【ライブレポ】功夫少女1stワンマンライブ『金色昇天』 @ 新宿ReNY 2023年01月26日
グループ結成から約8ヶ月という期間をひたすら駆け抜けてきた7人のメンバー、その1つの集大成が今日のこの1stワンマンライブ『金色昇天』。
これまで細々と功夫少女のライブレポを書き続けてきた僕にとっても1つの区切りとなる記念のレポートになるような気がしています。
さっそく公演の概要からみていきましょう。
公演概要
■日時 2023年01月26日 木曜日
■会場 新宿ReNY
■時間 OPEN 18:20 / START 19:00
■料金 ・優先¥3,000・一般¥1,000 ・当日¥1,500 ※それぞれ+1D
■公演 功夫少女1stワンマンライブ『金色昇天』
■出演 功夫少女(宮瀬 由菜/白城 胡桃/兵頭 妃華/藍谷 依茉/姫翠 瑛梨依/緑川 希星/咲月 仁乃)
■その他 前物販17:00-18:00(販売のみ)特典会17:30-18:00 / 終演後物販20:15~21:50
ライブメモ
では当日の会場の様子から順を追って振り返っていきます。
開演前の様子など
新宿ReNYの入り口を入ってすぐの窓側にファン一同からのスタフラとイラストボードが飾られていました。
その隣には対バンでよく一緒になるUtaGe!さんからのスタフラも届いていて嬉しい。
更にエントランスを奥へと進むと、、、
1つ1つ直筆のサインが入っていて、これ後日プレゼント企画にならないかなと思ったり。
舞台装飾
ちょうど春節の時期に重なっているということもあって、おめでたい舞台装飾に仕上がっていたんじゃないでしょうか。
そして、ステージのスピーカーに挟まれるように”功夫少女”と書かれた赤いお立ち台が3つ(右・中央・左)置かれていました。
入場の際にもらえる御札のデザインとステージの左右に2枚ずつ吊られている春联みたいなやつは同じデザインでした。
照明の加減で荘厳な雰囲気とそこに少しだけホラーなニュアンスも混ざったような印象も受けます。
これだけ立派な舞台装飾はやはり大きな会場でなければできません。
開演直前の影ナレ
フロアで歓談をしたりステージの写真を撮ったりしながら開演を待っていたら場内アナウンスが流れてきました。
「本日は功夫少女1stワンマンライブ、『金色昇天』にご来場頂き、誠にありがとうございます。」
という、頭のてっぺんからまっすぐ鉄の棒が貫いているような(褒め言葉です)凛とした声の場内アナウンスがフロアに流れました。最初、会場スタッフの人かなと思っていたし周りのオタクも気付いていなかったのですが、アナウンスを聞いていくうちに誰かが「これ、にのさんじゃね?」と言い始めて、この上品な影ナレをキメているのが紫色担当の咲月 仁乃さんだということがわかりました。
仁乃さんって歌声はにゃんにゃんした可愛い歌い方(褒め言葉です)をするのに、こういうビジネス然とした発声までできて、その”可愛い”と”カッコいい”の振り幅がすごい。この後、仁乃さんのタレント性にもっと度肝を抜かれることになるのですが、開演前から1つ仁乃さんに驚かされました。
「さいごまで盛り上がっていきましょう!咲月 仁乃でしたっ。」
はい、かわいい・・・。
いよいよ開演!
