
オープニングはいつものSEでメンバーが一人ひとり袖から登場して、所定のポジションについていきます。1曲目何から入るのだろう、、、ドキドキする瞬間です。
そんななか、緑川 希星さんはオレンジ色のリボンがついたケモミミを頭に付けていたり、姫翠 瑛梨依さんが「Happy Birthday」と書いてあるサングラスを付けて登場。
かとおもえば、咲月 仁乃さんはオレンジ色のリボンが付いたヘッドドレスになぜか功夫少女公式のTシャツ姿で現れました。僕は仁乃さんのこの姿を見た時点で「あ、衣装忘れたのかな?」と咄嗟に思ったのですが、いやいや実のところ更にその斜め上をいく理由で衣装を着ていないということがこのあとのMCで明らかになります。
まあとにかく、ただメンバー7人がステージ上に登場しただけで既に情報量が多くて渋滞気味のなか1曲目の『功夫物語』から生誕祭の幕が上がりました。
前日11日に渋谷DESEOで開催された「Girls Grand Party」という対バンイベントでは、最初は声出しOKだったのですが、タイミング悪く出番5組目の功夫少女の時に動員キャパが既定人数を越えてしまい、すんでのところで声出しNGとなってしまいました。
その鬱憤を発散させるかのように、今日は1曲目からフロアはよく声が出ていたように感じました。
1曲目の『功夫物語』から2曲目『舞踏遊宴』→3曲目『東方伝説』と、徐々にフロアのテンションを上げていく構成のセットリスト。
その3曲のなかでも『舞踏遊宴』は個人的に妃華さんの素敵なボーカルを前面に感じられる曲になっているなと思っていて、妃華さんの歌声はこのディスコティックなイメージの『舞踏遊宴』を優しく照らすミラーボールみたいだなって、そんなことを今日も感じながらオレンジのペンライトを右に左にフリフリしてました。
MC1
フロアが程よく暖まったところで場面はMCへ。
ここで一旦それぞれの推し色を点灯させて推しに自分の居場所を見つけてもらうことで、この後安心してオレンジを振れるという、とてもナイスな提案だったと思うし、メンバーからしても的確にレスを飛ばせるのでこれはWin-Winな提案。
それに前述のきらてんのように、推し色を点灯させるというのは明らかに見つけてもらいやすくなるので思いのほか大事なことだ。
要はペンライトじゃなくても、扇子でも目玉でも鼻でもなんでもいいから点灯させた方がレスを貰いやすくなることは間違いなさそう。
つまるところ今日の仁乃さんの代用衣装は、藍谷 依茉さんの靴、緑川 希星さんのスカート、物販のTシャツ、兵頭 妃華さんのヘッドドレス、姫翠 瑛梨依さんのメイク道具ということでした。
こんな悪魔合体みたいな出で立ちでステージに立つアイドルを見たのは初めてだ。全力で応援したい。
上記ツイートの2枚目で掛けている眼鏡が件の似合いすぎのメガネ。瑛梨依さん顔がちっちゃいから大きいメガネが似合うのかなっておもいました。
◇
話題はNIG2023へと移り、今日のこの公演が功夫少女のミクチャアカウントで生配信されているという話に。
今日がNIG2023予選大会の最終日ということもあって、絶対に一位通過したいとのことでした。
ステージ袖から登場した妃華さんは、やはりメッセージカードに映っていたドレス姿で登場してきました。
絵本の中からそのまま飛び出してきたような、とっても可愛いドレスで思わず「お~可愛い~」という言葉が漏れました。
これは終演後のツイートなのですが、胸元のリボン可愛いしとってもドレス似合っていました。フロアのあちこちで「可愛い!」というレスポンスが聞こえてきていました。
ソロ曲
白いドレスに着替え終わった妃華さんがステージに戻ってきました。
妃華さんの曲振りでいよいよソロ曲が披露されます。miwaさんの『ヒカリへ』という曲でした。
僕はこの曲を知らなかったのですが、ステージ後ろのスクリーンに歌詞が映し出されていたので妃華さんの歌声と共に歌詞の内容を把握できてよかったです。
妃華さんの優しいしっとりとしたボーカルがフロアに満ちていき、あっという間に惹き込まれてしまいました。本当に彼女は歌が上手い。聞き惚れてしまったと同時に、歌の内容と相まって強い信念を感じたし、功夫少女に無くてはならないピースなんだと改めて感じさせられました。
1曲目の余韻をステージに十分に残しながら2曲目、西野カナさんの『if』という曲でした。
この『if』という曲、そのタイトルが示すとおり”もしも”がテーマとなっていて、スクリーンに流れる歌詞を見ながら妃華さんが今日この日にこの曲を選んだ理由、この場に集っているファンのひとたちに伝えたいことが込められているような気がしました。
こんなん推しメンが気持ちを込めて目の前で歌ってくれたら泣いてしまいますわ・・・。”君”っていうのはキミのことだぞー!
