【ライブレポ】月瀬めい 卒業公演
アイドルグループPiuuuuの最年少メンバー月瀬めいちゃん(アクアブルー担当)の卒業公演にお邪魔してきました。
今夜ライブが行われた場所はグループのお披露目LIVEが行われた秋葉原のTwinbox GARAGEだったのですが、めいちゃん本人にとってもファンにとっても想い出の地だったと思うし、そうした懐かしさと共にめいちゃんの成長っぷりを実感することができる素敵空間がそこには広がっていました。
そしてめいちゃんとデビューからここまでPiuuuuの物語を紡いできたメンバーと暖かいファンに囲まれ、新たな門出を祝うにふさわしい終始笑いあり涙ありのハートフルな卒業公演を見届けることができて、とっても感動しました。
今日までの1年と1か月間(402日間)ずっと一緒に走り続けてきた5人の軌跡、その足跡のオーケストラは今夜いったいどんなメロディを最後に奏でたのでしょうか。
LIVE REPO
会場の秋葉原 Twinbox GARAGEに到着するとすでに入場を待ちわびるファンが会場前にたくさん詰めかけていました。
時を同じくしてフロアの中ではメンバーたちのとてもリラックスした光景が繰り広げられていたようです。
はやたす(速田すみのちゃん)柵の使い方慣れてるだろこれ。やってる人間の腕の使い方だ。
実はこの様子がエントランススペースに設置されている外部モニターにばっちり映っていたのをこの時メンバーたちは知る由もない。
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入場待機列は最前エリア、前方エリアの順に次々とエントランスの奥に吸い込まれて行き、一般エリア入場だった僕は途中に飾られていたスタフラを写真に収めてから、フロアの後方に場所を見つけて開演を待ちました。
卒園といえば、公演後にここあちゃんが投稿した絵日記も相変わらずPiuuuu愛あふれる秀逸な作品で、それでいて涙を誘う文章。
画伯(ここあちゃん)は節目節目のライブでこうして絵日記を投稿しているのですが、こうして思い出を形に残してくれてるのありがたいですよね。
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話を戻しまして、
会場の外で待機している時から、いや前日の夜からずーっと胸がざわざわしていて落ち着かない一日を過ごしていたのだけれど、フロアに入ってまだ誰もいないステージと詰めかけためいちゃんファンの人たちを交互に見ているうちにどんどん緊張が高まっていくのを実感した。
いよいよ卒園卒業公演が始まってしまう!
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前半ブロック
ついに開幕SEに合わせてメンバーが1人ずつステージに登場し、最後に今夜の主役月瀬めいちゃんがステージに。
めいちゃんの衣装は真っ白なドレスにティアラを戴いて、主役にふさわしい可愛いプリンセス姿で皆の前に登場しました。とっても似合ってました。
いよいよ最後のステージが始まっちゃったんだなと、アクアブルー色に灯したペンライトを握る右手に少しだけ力が入りました。そして、一時も目を離さないように今日だけはめいちゃんを目に焼き付けようと、その姿を後方から一生懸命追いました。
1曲目は『SHOOTING STAR』で勢いよく卒業公演の幕が上がりました。けれども、『SHOOTING STAR』のめいちゃんのソロパートの箇所や、「また会えるようにゆびきりしなくちゃね」のパートでもうフロア全体の感情の波が高まっているのをひしひしと感じていました。完全に泣かせにきている・・・。
今日だけはめいちゃん推し!という気持ちでずっとステージ上で躍動する彼女を追いかけていたのですが、こんなに楽しそうにそしてコロコロ表情の変わる魅力的なパフォーマンスをするアイドルさんだったんだなって、いまさらだけどそんなめいちゃんの魅力に圧倒された。
フロア一面がアクアブルーで染まって、まるで水面の上にステージがあるみたいですごく綺麗でした。きっとステージの上から見た景色はもっと綺麗だったんだろうなって思います。
MC1
ここではりなちゃんのアドリブで各メンバーが自己紹介とともに、めいちゃんの良いところを1つ挙げるというコーナーでした。こういうのって意外と直接言ったり言われたりしないから、見てる方もちょっとドキドキしていいですよねー。りなちゃんのナイスな進行でした。
続いて、めいちゃんの今日のお衣装が可愛いという話から急きょ撮影タイムへと移り、フロアから「可愛い!」という声が飛び交うなか、撮影タイムのあいだステージの中央でくるくると回ったり笑顔を振りまきながらじっくり衣装を見せてくれました。とっても可愛かったです。