いつもとは明らかに違うSEが流れ始めました。おそらく音源の基本素材はいつものSEがベースだとおもうのですが、アレンジが加えられかなり長尺で作ってあってどうやら今日だけの特別バージョンの様でした。
「由菜、瑛梨依、希星、胡桃 、仁乃、妃華、依茉」と、メンバーそれぞれが自分の名前を呼び上げ、最後にみんなで「「功夫少女いくぞー!」」の掛け声。
このときのバックステージの様子が後日各メンバーのインスタストーリーにアップされていたのですが、円陣を組んで順番に真ん中で手を合わながらマイクに声を乗せていって最後にみんなで「いくぞーー!!」ですからね。青春!もうね、青春!!ベタでもなんでも見るものの心を揺さぶるのならそれでいい。
ステージ後方のスクリーンにメンバー1人ずつ名前が映し出され、暗転したままのステージにその順番で1人ずつ後ろ向きでスタンバイしていきます。
「「We are 功夫少女」」
M1~M2
記念すべきワンマンの1曲目を飾ったのは『功夫物語』でした。
デビュー公演『初陣・桃園決起』の1曲目が『功夫物語』で文字通りここから功夫少女のストーリーが始まったので、今日の1曲目もこれしかないという出だしでした。
続いてカンフー楽曲のなかで1番の高BPM楽曲『神龍闘人』。
”イーアルサンスー”のところで僕はいつも一緒にジャンプしているのですが、ジャンプ禁止なので今日だけは勢いよく屈伸をするというスタイルに落ち着きました。
幕間映像(BGM 愛仁豆腐、秘密幽玄)
BGMとともにステージバックのスクリーンにティザーPVやこれまでの映像が総編集されて映し出されました。
僕はちょうど2曲目の『神龍闘人』の時にペンライトの電池が切れてしまったので、慌てて予備のペンライトをバッグから取り出して安堵したところ。
と同時に、これだけ場面転換に時間を使っているということは、新衣装だろうなという期待感がいよいよ現実感を伴って僕の心拍数をいたずらに上昇させる。
これまで色んな特別衣装を見てきたし、レアな紅衣装もあるし、どんな衣装であっと驚かせてくれるんだろう。そんなことを考えていたらスクリーンに大写しになった咲月 仁乃さん。
「今回、功夫少女の2nd衣装をデザインさせて頂きました。」
え~~~~~!!!!
M3『棒棒棒鶏』
「以上、咲月 仁乃でした。」と、新衣装についてのコメント映像が終わり、初めて聞くイントロが流れてきました。いよいよ新曲の『棒棒棒鶏』です。
イントロ、藍谷 依茉さんの「聴いてください『棒棒棒鶏』!!」という煽りから突入。
AメロからBメロへとあっという間に進行していくのですが、やっぱりどうしても新衣装の鮮やかさとバラエティある装飾、それを身にまとったメンバーのイキイキとした躍動感に目を奪われてしまい、サビに入るまで曲があまり頭に入ってきませんでした。それぐらい、この新衣装が良かった!
サビに入って躍動感のメーターは加速度的に上がっていきます。今回作詞・作曲を担当されているkatzさんらしい、高速でビートを叩きつけるような変態的な音と、そのリズムに合わせて格好良い振り付けに思わず身体が自然と動きます。
なんとなくDA PUMPのメガヒットナンバー『U.S.A.』のサビ、”カモンベイビーアメリカ”の振りを彷彿とさせる。
このフロアがジャンプ禁止じゃなければメンバーと一緒に片足でリズムを刻みたかった。
そしてサビ後半部分の「ゴマ擦りたい~ゴマ擦りたい~」の振り付けも、そのままゴマをする仕草が振りになっていて、みんな可愛かったし、初見でもすぐに真似できるのでフロアみんなでペンライトをすりこぎ棒に見立てて一緒にゴマ擦りたいですね。
MC
冒頭のあいさつ
新衣装について
ニノ・サツキ:メンバーカラーを際立たせたくて、めちゃくちゃカラフルになったんじゃないでしょうか。
新曲『棒棒棒鶏』について
◇
