思い出がアップデートされていく瞬間
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"Hello,World!"
"ピコリモードのデビューライブ_"
"『ローンチパーティ-覚醒とファンファーレ-』@ duo MUSIC EXCHANGE 2023.02.26_"
"僕にとってグループの始動から驚きっぱなしのピコリモード_"
"デビューライブをしっかり目に焼き付けてきました_"
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グループが始動し始めたときのこと
2月4日の夜に突如黒木いろちゃんからのTwitter通知が飛び込んできたところから始まりました。その時の僕の気持ちは別記事につらつらと書いているとおり嬉しびっくりな反面、正直複雑なものでもありました。
だってそれはまるで、月に戻っていってしまったかぐや姫がある日ひょっこり帰ってきたようなものなのですから。彼女の場合ネバーランドなんですけどね。
メンバー発表は驚きの連続
グループ全体の話をすると、黒木いろちゃんの他にもびっくりする人選が続きました。元ポスタルジアの あみ乃ちゃんと元ワールズエンド。の 百瀬あぐりちゃんです。
アンスの現体制ラストワンマンライブも、ワルエンのラストライブも、ポスタルジアのラストワンマン、3人が卒業していったライブを見届けてきた僕にとって、この3人が1つのグループとして集う今日のローンチパーティーはまるで同窓会のような場所になりました。
ライブ当日
遂にデビューの日になりました。昨夜は緊張していて寝付きが良くなく、朝方に空が少し白んできた頃にやっと眠ることができました。
開場時間の5分前ぐらいにduoの前に到着するとエントランス前は既に開場を待つファンでごった返していて、それこそ昨年4月9日のワルエンラストライブを思い出させる盛況ぶりです。
開場時間を20分ほど押してようやくフロアに入ることができました。僕は優先チケットで入場したのですが、視界の邪魔にならないギリギリ柱の横付近でした。その後も続々と入場が続いて、あっという間にフロアの上段後方までお客さんで埋まっていきました。
時々後ろを振り返り見ながら、これだけの人がこのデビューを待ちわびていたんだなというのをようやく肌で実感することができました。
◇
期待と不安と、本当にいろちゃんが目の前に現れるのか?という疑いと不思議が半分半分みたいな心情で、この焦れったい気持ちを誤魔化す様に一緒に来ていた友人と他愛の無い話で開演を待ちました。
開演直前に会場アナウンスがあって、そのあと間もなくしてフロアが暗くなり、初めて耳にするSEが流れ始めてメンバーがひとりまたひとりとステージに登場してきました。
誰がどの順番で登場したのか全然覚えていないんですが、あみ乃ちゃんが元気に出てきて、あぐりちゃんが満面の笑顔で登場して、そして視線の先に黒木いろちゃんを捉えた瞬間にやっぱり胸がいっぱいになってしまって、もし今日一人で会場に来ていたら泣いてしまっていたかもしれない。
◇
衣装は特にメンバーカラーが設定されている感じではなく、全員統一感のある青や水色、紫などの寒色で統一されていました。ペンライトを振るか少し迷ったんだけれど、いろちゃんはやっぱり黄色だよなと思い直して黄色を振りました。6
いろちゃんの衣装は短めのスッキリとしたスカートに袖がゆったりと膨らんだ長袖、肩口にはメイドさんの様なフリルまで付いていて、更にはケモミミまで装備!もうねそれが可愛くて可愛くて、可愛いの暴力を具現したような権化のような、ついこの間まで一般人だったとは思えないぐらいどうしようもなくアイドルで、やっぱりいろちゃんはアイドルだな!って見るものをねじ伏せて納得させるだけのパワーと輝きがありました。
一般人女性として生活していたブランクが1年近くありながらも、こんなに自然にあたかもこの間もずっとステージに立ってましたけど?と言わんばかりに、以前と変わらない表情で今日もステージで飛んで駆けて、堂々と歌っている姿を目の前で見て、天性のものを感じずにはいられませんでした。彼女はアイドルでなきゃ勿体ない。
その歌声や仕草、視線の送り方や手足の動かし方まで隅から隅までどうしようもなく昔の彼女の記憶とオーバーラップする部分と、何か吹っ切れたようなワクワクしているような躍動感や勝負しに戻ってきたんだなっていう覚悟を同時に感じて、嬉しさとドキドキと、僕のなかに大事に仕舞われていた彼女との思い出がアップデートされていくのを感じました。
◇
冒頭で紹介した記事にも書いていたように僕はピコリモードの情報が出た当初嬉しさ半分、戸惑い半分みたいな気持ちの間でだいぶ揺れ動いていたのですが、結局いろちゃんの顔を見た瞬間に何かそういう迷いのようなものはアイドル黒木いろという存在によって一瞬のうちに吹き飛ばされていました。
それでもまだ拭いきれない何かがあったとしても、それはこの先のステージできっと払拭されていくような気がします。それだけの可能性とポテンシャルを今日のいろちゃんからは感じ取ることができました。覚悟を決めてまたこの業界に舞い戻ってきたその生き様をこれからのステージで遺憾なく見せていって、ファンをどんどん魅了していって欲しいです。
再デビューしたからには(以前とは違う推し方になるかもしれないけれど)、僕にとってアイドル黒木いろは推しであることに変わりはないので、アイドルとして突き進んでいく限り応援していこうとおもいました。ほんまに頑張ってどデカい凄いグループになっていって皆をギャフンと言わせてください。
ここまで斜構みたいなポーズで小難しいことをずら~っと書いてますが、まあ可愛いんですよ圧倒的に可愛い!どうしようもなくアイドルだし、いろちゃんは可愛い!かわゆすギルティ!!大好きです。
楽曲のはなし
1曲目に聞き覚えのあるイントロが流れてめちゃくちゃテンション上がりました。まさかまた「エビデイあけおめ!」を聴ける日が訪れるなんて!
