【ライブレポ】功夫少女 単独公演『大星祈願』 @ 新宿WALLY 2022年12月26日
功夫少女の単独公演も早いもので、デビュー以来今回で通算6回目の開催となりました。毎公演毎に新曲の発表やワクワクする告知があったり、特別衣装での公演や、カバー曲の披露などなど毎回ファンを飽きさせない仕掛けが詰まっている功夫少女の単独公演。
今公演『大星祈願』も新曲『神龍闘人』の初お披露目が事前に告知されていて、今公演の目玉となっている。
公演概要
■日時 2022年12月26日月曜日
■会場 新宿WALLY
■時間 OPEN 19:00 / START 19:30
■料金 ・優先¥2,000・一般¥0 ・当日¥1,000 ※それぞれ+1D
■公演 単独公演『大星祈願』
■出演 功夫少女(宮瀬 由菜/白城 胡桃/兵頭 妃華/藍谷 依茉/姫翠 瑛梨依/緑川 希星/咲月 仁乃)
■その他
ライブメモ
開演前~前半部分
おなじみの中華SEが会場に流れて、功夫少女のメンバーが一人ずつステージに登場してきました。
このとき各メンバーが出てくる順番と立ち止まる位置で1曲目に何をやるのかが分かるようになってから、功夫少女の現場に通い慣れてきたな~って思うようになりました。
今日の1曲目は『東方伝説』からスタートし、『愛仁豆腐』→『舞踏遊宴』という繋ぎ方で前半ブロックが進みました。
デビュー時からのナンバー『東方伝説』と『舞踏遊宴」は、最初の頃とくらべて明らかにパフォーマンスに安定感や余裕が出てきていて、どんどんGROOVIEなステージが作れるようになっているなっていうのをフロアに居て感じる。これはメンバーが日々レッスンを頑張っていたり、問題意識を常に持ってライブに取り組んでいる証拠なんじゃないかなって思う。そうしてステージとフロアの一体感が高まると、MIXやコールも気持ちよく打てるし、初めて観る人にもカンフー現場の楽しさがより伝わるようになるんじゃないかなって思いました。
新曲をアピールするのはもちろん大事だけれど、こうやって初期曲を絶えずブラッシュアップすることもとっても大事。
『愛仁豆腐』から『舞踏遊宴』への繋ぎはBPM帯も近いしどちらも暖かみのあるサウンドなので、自然な流れで場面が進行していってとても心地よかった。『舞踏遊宴』→『愛仁豆腐』という逆順の繋ぎも全然アリ。
ヱビスラムネ氏作『舞踏遊宴』の方が電子音チャイニーズPOPを地で行くような軽快な作りで、そこからさらにピコピコ要素を強めにして押し出しを強めたのがRYO-P氏作曲の『愛仁豆腐』。どちらも振りコピ要素が強くて僕は大好きな2曲。
特に僕は最近『愛仁豆腐』がすこぶる好きで、曲のカッコよさはもちろんのこと、各メンバーの可愛さやカッコよさが随所に散りばめられた振り付けがたまらなくクセになるし、何より振りコピしていてとっても楽しい楽曲です。
MC
中盤~後半部分
M4 新曲『神龍闘人』(ドラゴンファイター)
MC終わりの曲振りでいよいよ新曲の『神龍闘人』のイントロが流れ始める。功夫少女の他の楽曲でも使われている銅鑼の音や中国の打楽器のサウンドとともに”神龍闘人ぶちかませ!”というサビ部分の1フレーズで始まる。
冒頭の中華っぽいイントロを通過したあとはロック色の強いリフが続いている印象で、キックも高速でガシガシ踏んでいたような気がする。
MCで水色担当の緑川 希星さんが語っていたとおり、かなり早いテンポの曲で振りを追いかけるのがやっとだし、振り付け自体もなんだか難しそうな振りだなあという印象を受けました。この曲を丸々振りコピするのは結構時間がかかりそうな気がしました。まあとにかくテンポが早い。
そしてこの難しい振りを付けた藍谷 依茉さんが凄い。MCでもその苦労を話していましたが、依茉さんの努力と熱量もさることながら、新たな魅力(才能)が発見できてよかったです。
なんといっても『神龍闘人』は今日が初出し、これから歌唱もダンスも現場を重ねていく毎に練度が上がっていって、今日よりももっとカッコいい『神龍闘人』を見せてくれるんだろうな~という期待でいっぱいです。
にしても、この曲のダンスは難しさも然ることながら消費カロリーも高そうです。セトリの後半とかに入ってくると結構キツそうだなあと思いました。
次曲『虎虎老虎』も曲の入りが銅鑼の音からなので、『神龍闘人』との繋がりが良い。なので、『神龍闘人』のケツと『虎虎老虎』頭をMIXして繋げたらカッコいい気がする。
M6『功夫物語』~M8『満漢全席』
7曲目の『秘密幽玄』も振りコピがとっても楽しい曲になっていてお気に入りのナンバー。振りコピの楽しさ以外にも、作詞にアンスリュームのちぎらちゃんが携わっているのも、この曲が大好きな理由の1つ。
振り付けのなかでキョンシーのポーズをする箇所があるのだけれど、10月29日の単独公演『宝華繚乱』では実際にキョンシーのコスプレ衣装でこの楽曲を披露し、めちゃくちゃ可愛かったのも記憶に新しい。
ラストの『満漢全席』は、中華料理の名前が歌詞に散りばめられていたり、料理を作っている仕草や食べる仕草が振り付けの中に可愛く織り込まれている。
メンバーもいつも楽しそうにパフォーマンスしていて、それを見ている側に多幸感をたっぷりと感じさせてくれる楽曲。そしてなぜかこの曲を聴いていると脳内でミュージカルの大団円の様な場面を思い起こさせる、まさにラストにうってつけ。この『満漢全席』はデビュー時からの楽曲ながら未だ音源が配信されていないので配信が待ち遠しい。
あっという間の8曲を披露し終えてステージを後にするメンバー。メンバーが捌けた後にステージ前面の緋色の緞帳が出て、フロアはアンコールのタイミングを窺う。
アンコール
上記ツイートのとおり、今公演のアンコールも前公演に引き続き、緑色担当の姫翠 瑛梨依さんの影ナレ”アンコール”の音頭で始まりました。もうこのまま瑛梨依さんの専売特許として恒例にしても良いように思います。面白いし、会場のオタクも楽しそうにアンコールしているし。
アンコールの合唱が数分続いたあと、閉じていたステージ前面の緞帳が開きメンバーが再度ステージに登場。
M9 『神龍闘人』
アンコール1曲目は『|神龍闘人《ドラゴンファイター》』、再度新曲を披露してくれた。新曲を蔵出しする日のセトリは今のところ必ず新曲を2回入れてくれているので、今日もあるだろうと期待していました。
2回目だと、ざっくりとした曲の流れやポイントになる振り付けを覚えられるのでとってもありがたい。
しかしまあ、2回目見てもやはり曲のテンポが早いし、フォーメーションの切り替わりも目まぐるしく、メンバーを目で追うのが忙しい。今後何度か見ていくうちにもう少し目が落ち着いてくるのかな。
M10 獅子奮迅(Live ver.)