『棒棒棒鶏』の所感をメンバーが話しているところから急に話題は変わり、2曲目に披露した『神龍闘人』のとあるシーンについて緑川 希星さんが興奮気味に話を切り出した。
少し解説を付け加えたほうが良いと思うので説明します。きらてんが興奮気味に話していた手を握るところというのは、『神龍闘人』の曲中に緑川 希星さんと咲月 仁乃さんが向かい合いながらお互いが伸ばした手を握りあう振りがあるんです。
いつもは一瞬見つめ合って手元でふたりがイチャコラしているのを僕は頻繁に目撃していたのですが、まさか今日に限ってきらてんを手籠にするような手法を使ってくるとは・・・にのさん。
M4~M6
MC明け藍谷 依茉さんの
「新宿ReNYまだまだ盛り上がっていけますか!」
「もっともっと声出して盛り上がっていけますか!」
「みんなで一緒に騒ぎましょう!『虎虎老虎』!」
の煽りでスタート。
相変わらず依茉さんの煽りはカッコいいし、特典会のときのキャラとのギャップがあってとっても良い。
『虎虎老虎』から『東方伝説』、『獅子奮迅』へとフロアのボルテージを気持ちよく上昇させていくようなセトリでした。
『虎虎老虎』の間奏でメンバーがフォーメーションで周ると新衣装のカラフルさがとても際立つし、それは『獅子奮迅』の横移動も同様で、”楽しさ”や”迫力”といった部分が、そのメンバーカラーが際立った衣装を通して客席へと伝播するみたいでした。
ジャンプ禁止じゃなければ『虎虎老虎』のサビ入りのところのジャンプや、『東方伝説』の足踏みも思いっきりやりたかったな~。
M7~M10
7曲目『舞踏遊宴』から8曲目『秘密幽玄』への繋ぎは今まであったかな?と記憶を辿りたくなるぐらい珍しい順番でした。
『秘密幽玄』→『舞踏遊宴』という流れはこれまで何度もあったのですが、逆もアリなんだという発見。
そして、『秘密幽玄』から9曲目『愛仁豆腐』を経てフィニッシュは『満漢全席』という完璧なセトリでした。
このM7~M10のラスト3曲は制作陣が全部違うのにこんなに自然にかつオシャレに繋がるのかという不思議。きっとそれはグループとしての楽曲コンセプトがしっかりしているからなのかもしれない。
衣装も色とりどりでまさに満漢全席で大団円といったフィナーレを飾りました。
~これから先もあなたの心の桃源郷でいられますように~
トリになることが多い『満漢全席』なんですが、いつもなぜか感動で気持ちを揺さぶられまくるんですよね。うまく言語化できないんですけど。今日は特に落ちサビ前に各メンバーがひとりずつ泣かせるようなセリフを差し込んできたお陰で余計に感動しました(ステージに夢中でそのセリフを全然メモれてません)。
「「それでは以上、私達功夫少女でした。」」
告知など
続いて、メンバー退場後にステージスクリーンに告知映像が流れ、いくつか新情報が発表されました。
①ヴィレッジヴァンガードコラボ商品の紹介
ヴィレッジヴァンガードの店頭で功夫少女のグッズが展開される(のかな)ということは、これまで取り込めていなかった層に対して、功夫少女というグループの認知度アップという点からも大いに期待できるのではないでしょうか。
中華テーマの意匠も目立つし、メンバーみんなヴィジュアルが強いので、店頭でポップアップされたらお客さんの目を引くと思うんですよね。
②NIG2023の告知
決勝の最終審査まで勝ち進めば、3月23日にTDCホールで開催されるNIG FES2023(NEXT IDOL GRANDPRIX2023)に出演することが出来ます。
今日の新宿ReNYよりも更に更に大きなTDCのステージで功夫少女のみんなを応援したいですよね。
③2月4日に出演が決まっているminiTIF
普段の対バンイベントでも一緒になるグループが多い印象ですね。これを弾みに夏のTIFへ向けて一歩も二歩も前進して欲しいです。
④2月22日に発売のMARQUEE Vol.149への掲載