撮影タイムのあと話題はめいちゃん以外の4人が今日は水色のアクセサリーを身に着けているという話に。そしてアクセサリーだけではなく、メンバー4人の髪型もめいちゃんがいちばん好きな髪型をセレクトしたそうです。
個人的にはるうちゃんのポニテ水色でかリボンがいちばん好きでした。
中盤ブロック
『Sound of music』→『Letter』と繋ぎ、中盤最後は『Melody』でした。引継ぎ曲のこの3曲の繋ぎがとてもよかった。『Melody』という楽曲は、そもそもメッセージ性が強く歌詞に込められた想いが全面に出ている曲です。
今夜の『Melody』はそれこそめいちゃんが今日まで出会って関わった全ての人たちに語りかけてるかのような、今までで一番の『Melody』だったんじゃないでしょうか。そんな切なくもロマンチックな『Melody』でした。
MC2
そして『Melody』の余韻をたっぷりと残しながら、めいちゃん以外はステージ裏へと捌けていきます。めいちゃんは予めお手紙を書いてきてくれていて、フロアへ集まったファンとメンバーへ向けて想いを語ってくれました。
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アイドル一年生ということもあって、沢山悩んで葛藤もして、けれどもステージに立つ瞬間は楽しかったって、ファンのキラキラした視線が大好きだったっと話していました。そして、そんな皆がアイドルでいさせてくれたと、涙を溜め手紙を握りしめながら語るめいちゃんを見ていて、僕はああ良かったなって心底思いました。
他にも印象に残っているところがあって、メンバーについて語ってくれた部分です。
メンバーそれぞれ個性が強くて、その分たくさんぶつかったりケンカしたりもしたけれどそれは向上心があるからの衝突で、それだけ個性が強くて衝突もしてきたからこそ全員が同じ方向を向いて同じ目的に向かう時は、この5人ならなんでもできると思わせてくれるぐらい最強のメンバーだったと語り、メンバー同士の強い絆のようなものが窺えた貴重な瞬間でした。そしてそんなメンバー達がアイドルとしてのお手本でもあったそうです。
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このメンバー同士の絆を物語るエピソードもそうだし、お手紙全体を通してめいちゃんの謙虚で一生懸命な姿勢がとてもよく表れていて、めいちゃんはホントにいい子だなあと、だからみんなから愛されるんだよなあと心の中で感心しっぱなしでした。
そして、手紙を読み始める前に「正直読み切る自信がありません。」と語っていためいちゃんでしたが、涙を見せながらもしっかり最後まで読んで想いを届けてくれました。ありがとう。
あと、この様子を裏で見ていたスタッフさんが一番号泣していたということをりなちゃんが話していて、スタッフさんの強い愛も感じることができてとてもよかったです。
終盤ブロック
終盤は『ウォルフライエ』→『さよならエスケイパー』という流れでPiuuuuらしい構成でした。最後の『さよならエスケイパー』は僕が最近とても好きな曲なのでこの曲をラストにもってきてくれて嬉しかったです。
この『さよならエスケイパー』にも”出会い”や”別れ”のニュアンスが歌詞に流れていて、今日のこの卒業とオーバーラップする部分があるんだけれども、前向きに大切にこの先の未来も進んでいけるよっていう力強さもあって、実は卒業にぴったりな曲なんじゃないかなって思っています。
それでもこうして5人が横一列に並んで静かに『さよならエスケイパー』のイントロが始まる光景を見るのも最後なんだよなと思いながら5人を眺めていました。
アンコール
アンコールは『SHOOTING STAR』でした。
はやたすが「これが本当にラストの曲です!」と煽りを入れて、正真正銘めいちゃんラストのパフォーマンスが始まりました。
惜しい寂しいと思えば思うほど、それこそ流れ星のようにあっという間に終わってしまった。
けれどめいちゃんも他のメンバーもとびっきりの笑顔で5人の『SHOOTING STAR』がステージ上をぶっ飛んでいきました。
開幕から1曲1曲と歌い終わるたびに、もうこの曲をこの5人で歌う姿を見ることはないんだよねと自分に言い聞かせながら、噛みしめながら見守った60分間。
素敵なひとときはあっという間に過ぎ去ってしまったけれど、今日まで5人で駆け抜けてきためいちゃんの想いは、これからPiuuuu第2章を創っていくメンバーやファンの心にしっかりと刻まれ引き継がれたはずです。
”想いは限りのない明日を開く鍵になるから・・・”
ああそうか、めいちゃんはデビューしてからのこの402日間ずっとキラキラと輝きながら飛び続けていた流れ星だったんだ。
”君は今日空見上げたかな?”
