LogiNeoN(2021.08.27~22.09.17)→UNDERBAR(22.09.17~) ①
季節の移ろいとともに繋ぐメロディ
デビュー当時から見守ってきたグループLogiNeoN(ロジネオン)が9月17日に解散することが決まっている。始まりがあればいつか終わりが訪れるということは、デビューが決まった時点で運命づけられてしまう逃れられないもの。
始まった時点でそれはもう既に終わりに向かって真っ直ぐに進んでいる。
けれども、終わりがあるということはまたあらたな始まりも訪れるということでもある。そのあらたな始まりを僕らオタクが引き続き観測でき寄り添えるのかという問題は一旦置いておいて、終わったからといって、ぷっつりとそれまでの関係や実績が断絶されるのではなく、それはまた次のスタートラインへと地続きであって、サイコロが転がって賽の目が変わるのではなく空に架かる虹が赤色からなにかしらの線を跨いで急に橙色そして黄色、緑色と変わっていくのではないように、それまでの彩りを引きつつグラデーションになっている。
僕がLogiNeoNを知ったきっかけは結構偶然で、本当にタイミングといえばタイミングだし、必然といえば必然。
僕とLogiNeoNの出会いは上記の記事にさわりを書いているのでそちらを参照していただけたらと思います。
上述のとおり、グループ立ち上げ時点の運営さんの個人垢を以前からフォローしていたということもあり、いち早くグループの立ち上げを知るわけです。
細かいことは上掲の記事に書いてありますが、当時僕の主現場との兼ね合いなどもあり、LogiNeoNの現場に実際に足を運ぶのは年が明けた1月でした。
現在はメンバー3人で活動しているLogiNeoN(ロジネオン)ですが、立ち上げ当時は5人グループでした。デビュー後1か月経つごとに1人また1人とメンバーが減り、あまつさえ運営さんまでもグループを去っていきました(グループ運営は後任に引き継がれています)。
結局LogiNeoNはデビュー当初からメンバーが2人減り、運営も2回変わり現在に至っています。この間、既存メンバーの3人(天海ひさかちゃん、紅葉るうちゃん、海月ゆらちゃん)がどういう気持ちで今日までモチベーションを保ち、踏ん張ってきたのかを直接聞くことはありませんでしたが、想像するに余りあるぐらいやるせない気持ちや辛いことが多かったんじゃないでしょうか。
正直、持ち曲の数はデビュー時点から全然増えないし、新メンバーを迎える様子も見えない、衣装も変わらない、動員も上がっていく兆しがない。暗闇の中を彷徨っているような閉塞感と何かを得ようとしても雲をつかむような不安感、ゴールがどこにあるのかよくわからない、きっといろんな葛藤があってそれでも1年間走り続けてステージに立ち続けてくれました。
LogiNeoNの3人は毎週土日に2本ずつ計4本のライブを基本セットにして休むこと無く3人でず~っと今日まで頑張ってライブを回してきました。実際のところ上述の様に現場に変化が無くて疲弊して去っていったファンも多かっただろうし、それ以上にメンバーが金属疲労を起こしていつメンタルが折れてしまってもおかしくない状態にまでなっていたんじゃないのかなっていうことを考えたりもします。
1年も経たずにあっという間に解散して消えてゆくグループも散々横目で見てきたし、だからこそどんな形であれこうして1年間グループが存続しただけでもきっとメンバーみんなそれぞれ何かしら得たものがあったんじゃないかなと、一ファンとしてそう思いたいです。
そして、まだ諦められない何かがメンバー3人の胸の中にそれぞれあったんだと思います。
僕にはその3人の胸の内に秘めたものが結実する瞬間を目撃できるチャンスがまだある。
そして未来はこの手の中に
いよいよLogiNeoNの解散と同日同イベント内で新たにUNDERBARというグループが立ち上がります。
現体制を終了し、メンバーの入れ替えを含むグループの刷新なんかはこの地下アイドル界隈を行き来していれば日常茶飯事のように目にすること。
今回それが対岸の火事ではなく、自分の身に降りかかりはしたけれど全然悲しくはないし、むしろ止まっていた時計の針がようやく動き出したかのようなワクワクとドキドキで新グループのお披露目が待ち遠しいです。
今日の1周年ライブのMCの時にメンバーが手に持ったノートパソコンの画面に映し出されたこの上記映像をみんなで見ました。
びっくりはしたんですが、僕はそれよりもまだこのメンバーの物語が続いていくし、それを傍で応援できるということが純粋に嬉しかった。だから驚きや落胆よりも嬉しいのほうが今はすごく強い。
この薄暗くて小汚いフロアにアイドルの成長物語(サクセスストーリーでもある)を求めて通っているんだ、という自分自身のモチベーションの根源の1つを改めて再確認できた瞬間でもあります。
2回めのMCタイム中、解散と新結成が発表される前に一周年のお花と記念のアルバムを贈呈したときの写真です。みんな3人とも晴れやかで清々しい表情をしていました。
こんなに晴れやかな表情をしているメンバーの前でしょぼくれた顔もできませんし、なによりこの生き生きとした顔を眺めているだけで、新グループUNDERBARに対する期待値も楽しみも高まってきました。
この時のメンバーみんな本当にキラキラ輝いていて、あの表情はしばらく忘れることができないだろうないうぐらい素晴らしい表情でした。
このライブの詳細は以下のリンク記事に掲載してあります。よろしければ。
5つの色
そして遂に新グループUNDERBARのメンバー5人が発表されました。
新曲のティザーを聴いた時点でメンバーの人数は判っていましたが、なるほどこういう布陣なんだなと、そしてこれからこの顔ぶれでどんなステージを見せてくれるのだろうかとデビューが待ち遠しいです。
このアーティスト写真も面白くて僕は好感が持てます。この顔ぶれで正統派アイドル路線は期待してないですからねそもそも。きっと衣装もメンバーそれぞれこだわりのある個性あるデザインで仕上げてきていることでしょう。
LogiNeoNのメンバー3人は名前に変更が入り、あくまでも新グループは新グループとして心機一転やっていくぞという心意気が感じられます。命名もユニークで僕はこういう遊び方とても好きです。
季節が夏から秋に移ろうようにまた1つのグループがあらたな領域へと突き進む。
あとがき
ひとまずこの記事はここまでで一区切りさせていただきまして、続きは記事を分けて9月17日のUNDERBARお披露目ライブ以降に追加の記事を公開させていただこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。