こんなに早くMARQUEEの誌面に掲載が決まるというのはとても嬉しいですね。この勢いでMARQUEE本祭への出演も勝ち取りたいところです。
⑤春の東名阪ツアー
これは追って詳細ということでしたが、春の目玉になりそうです。ツアーの定番としてはワンマン+ご当地グループとの対バンの2本立てだと思うのですが、(対バンがあるとすれば)大阪と名古屋でどのグループと対バンが組まれるのかが注目です。
告知映像が終わりまもなく、スクリーンに拍手をするアイコン映像が映し出されてアンコールが始まりました。
アンコール
アンコールの1曲目は先程披露されたばかりの最新曲『棒棒棒鶏』からでした。
1回目に見た時は新衣装のカラフルでフレッシュな雰囲気に目を奪われてしまっていたけれど、このアンコールでは先程MCでメンバーが話していた見どころなどの説明もあったお陰で、ようやく少しだけ曲の全容が見えてきました。
とはいえまだ2回目、katzさんの変態的な高速ビートや緩急のあるメロ、ラップパートなどジェットコースターに乗ってるような目まぐるしさ。あっという間に曲が駆け抜けていってしまった・・・。というのが2回目の感想です。
けれど、この楽曲のわちゃわちゃした構成と、新衣装のカラフルさはまるでステージ上におもちゃ箱をひっくり返した様な楽しさを堪能できました。
とにかくメンバーがキラキラしていて、楽しそうに歌って踊って、それを観たフロアが熱気を帯びていく、もうそれだけでこの曲の評価が出たようなものですよね。
M12『獅子奮迅』(Live ver.)
ラストはもちろんこの曲しかありません。間奏の横移動で逆方向に動いたり、コケたりと色々あったこの曲も、メンバーと共に着実に育ってきた楽曲だと思います。今や功夫少女の代名詞とも言える楽曲になったんじゃないでしょうか。
僕自身、功夫少女をまだ見たことない人に1番最初にオススメするならこの曲がマストかもしれません。
全ての楽曲を出し切り、興奮の残響がまだフロアに充満したそのままEND MCへと移りました。
END MC
さきほど映像で告知された内容のおさらいをメンバーがしたあと、まずは客席側からの撮影タイムになりました。
そのあと全体で記念撮影をしました。やはりというか、メンバーカラーが判りやすいし、カラフルなので写真映えがとても良いです。
動画撮影もしました。最前ドセンでリフトは笑う。
そして次のワンマンはもっともっと大きいところで「最高ーーー!!!」って言いたいですね。
動画撮影のあと、今日の感想をメンバーが一人ずつコメントしました。
以下そのコメントと、終演後の感想ツイートを合わせて載せます。
全員のコメントが終わり、締めの「それでは以上、私たち功夫少女でした、ありがとうございました。」という恒例の挨拶があるのですが、途中までやりかけてきららさんから「お手々やるって言ったじゃん!」と、待ったがかかりました。
”お手々”っていう言い方がいちいち可愛いがすぎるぜきらてん。
どうやら最後にメンバー全員で手を繋いでお辞儀をするという段取りが事前にあった様で、仕切り直して全員で手を繋いで締めの挨拶をしました。
メンバーが手を繋ぎながら横一列になってお辞儀をしている姿は、まるでお芝居のカーテンコールさながらで、今日のステージは舞台装飾から何から一貫して世界観が作り込まれていた。そこには確かなストーリー性があったとそう思わせてくれるライブでした。
最高のライブをありがとう。
セットリスト
編集後記のようなひとり言
新衣装
今回の公演でやはり大きなインパクトとともに注目をかっさらったのは新衣装なのではないでしょうか。
僕が咲月 仁乃さんを応援している手前、とても嬉しかったし誇らしかったです。普段清楚でおしとやか、清廉潔白な彼女にまだこんな才気が眠っていたのかと。
上掲ツイートの画像にあるデザイン画はちゃんとじっくり見てみたいし、あらためて仁乃さんから詳しくデザインのポイントや詳細を聞いてみたいです。きっと、そのうち仁乃さんのnoteの方に記事が上がることを楽しみにしておこうとおもいます。