曲のアレンジや振り付けもガラッと変わってて、振りコピ勢の僕は自動的に以前の振りをするしかなかったのですが、楽しかったし、やっぱりこういう名曲が継がれていくのは嬉しい。
そして既に楽曲の一部が公開されていた「嘘恋メモリアル」と「似合わない勇者」もようやく曲の全容が見れて、僕は今のところ特に「嘘恋メモリアル」良い曲だな~という印象です。
そのほか「オオヱドインパクト」や「ユビキリゲーム」はしっかりとゲーム(遊び)を意識した曲と振り付けになってる感じで、コンセプトがしっかりしている印象でした。面白い。
僕は元々ピコピコ系の電子音チップチューン楽曲好きなので、早くピコリ楽曲の配信が待たれるところですし、これからワクワクするような新しいシーンを作っていくぞ!みたいな気合をどの曲からも感じました。
終演後特典会でのはなし
終演後すぐに物販に並びました。物販にはよく見知った方がお手伝いをされていました。アンスの現場もあんまり行かなくなって久しいので懐かしいな~と思いながら、「いろちゃん1枚」と告げてチェキ券を貰い、すぐ隣でポイントカードのお手伝いをしていたアヨさんからポイントカードを貰った時に気付いてくれて、まだ憶えてくれているんだな~って嬉しかったです。
チェキ券を握りしめたりまじまじと見つめたりしながら特典会列に並びました。こうしていろちゃんの最後尾札を持って列に並んでいるだけでも、これまでの思い出がボロボロと頭から蘇っては手元にこぼれ落ちてきました。
十数人先にはもう一生話すこともチェキを撮ることもないんだなと諦めていた彼女が視線の先にいる。こんな夢みたいなことってありますかね。
前の列が消化されていって、どんどんいろちゃんが近づいてきて、もうホント数メートル、2メートル、1メートルと見慣れない真新しい衣装に身を包んだいろちゃんの元に近づいてきました。
何人か前から既に感極まって赤く目を腫らしながら泣いている彼女に「久しぶり、おかえり」と声を掛けました。「note読んだよ、複雑だったんだよね」といろちゃんは泣きながら答えてくれました。
泣いている彼女を目の前にして少しどぎまぎしながら何か一言二言 言い繕ったと思うけど緊張していてあんまり憶えていないし、こんなに小さかったっけ?と思うほど小柄だったことにびっくりした。
何でしょうね、まず1年間も会っていなかったのに僕の存在を憶えていてくれたことがとっても嬉しかった。そして冒頭でも紹介したあのnote記事も読んでいてくれていたことも嬉しかった。振り返ればその昔、僕のnote記事を読んでるよって初めて言ってくれたのもいろちゃんでした。
◇
一瞬とも思えるたった数十秒の再会だったけれど、間近で彼女の表情を見ながら得も言われぬ懐かしさとともに言葉を交わしたあの時間、何者にも邪魔されない世界に2人だけしかいなくなるようなあの永遠ともとれる感覚を久しぶりに味わいました。"永遠"ってこういうことなんですよねきっと。
いろちゃんの元を離れて手元のチェキを見てみるとそこには"たこまり"と書いてありました。僕の名前(たこまりね)を"たこまり"と略したり、他にもいくつかバリエーションを付けて書いてくれてたのを思い出して、それがまた懐かしくて懐かしくて、、、。
今日こうして"いろちゃん"という字をキーボードから叩いてモニターに打ち込んでいる幸せ、話題にできる幸せはもちろんのこと、またここから新しい思い出を積み上げていくことができるこの境遇。なんて幸せなことなんだろう・・・。
そして戻ってきたこのピコリモードというフィールドで、推しが幸せを掴み取って欲しい、幸せであって欲しいとそう願うばかりです。
あらためて
いろちゃんおかえりなさい_"
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