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【ライブメモ】『Bety × Layn 2マン無銭LIVE』at 秋葉原ZEST 2022.07.04

僕は夏の秋葉原が一番好きだ。夏の秋葉原はドラマの予感がする。それは出会いの予感だ。
新作ゲーム、新刊、新発売のフィギア、今か今かとずっとアンテナを張り続けていたものに会いに行く街それが夏の秋葉原だ。家を出るときは空っぽだった大きなリュックは帰り道パンパンにそこに夢を詰め込んで帰宅する。

今ではネット通販で数クリックするだけで簡単にお目当てのモノが自宅まですぐに届く環境が整備されている。
けれども僕は背中に背負った夢と少しだるい足取りで帰宅して、汗が引く間もなくクーラーがキンキンに効いた乱雑な自分の部屋でリュックの中から戦利品を机に並べるあの瞬間が大好きだ。

ライブも似たようなところがあって、昨年あたりからかなりライブ配信をするイベントが多くなってきていて、自宅にいながらにして沢山のライブアイドルのステージを観ることができるようになってきた。
けれども僕はこのクソ暑いなかをペンライトやらが無造作に放り込まれたリュックを背負って、電車を乗り継いで辿り着いた薄暗いライブハウスの中で開幕のSEが流れるあの瞬間が大好きだ。


先日ゆっこいさんと現場終わりに話しをしていてはじめて知った、このLaynというグループ。

そんなLaynを知った翌週にちょうどタイミングよく『のらくらFes miniCircuit』の参加グループにLaynの名前を見つけて、勇んでO-nestの会場で初めて観たのが月末の6月27日。

あれからすぐに今回のBetyさんとのこの2マンの事を知り今日を待ち望んでいた。
しかもツーマンだし無銭だしということもあって、気軽に観に行くには絶好の機会というわけだ。

ライブデータ

■日時 2022年7月04日㈪
■会場 秋葉原ZEST
■時間 OPEN 19:00 / START 19:30
■料金 ・当日のみ¥0
    ※それぞれ+2D

■公演 Bety × Layn 2マン無銭LIVE
■出演 Bety/Layn

■その他 18:45から入場整理券配布
     ※事前チケット発売無し



ライブメモ

Layn


先日初めてステージを観てから、家にいる時にもサブスクで時々聞き流していたので、曲はそれなりに覚えての参戦。

やはりざっとでも楽曲を知っているのと知らないのとでは楽しみ方の質も変わってくるし、メンバーの動きや表情を見る余裕も生まれてくる。

まったく曲を知らずに観に行くのもそれはそれで何が飛び出すか分からないドキドキ感や期待感があって好きなのだけれど、そのグループをもっと知りたいと思ったならば楽曲は聴き込んでいった方が楽しめると思う。

今回運よく最前の上手側に入ることができたので、本当にラッキーでした。メンバー1人1人の挙動や表情が凄くリアルに臨場感たっぷり感じることができた。
それと、メンバーがしっかりフロアのお客さんと意思疎通というか、コール&レスポンスができているな~という印象を強く持ちました。
もちろん僕にも何度もレスが飛んできて、そのレスに僕も身振り手振りや表情で返すというやりとりが幾度もできてとても楽しかったです。

定型的な煽りやおざなりなレスとかじゃなくて、ちゃんと今日いま目の前のフロアに来ているファン一人一人に対して一緒に楽しもうという意識がしっかりしているグループなのかなとも思いました。

Laynの楽曲はストーリー性が結構前面に出ているものが多くて、観ている人を惹きつけるものがある。
それを際立たせているのは、表現力豊かな歌も然ることながら、パフォーマンス中のメンバー同士が見せる掛け合いやそのときの表情、しぐさにあると感じました。
なにかこう、お芝居の1シーンを切り取ったかの様な場面がいくつも目の前で展開されていく様は、どことなくSOLを思い出さずにはいられませんでした。

今日は前回『のらくらFes』では観ることができなかった楽曲ばかり生で聴けてとても満足度の高いステージでした。意外にもラス曲の『雨乞いダンス』以外は被り曲なかったんですよね。なんてコスパがいいんだ・・。
『雨乞いダンス』ももうサビのところの振りはバッチリ覚えたので、さいご楽しかったですねー。

癒しと元気をワンプレートに綺麗に盛り付けたようなLaynさんのステージ、
またあいだを空けずに観に行きたいです。
観終わったあとの満足度が高い!

Bety


Betyさんは完全に初見でした。楽曲の予習もせずにそのままぶっつけ本番。

Betyさんを観ていて特に目を惹いたのは、赤色担当の百川晴香さん(@momokawaharuka)のキレッキレのパフォーマンスだ。
とにかく元気一杯でグループを引っ張っているぞという赤色センターイズムすらにじみ出てくるような、そんなステージングだった。


3曲目の『TOKYO DANCE』が振りも楽しくて、コミカルさやお祭り感もあってとても楽しかったです。

5曲目の『チャンスの神様』は、どことなくオールドスタイルなアイドル楽曲といった風なのですが、僕には妙に心地よくてちょっとクセになるような曲。

※セトリお借りいたします。ありがとうございます。


まだ今年の1月にデビューしたばかりとは思えないぐらい安定したステージを見せてくれて、Betyさんは総じてダンスのレベルが高いと思いました。
また言いますけど、赤色担当の百川晴香さんのダンスパフォーマンスは一度見た方がいいと思います。
少なくとも今後タイムテーブルで見かけたら僕はBetyさん観に行きます。


アフタートーク

今回あらためて感じたのは、
僕自身のアンテナ(このグループ好きかも)に引っかかるグループは実際に現場に足を運んで観ている”つもり”でも、やはり知らず知らずのうちに偏りが出てしまうし取りこぼしも絶対にあるもの。
だからこそたまには他の人が張っているアンテナを借りて情報を貰ったり、おススメされると思わぬところに自分の求めているグループが潜んでいる。ということだ。
だから、他人からレコメンドされたグループはなるべく観に行った方が面白いし、現場で観てみて勉強にもなることも多い。もし主現場があるなら、また新鮮な視点で自分の推しグループを観ることもできたりして、推しちゃんの新たな魅力に気付けることだってあるかもしれない。

大型フェスとかで沢山数を観ていても脳の処理オーバーで無意識のうちに切り捨ててるってことも往々にしてあるし、自分が張っているアンテナなんて穴だらけで大した感度じゃないんだなっていうのを都度都度思い知らされるのです。

あとはバランスも大事、いわゆる地底と呼ばれるような現場からメインストリーム上にある現場どっちも足を運んでおいた方がアンテナの感度は高く保てると個人的にはおもう。

なので、何年このライフスタイルが続くかわかりませんが、いつまでも謙虚な気持ちと好奇心は忘れずにいたいなと思いました。
○○じゃなきゃダメだ、○○しか勝たん、○○が一番!みたいなのもアンテナを腐らせるしね~。まあそのへんなかなか周りにいる人も指摘なんてしてくれないし、伸びすぎた鼻っ柱を優しく折ってくれる人もそうそういるもんじゃないし、自分で気付いて軌道修正してくしかないんですけどね。


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