そして、その天才的なニノ・サツキ氏のデザインを実際の衣装に落とし込んだのが、RUSTIC CHARMというブランド。
もともとティーン向けのアパレルを専門に展開している感じのブランドなので、女の子を可愛く見せるのは得意なブランドだと思う。
RUSTIC CHARMさんはアンスリュームの歴代衣装を現在も一手に手掛けていて(一部のツアー衣装や生誕衣装を除く)、個人的に昔から思い入れがありとても好きなブランドです。
そんなRUSTIC CHARMさんの今回のこの衣装、ポップな色使いでとても好きです。
特に、宮瀬 由菜さんのピンク色がとんでもなく今日のステージ照明に映えて、めちゃくちゃ発色が良く綺麗に見えました。あの鮮やかで可愛いピンク色はめちゃくちゃ魅力があります。今回の新衣装のなかで僕はこの由菜さんのピンク色が1番好きな色かもしれない。
発色の良さで見ると、姫翠 瑛梨依さんのエメラルドグリーン色もかなり良い色の生地だと思う。特にチャイナ生地の濃い緑は高級感さえ感じる。デザイン的なところを見ていくと、頭のリボンと肩のリボンがシンメトリーになっていてシルエットが良い。
他にも、白城 胡桃 さんの白色はどちらかというと高級感のあるシルバーやグレーっぽい色味の生地を使っているような見た目で、まったくチープっぽさを感じさせないし。あと、腰のパンダと頭の両サイドに付けているお団子が大きくて可愛い。
デザインの方に目を向けると、藍谷 依茉さんのショートパンツスタイルとレッグウォーマーのマッチングも脚が綺麗に見えるし、レッグウォーマーの御札のデザインが目を惹いてとても格好良いです。この御札ロゴはアシメにしているあたりがカッコいいし、御札の方の脚で思いっきり僕の尻を蹴り飛ばして欲しい。
緑川 希星さんのデザインも面白くて、タイトなスカートに目が行きがちなんだけれど、それと対象的にアームカバーの袖口が大きくラッパ状に広がっていて萌え袖仕様になっており裾口萌えにはたまらない。あと直接衣装デザインとは少し離れるが、帽子が小さめに作られているので、いろんなヘアアレンジができそうで今後が楽しみです。
兵頭 妃華さんのも面白くて、よく見ると上衣が変形セーラーっぽい作りになっていてとっても可愛いし、スカートのテールを伸ばしているのでシルエットが綺麗に見える。そしてその伸びたテールの縁にオレンジのワッペンがちょこんと乗っているのが可愛い!あと、妃華さんは前衣装からお団子のイメージが強いので今回もお団子ヘアが継承されていて嬉しい。
もちろんデザイナーの咲月 仁乃さんの衣装も憎いぐらい可愛かったですね。チャイナ生地やキルティングやサテン生地みたいなツルッとした生地なども使ったパッチワークの様なロングスカートと、後側にポテっと重心を置いたベレー帽もオシャレだなと思いました(そのうちライブの途中で邪魔になってぶん投げてそうだけど)。
他にも、全員胸元にタッセルが2つ対になって付いてるのがめちゃくちゃ好きポイントです。あれが揺れると可愛い!タッセルと中華生地は鉄板の組み合わせ。
この新衣装をまだ間近で見てない人は、この衣装の発色の良さや細部へのこだわり、完成度、ニノ・サツキ氏(咲月 仁乃さん)のデザインセンスの良さをぜひ現場で見て感じて欲しいとおもいます。どの衣装も個性的で見どころに溢れているはずです。
控えめに言っても、仁乃さん天才だが?ってことです。
新曲『棒棒棒鶏』について
katzさんが作詞・作曲をするというのが12月の単独公演で発表されてから本当に待ち遠しかったです。ただただ僕がシンプルにkatzさんが作る音楽が好きというのもあったし、そのkatzさんが功夫少女に曲を提供してくれるというその期待感が大きかったです。