歌い終わって安堵の表情で「緊張した~」とはにかんだ彼女でしたが、緊張を全然感じさせない圧巻のボーカルでした。ホントに聞き惚れました。
MC2
メンバーがハッピーバースデーの歌を歌いながら、ケーキや花束を持って登場してきました。
僕は生誕祭の数ある見どころのなかでもやっぱりこの瞬間が1番好きかもしれません。メンバーもファンもみんなで一緒になってハッピーバースデーを歌っているこのひと時が空間がとっても尊いなって思います。
「 Happy Birthday Dear 妃華、Happy Birthday To you」と、皆でいっしょになって歌う。こんなにかけがえのない時間ってない。
ケーキに刺さっているロウソクの火を消して、花束とアルバムの贈呈がおこなわれました。贈呈された花束とアルバムをしっかりと両手で抱えている姿がとても嬉しそうで、見ているこちらまで幸せな気持ちになりました。
なかでもメセカが収まっている生誕アルバムの装丁をメンバーが口々に「すごい!」と言っていたのが印象的でした。
続いて妃華さんから19歳を迎えてのお言葉。
上記以外にも、他のメンバーはみんなオレンジを身に着けているのに本人(妃華さん)は身につけていないとか、いつものことながらこの7人は話題が尽きないしMCが面白くてずっと見ていられる。
「そろそろ次に行きたいとおもいます。次の曲も盛り上がっていきましょう『愛仁豆腐』。」と、主役が曲振りをしていよいよライブは後半戦へ突入。
後半戦
この後半戦3曲、順番に『愛仁豆腐』→『満漢全席』→『棒棒棒鶏』という流れだったのですが、このセトリ順を考えた妃華さん凄い。
これまでのセオリーだと最後は『獅子奮迅』or『満漢全席』の2択しかないところを、『満漢全席』の後に最新曲の『棒棒棒鶏』をぶっ込んでくるという試み。
そしてこのセトリは大成功だったと思うし、やっぱり『棒棒棒鶏』はトリを取れるポテンシャルがあったんだというのを実感できた瞬間でもありました。
『棒棒棒鶏』は楽曲の楽しさはもちろんのこと、現衣装の華やかさとも良くマッチしているし、ライブの序盤・中盤・終盤どこに置いても活躍できるのではないでしょうか。サブスク配信が待ち遠しいです。
アンコール
メンバーが捌けて暗転した会場に
「妃華ー!」「妃華ー!」「妃華ー!」「妃華ー!」と、
妃華コールがフロアに木霊しているなか、メンバーが静かに登場しスタンバイ。ステージが明転してイントロが流れます。
藍谷 依茉さんの「アンコールありがとうございます!みんなで一緒にお祝いしていきましょう!」という煽りで『神龍闘人』からアンコールがスタート。
続けてラストは『獅子奮迅』で今日の生誕祭が無事幕を下ろしました。
記念撮影
さいごに告知と恒例の記念撮影やTikTokの動画撮影などの時間がありました。
携帯のヘボいカメラでズーム撮影してもたかが知れているので、それならば遠目で撮った方が会場の雰囲気も伝わるし、この方がまだマシだなということ。
セットリスト
終演後特典会
特典会は主役の兵頭 妃華さんだけ専用の列を作ってステージ下にスタンバイし、他のメンバーはステージ上でおこなわれました。
妃華さんは先程ステージ上で贈られたばかりの花束を手に持ってチェキ撮影をして、お話しのときはチェキにサインをしなければならないので、花束をオタクが持ちながら会話をするというスタイルでした(求婚しているような構図)。
約2時間ほどの特典会だったのですが、そのあいだずっとオタクに握られていた花束の持ち手の部分が握られ過ぎて、”ひのきの棒”の柄の部分みたく細くなってガッチガチになっていたのが面白かったです。
僕も無意識に花束をがっつり握っていたとおもいますし、今度推しとチェキを撮るときに握力計を握りながら会話したらどれぐらい力が入っているか判るので楽しいと思います。
◇
特典会のさいご兵頭 妃華さんの発案で、その時点でまだフロアに残っていたオタク(20人ぐらいかな)みんなで急遽じゃんけん大会がおこなわれました。
じゃんけんの勝者に特典会列の最後尾札2枚(ウラとオモテ)にその場で妃華さんがサインを入れてプレゼントしてくれるという、粋なじゃんけん大会が始まりました。
壇上の妃華さんに勝った人が勝ち残っていって最後まで残った人が勝者です。1枚目は惜しくも2巡目で負けてしまったのですが、2枚目のじゃんけんでなんと僕が優勝してサイン入りの最後尾札をゲットしました。僕はCreAtoのじゃんけん大会は強いんです。えっへん。
