【ライブレポ】ラナキュラ~黒木いろ生誕祭~『くろきイロイロふぇすてぃばる ー 黄色の閃光 ー』2024.11.23
先日、地下アイドルにおける僕の推しメンオブ推しメンこと、ラナキュラの黒木いろちゃんの生誕祭にお邪魔してきました。
去年おこなわれた生誕祭『くろきイロイロふぇすてぃばる ー 奪い愛いろ ー』(赤羽ReNY)に続き、今回2回目のくろきイロイロふぇすてぃばる(いろちゃん生誕祭)でした。
公演概要
■日時 2024年11月23日 土曜日
■会場 WOMB LIVE
■時間 OPEN 11:30 / START 12:00
■料金 ・優先¥4,000・一般¥2,000 ※各+1D
■公演 『くろきイロイロふぇすてぃばる ー 黄色の閃光 ー』
■出演 ラナキュラ(黒木いろ、百瀬 あぐり、仲原 楓海、村神 笑愛、三真 るい、あみ乃)
■その他 入場特典:オリジナルブロマイド配布 / 50着限定生誕祭Tシャツ販売(¥4,000)
ライブメモ
会場となったWOMB LIVEのフロアはまさに黄色一色だった。
今日限定で発売された生誕Tシャツが真っ黄色だったのと、ペンライトも黄色で、フロア一面が星を散りばめたような、黄色の閃光というよりは黄色い星の海のようだった。
きっとステージの上からそれを見たいろちゃんには特別綺麗な光景だったに違いない。
来場したファンを楽しませたいという想いはそのままに、昨年の生誕祭よりも更にラナキュラらしさであったり、現在(いま)の黒木いろを感じられるそんな生誕祭だった。
そんな現在(いま)のいろちゃんをたっぷりと感じられる、とてもハートキャッチでハピネスチャージなきゅあきゅあ(CURE CURE)生誕祭だった。
衣装
演出やセトリの前に、まず目を引いたのが今年の衣装だ。SEとともにステージに登場した黒木いろちゃんは、可愛いのイデアなんじゃないかと見紛うばかりに可愛いかった。ただただ可愛かった。
昨年は真っ白なドレス姿(少し黄色みが買ってたかな?)でお姫様みたいなスタイルだったんだけれど、今年はまさにアイドル!っていう装いの衣装でぶりっぶりに可愛かった。可愛いの化身みたいだった。
なんでこんなに毎年毎年可愛いをアップデートし続けられるのだろうか。いや、だからこそアイドルなんだろうけど、それにしてもこの日の可愛さは常軌を逸していた。
いろちゃん本人が大いに意識してこういうデザインにしたようなのだが、まるでJellyBeansを散りばめたようなデコレーション、胸元の大きなリボン、多段フリル、アームカバーとレッグカバー……完璧だ。自称プリキュアおじさんの端くれこと、僕の目から見てもとってもプリティでキュアキュアだった。女児だった頃のいろちゃんが描いていたであろう夢をそのまま具現化したようなそんな衣装だった。
過去の生誕衣装を振り返ってみても、こんなにプリティでキュアキュアでアイドルアイドルした衣装は今回が初めてだったんじゃないだろうか。
ため息とともに「可愛い・・・。」という単語しか出なくて困ってしまう。語彙が消失するとはまさにこのことか・・・。どうやら眼前の可愛すぎるプリキュアに完全に浄化されてしまったようだ。
セットリスト
さて、衣装の可愛さについては充分触れたのでそろそろ本題に入っていこうとおもう。
今回のセットリストはラナキュラの鉄板曲と新しめな曲がバランスよく配置された、ベストアルバム的なニュアンスの強い構成。今現在のラナキュラの魅力を1回のライブで理解するにはこういうセットリストに自ずとなってくるだろうなという構成だ。
つい先日リリースされたばかりのラナキュラベストアルバム「ラナコレ1」に収録されている曲ばかりなので、このアルバム1枚で今日のセトリをすべてカバーできる。
そんなラナキュラの美味しいところをぎゅっと詰め込んだセトリの中に、いろちゃんがソロカバーで披露したミカヅキ(さユり)がキラリと輝きを放っていた。
ミカヅキといろちゃん
この「ミカヅキ」という楽曲、僕はこの日いろちゃんの歌声で初めて聴くことになったのだけれども、後で歌詞を見ていろちゃんがこの曲を歌いたかった意味がなんとなく分かった気がした。
そしてソロといえば、かつて「しゃぼん玉」をいつも恥ずかしそうにモジモジ歌っていた姿と、今目の前でたっぷりと感情を乗せて堂々と「ミカヅキ」を披露している姿を重ね合わせて、成長したよなあとしみじみ感じました。
ツインテールでプリキュアみたいな服を着て、1フレーズ1フレーズを噛みしめるように気持ちを乗せて大切に大切に「ミカヅキ」」を歌い上げる姿がどこか滑稽で、けれどもそんな一生懸命な姿がとても愛おしくいじらしく感じました。
また、この「ミカヅキ」や、先程も触れたかつての持ちソロ曲「しゃぼん玉」だったり「似合わない勇者」とを1つに濃縮したら、黒木いろちゃんの心のデリケートな部分に手が触れてしまいそうな気がして僕は少し怖かったりもする。
M3→M4の繋ぎ
「ミカヅキ」の後にもってきたのが「青と夢追のメロディ」だったのだけれど、「ミカヅキ」のアウトロの余韻そのままに「青と夢追のメロディ」出だしの静かに始まるピアノのメロディが綺麗にハマってこれがまた素晴らしい演出だった。
ラナキュラの持ち曲のなかで選曲するなら、「ミカヅキ」の後は「青と夢追のメロディ」しかなかったと思う。「青と夢追のメロディ」に繋げるか、MCを入れてぶった切るかの2択しかなかったはず。
革命的シナジー
M9 革命的シナジーがトリを飾ったわけだけど、メンバー全員で創り上げた曲でもあり、いろちゃん本人がメインで振り付けを考えたということもあって、人一倍想い入れのある楽曲なのだろうというのが伺える。
そしてそのタイトルが表す通り、ラナキュラ史においてエポックメイキング的な立ち位置になっていて、今年のラナキュラを語るうえである意味「夏色ドラマチック」以上に記念碑的な楽曲といえるだろう。
アンコール
前述の「革命的シナジー」や「夏色ドラマチック」とはまた違った意味でラナキュラにとって大事な立ち位置の楽曲の「君と星のディスカバリー」が大ラスを取った。
個人的に思うのは、ピコリモードとラナキュラの端境期を大きな夜空で包みこんで見守ってくれていたようなそんな楽曲でもあり、ラナキュラとして生まれ変わったグループの大きな推進力にもなった代表曲(アンセム)でもある。
そんな「君と星のディスカバリー」が生誕祭のラストを飾った。たくさんの黄色い星が瞬く今日のフロアにピッタリの曲だ。
そして今日これだけ沢山の星がフロアで瞬いているのは、それは黒木いろちゃんという一等星がステージ上で燦然と輝き続けているからで、その黄色の閃光でフロアを照らしてくれているからなんだ。