僕はkatzさんが制作した、アンスリュームの『にゅーかおすっ!!!!』という楽曲に度肝を抜かれてアンスの現場に通うようになりました。当時アンスの名曲を次々と制作し、後にアンスのサウンドPになったkatzさんの影響を大きく受けた続けたヲタクといえます。
だから、そのkatzサウンドを功夫少女のみんなが歌っている姿を見るのも嬉しいし、功夫少女のオタクがこれを機にkatzサウンドを好きになってくれたらなっていう想いがあります。
◇
曲自体についても少し触れていこうかなとおもいます。
イントロは中華っぽさを感じさせないサイバーな入りから、全体を構成する変態高速ビートとそこに緩急を付けるようにAメロやサビ後半のアンニュイなエロさがカッコ良くてkatzさんの遊び心を感じます。
で、ですよメンバーも曲の見どころでパラパラをやってるというのをアピールしてましたが、今回作詞/作曲を担当したkatzさんといえばパラパラ曲なんです。
このアンスリュームのスマッシュヒットナンバー『恋せよ!ぱらぱら半ちゃーはん』については散々アンスのライブレポでも触れてきたのでここでは細かく言及はしませんが、パラパラというジャンルを現代のアイドルソングに文字通り綺麗に焼き直してリバイバルさせたのはkatzさんだと思います。
そして『棒棒棒鶏』曲中のラップパートはどことなく『すすれ!ちゅるちゅる家系らーめん』のラップパートを想起させる作りだとおもいました。
自分やっぱkatzさんの作る音楽大好きじゃん・・・。
功夫少女の脇を固める名職人たち
振り付けはアンスリュームのほとんどの楽曲の振り付けを担当している亜美先生だし、楽曲制作はメインは未だ謎のベールに包まれているエビスラムネ氏ではあるが、RYO-Pさん(uijin、アンス、ポスタルジアなど他多数)やkatzさん(アンス、MMM、OSSなど他多数)なども楽曲提供をしてくれている。更に嬉しいことにアンスのちぎちゃんが『秘密幽玄』詞を提供してくれている。他にも上述した衣装制作としてアンスの衣装を一手に担っているRASTIC CHARMという布陣。
アンスリュームのオタクだった僕としては、功夫少女にハマる要素があちこちに散りばめられていて、ハマるべくしてハマったとしか言いようがない。
これからの功夫少女
終演後にワンマンライブに来てくれたゆっこいさんと近くの中華料理屋でお酒を飲みながら話していて、そのとき話題にも挙がったんですが、全体的に疾走感のある今の功夫のセトリのなかに、1曲SlowでMellowな少しトーンを落とした聴かせる楽曲をぶちこんできたらヤバいね!なんです。
高BPM帯の楽曲が連なっているなかにそんなのをセトリに放り込んでみたらと想像するだけで僕はゾクゾクするし、この先1つアクセントとしてそういった楽曲を持っていると今よりももっとセットリストに物語性を持たせることができるし、グループの見せ方や表現の幅が広がってくるはず。
◇
僕が昨年6月から定期的に功夫少女の現場に足を運ぶようになってはや7ヶ月、グループ発足から実に8ヶ月というスピードで新宿ReNYの箱をいっぱいにした功夫少女。
今回のライブを通してグループ自体の勢いや可能性をまだまだ大いに感じることができたし、魅力あるタレント性を持ったメンバーたち、わくわくする楽曲の数々、僕はまだまだこの先もこのグループが待つ空間に足を運ぶことになりそうです。
最後に、この1stワンマンに向けて走り続けたメンバーと運営のみなさん、素敵な一日をありがとうございました。とっても楽しかったです。
そして現場でいつも仲良くしてくれている功夫オタクのみなさん、これから現場で出会うであろう功夫オタクのみなさん、ときどき現場に顔だしているのでこれからもよろしくお願いします。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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