アフタートーク
ここからは編集後記ということで好きな事を書きます。
まず、本当に行ってよかった!これに尽きます。
僕は卒業公演というかそもそもお別れのシーンに立ち会うのが昔からとても苦手で、あまり直接そういう場に足を運ぶのを避けて遠くから別れを見守ることが多い。
なので今回の公演も前々日ぐらいまでチケットを買うのを保留したまま、行くかどうしようかずっとうーんうーんと悩んでいました。
けれど直接めいちゃんに「卒業おめでとう」と、労いの言葉をかけてあげたかったのと、どうしても「めいちゃん偉いね」って直接言いたかった。
そしてこの記念すべき卒業公演をこうしてテキストとして記録に残したいという、ある種の使命感みたいなものにも駆られ行く事にしました。
今公演は幸いなことにセットリストの約半分ぐらいが撮影可能なこともあり、沢山のライブ映像や写真が残ったとおもいます。
けれども僕の目を通して僕だけが見た景色からしか掘り起こせないもの、テキスト媒体じゃなければ出せない何かがそこには絶対にあると信じていまこうして書かせてもらっています。
この記事を書き上げているあいだ、参考資料として何度もめいちゃんやメンバーの投稿、公式の投稿を見返しては寂しさがぶり返してきてしまい(特にめいちゃんのALTとるうちゃんのALTね)手が止まってしまう日もあったのですが、こうして無事書き終えることができました。
それもひとえに感動を与えてくれるアイドルさんあってのものだし、こうしていつも最後まで読んで頂ける読者の方々のお陰です。いつもありがとうございます。
ライブ映像
今回の卒業公演のダイジェスト映像が公式から出されています。引きの画角でセットリストすべての楽曲がダイジェストで収まっています。
そのほか、いつも現場で仲良くさせてもらっている知り合いの方(パンチャンさん)が撮影・編集したダイジェスト映像もYouTubeにアップされています。
YouTubeの方のダイジェストはカメラが近くて、めいちゃんの生き生きとした表情がよく写っているし、何よりもこの編集に愛をひしひしと感じる必見の作りだ。
アングルも下手側横方向から撮っているので真正面からではなかなか捉えることのできない表情が収録されている。ぜひ見て当日の雰囲気を味わって欲しい、そんな映像となっている(パンチャンいつもありがとう)。
公演が終わってから毎晩のように映像を見返しているのだけれど、随所にめいちゃんの千変万化な愛嬌あふれる笑顔が散りばめられている。
こうしてあらためてこの日のステージの様子を画面越しに見ているだけでも、本当に素敵な夜だったなと思うし、卒業しちゃったんだなという寂しさも同時にこみ上げてきてしまい目頭が熱くなってしまう。
月瀬めいちゃん
じつは今日この卒業公演で初めてめいちゃんとチェキを撮ったのですが、実際に話してみて感じたのは、天真爛漫!愛嬌があっていい子!とにかくいい子でした。
めいちゃんの周りにたくさんの暖かいファンの人たちが居るのも納得。正直なんでアイドル辞めちゃうのって、惜しい気持ちでいっぱいになってしまいました。今からでも引き止めた方がいいんじゃないの!?と思ってしまうぐらいでした。
でもきっとこうしてたくさんのファンに惜しまれながら卒業を迎えることができるのってアイドル冥利に尽きるんじゃないのかなってそう感じます。そしてそれは言うまでもなく、アイドル未経験だっためいちゃんがここまで一生懸命アイドル活動を全力でがんばってきた結果だとおもいます。本当にめいちゃんは偉かった。
この一年間めいちゃんが歩んできた道は、なんだか ”迷いは捨てて進めば知らない自分に会えるさ” を現実に手繰り寄せながらひたむきに歩み続けた一年だったのかもしれません。
そして何度でも声を大にして言いたいのですが、学業とアイドルを両立しながら本当にここまでよく頑張ったと思いますし、アイドル活動が出来るということへの感謝の言葉を折に触れて語っていためいちゃん。メンバーやファンへの感謝を語っていためいちゃん。
そんなめいちゃんだからこそたくさんの人に応援され愛され続けているんだなってあらためてそう感じました。このまま素直で謙虚なめいちゃんのまますくすくと健やかに育って?いって欲しいと切に願います。
たくさんの人に愛されるっていうのはアイドルにとって絶対に必要な要素だし、アイドルを卒業した後もめいちゃんのその持ち前の愛され力(りょく)は、これから先の新たな挑戦の助けになり支えになってくれるはずだし、めいちゃんならどんな困難もぜったい乗り越えられると信じています。
これからもその天真爛漫な笑顔で誰かを照らし続けていてください、めいちゃんの未来に幸あれ!
卒園 卒業おめでとう
LIVE INFO
■日時 2024年11月04日(月)
■会場 秋葉原 Twinbox GARAGE
■時間 OPEN 19:00 / START 19:30
■料金 ・最前¥10,000・前方¥3,500・一般¥1,500 /当日券+¥500 ※それぞれ+1D
■公演 「月瀬めい 卒業公演」
■出演 Piuuuu(月瀬めい、木南里菜、速田すみの、兎田心愛、神﨑るう)
■その他 特典:最前(・あなただけのサイン入りお手紙 ・11/8(金)夜帯アフターパーティー参加券)/ 前方(・直筆サイン入りメッセージカード)/ 全種チケット共通(・卒業公演記念ステッカー)