今日ここまでまだ披露していなかった『獅子奮迅』でラストを飾る。一度目にしたら忘れられないぐらい印象的な、間奏の横移動がこの曲の代名詞とも言えるけれども、落ちサビ前のガチ恋口上も現場ではかなり盛り上がるシーンの1つ。更にライブverだと1分ぐらいのアウトロが追加されて、全長5分の楽曲へ進化する。この延長アウトロ区間も盛り上がるポイントの1つなので、是非現場で『獅子奮迅』の楽しさを体感して欲しいです。
公演後
今回を含めてここ3公演ぐらい、公演後の恒例行事となっているTikTokの撮影タイムがあり、『秘密幽玄』の曲で動画撮影をしました。
振りコピ勢の僕としては俄然張り切るところなので、今回もノリノリでやらせてもらいました。とっても楽しかったです。
TikTokの撮影後はステージ上のメンバー全員をカメラに収めることが出来る、これも定期公演恒例の撮影タイムと、メンバーとフロア全員での記念撮影がおこなわれました。
告知など
撮影タイムに続いて告知があるということで、ステージ前面のスクリーンがするすると降りてきました。
告知① 受注生産パーカー発売のお知らせ
告知② 1月26日に開催される1stワンマンライブ『金色昇天』にて、katz氏作詞作曲『棒棒棒鶏』お披露目が決定。
告知③ 1月2日の単独公演開催決定
公演後の告知では以上の3点が発表されました。
次回作『棒棒棒鶏』について
なんといってもびっくりしたのが、これまでにアンスリュームのサウンドPとして数々の名曲を世に送り出してきたkatz氏が功夫少女にも曲を提供してくれるということ。元々アンスリュームのオタクだった僕にとって、こんなに嬉しいことはないです。
このkatz氏を語らずしてアンスリュームの楽曲は語れないというぐらい、楽曲制作において無くてはならない存在の人。まあとにかく変態的な楽曲(褒め言葉)を作らせたら超つよいです。
Katz氏の音楽制作秘話みたいなのは上記リンクからたっぷりと読めるし、なんならアンスリュームの物販に行けばだいたいいつも物販スタッフやってます。とっても気の良いお兄さんです。
さらに、前々作『秘密幽玄』では作詞にアンスリュームのちぎらちゃん、前作『愛仁豆腐』では同じくアンスリュームに多数の楽曲を提供しているRYO-P氏と、こうして続々とアンスリュームの楽曲制作陣を巻き込んでいく様は功夫少女の勢いを象徴しているかの様です。何より、僕がめちゃくちゃ嬉しい。
アフタートーク
今回で6回目となる単独公演『大星祈願』でした。毎回単独公演のたびに新しい挑戦や試み、新曲などが告知されて回を重ねる毎にグループとして着実にステップアップしていっている姿をファンとして追えていて、単独公演が本当に楽しみです。
今日は1月26日の1stワンマン『金色昇天』について新曲『棒棒棒鶏』の発表が告知されました。しかし、きっとまだあっと驚く発表が当日いくつかあるんだろうなと予想しています。その中でもタイミング的に新衣装のお披露目はかなりの確率で実現するような気がしています。
この1月26日のワンマンを逃すと次に新衣装に替えるタイミングが恐らく5月の周年イベントまでずれ込む事を考えると、やはり1月26日が新衣装に替える絶好のタイミングなんじゃないかなとおもっています。
他にも予想できるのが、ツアーの発表はあっても良さそうな気がします。特に春先は東名阪規模のツアーは組みやすい時期かなとも思うし、去年の大阪名古屋遠征からちょうど半年を過ぎた頃というのもタイミング的に良い。更には、夏のTIFや@JAMなんかを見据えるとするなら春先は勝負なんじゃないかなと。
◇
日々個性豊かな7人のメンバーが夢に向かって駆けていく、キラキラした姿を側で見て感じることができて、いま功夫少女の現場が楽しいです。
今回も最後まで見ていただきありがとうございました。功夫少女のその他の記事は以下のリンクにまとめてあります。お時間がございましたら是非!
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