勝ち残って妃華さんから直接最後尾札を卒業証書よろしく恭しく受け取った時に、「note書いてね」と言われたので俄然気合を入れて今こうして書かせてもらっています。光栄です、ありがとうございます。
そんなこんなで大盛況のうちに特典会もお開きとなったのですが、特典会のあいだずっとにこにこさんふぃーばーだった妃華さんの笑顔が印象的でした。この1年もっともっと妃華さんが笑顔になれるような楽しいことがたくさん待っているといいなと願わずにはいられません。
兵頭 妃華さん19歳のお誕生日おめでとうございます。オレンジに包まれたとっても素敵な生誕祭ありがとうございました。楽しかったです。
アフタートーク
冒頭でも話しましたが、縁あって今回の生誕アルバム制作の最後の仕上げの場に同席していました。
アルバムが仕上がっていくのを目の前で見ながら、生誕委員の方たちが話す苦労したエピソードや大変だった話し、こだわったところなどを聞いていたのですが、寸暇を惜しんで心を込めて作ってきたんだなという一端が垣間見れて頭の下がる思いと同時に、妃華さんへの想いや熱情が伝わってきて、生誕祭が始まる前からすでに心を揺さぶられたのとひそかさんのオタク尊いぜ!という気持ちにもなりました。
この初期衣装と同系の生地を探してアルバムに貼り付けるのも大変だったそうです。それに、3つの中華ボタンの再現度も目を見張るものがありますし、ちゃんと衣装の上下に走るオレンジのラインまで完全再現されています。こんなの大いなる愛しか感じられません。
今回、生誕アルバムの中のデザインもじっくり見させてもらったのですが、スクラップブック調のデザインでこれまでの単独公演のフライヤーや、妃華さんの画像が散りばめられていたりしてこだわってるなあと思ったし、僕がいつかこういう役割をすることがあったら参考にしたいです。
そうアルバムといえば、生誕のメッセージカードのデザインもとても可愛かったですね。
このメセカのイラストとデザインは緑川 希星さん生誕のときと同じふぅさん作。POPな絵柄と妃華さんの元気な感じが伝わって可愛いです。フォントも可愛い。
あとメッセージを書き込むスペースもこれぐらいがちょうどいいなって思いました。表に書ききれなかったら裏側の余白に書けば良いですしね。逆にあんまり大きくフリースペースが取ってあるメセカを渡されると僕はたくさん書かねば!というプレッシャーを感じてしまうので(笑)
◇
生誕祭は絶対的な主役が決まっていて、自ずと主役の子に目線がいくので、普段推しを見ている場面でも、ああ推し以外はこういうポジションでこういう動きをしているんだなーというのをじっくり観ることができて新鮮だし楽しい。
僕はこうやって感想をテキストに残す手前、推し以外のメンバーもなるべく満遍なく観るようにはしているものの、どうしても本能的に推しを目で追ってしまう病に侵されているので、主役にどっぷりフォーカスできる生誕祭は功夫少女の新たな魅力を発見できるまたとないチャンスでもあるわけです。
今日は特に妃華さんの歌上手ボイスをたっぷり堪能できて耳がめちゃくちゃ幸せな1時間でした。妃華さんのボーカルって、ソロでもめちゃくちゃ聴き応えがあるし、全員のボーカルが入るパートでも埋もれずにしっかり聴こえてきてボーカル全体に厚みを出していると思うんです。とっても素晴らしいグループ唯一無二のボーカルだという僕自身の認識が更に補強されました。
◇
そうそう、僕が1番最初に功夫少女の現場に行ったときに、兵頭 妃華さんの印象について綴った感想がテキストで残っていたので紹介したいと思います。
この時はとにかくそのヴィジュアルの可愛さにびっくりしたのを今でもよく憶えていますが、今現在の僕から見た妃華さんの印象はボーカルとダンスが上手でグループの屋台骨を支える大切な役どころという印象に変わっています。
そして、年初の書き初めでしたためていた目標のとおり、更なる”せいちょう”を見せてほしいと願っています。なんてったってグループ最年少ですからね!まだまだ伸び代がたっぷりとあるはずですから。応援しているし、期待しています。
◇
ということでそろそろまた字数が大台に乗ってしまいそうなのでそろそろ締めたいと思います。
次の生誕祭は3月26日に渋谷GIRTで開催される藍谷 依茉さんの生誕祭が決定しているので、
またその時にゆっくりじっくりとレポートを書きたいと考えております。今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
この他の功夫少女関連の記事は下記マガジンにまとめてあります。よろしければ是非。