靴下を買いに5番街へ。ニュージーランド在住の僕が見たNYのクリスマス
世界的な高級ブランドが立ち並ぶニューヨークの5番街。
僕の目的はユニクロの靴下でした。ニューヨークのユニクロなら場所も知ってるし、品質の良い靴下が買えるって分かってたので。
ニュージーランドに住んでいると、日常的な買い物って意外と大変なんです。特に実用的な服や靴下は、量販店で買っても品質があまりよくなくて、すぐにダメになってしまう。
ユニクロやH&M、IKEAなんかの、世界中にある便利な店が、ニュージーランドにはほとんどないんです。
アマゾンもないし、Apple Storeもない。人口が500万人ほどしかいないから、大手企業にとって進出するメリットが少ないんだって。
だから僕の家族は日本に帰るたびに、実用品をまとめ買いするのが恒例になってます。
カルティエやティファニーが並ぶ5番街。
その中にあるユニクロに入ると、世界最大級の旗艦店だけあって、すごい人の数でした。日本人だけじゃなくて、いろんな国の人たちでごった返していました。
僕はTシャツ好きなので、グラフィックTシャツのコーナーで時間を忘れて見入ってました。シンプルなデザインが多くて、すごく好み。
実は日本のユニクロには行ったことないんですけど、ニューヨークのユニクロは現代美術館(MoMA)の近くにあって、アーティストや有名デザイナーとのコラボも多いんです。
クオリティの高いベーシックウェアというイメージで、みんなから支持されてる感じがします。
買い物を終えて外に出ると、もうすっかりクリスマスムード。せっかくだからと、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーまで歩いてみました。
普段なら人だかりで近づけないらしいんですけど、タイミングが良かったのか、結構前まで行けました。
5番街と57丁目の交差点上には、「UNICEF Snowflake」という巨大なクリスタルのインスタレーション作品が輝いていました。
空中に浮かぶこの芸術作品は、バカラのクリスタル16,000個で作られていて、重さが約1,500kgもあるんだって。これだけの大きさのものを毎年設置したり保管したりするのも大変そうだなって思いました。
世界の子どもたちへの平和の願いが込められているそうです。
5番街を歩きながら、昔食べたラクレットが食べたくなって、42丁目のブライアントパークまで歩いていきました。
この日はサンタコンというイベントがあったみたいで、街中でサンタの格好をした人を見かけるはずだったんですが、意外と少なかった。
ブライアントパークに着いたら、ホリデーマーケットとアイススケートリンクで大賑わい。せっかく見つけたラクレットの屋台も大行列で、今回は諦めることに。
寒さで足元から冷えてきて、ジーンズが冷たい...でも、この寒さがむしろ本場のクリスマス気分を味わえた気がします。
ニュージーランドでは日用品を買うのも一苦労なのに、ニューヨークではこんなに簡単に買い物ができて、おまけにクリスマスムードまで味わえる。同じ英語圏の国なのに、こんなに違うんだなって実感した一日でした。
コロナ前に住んでた頃とは違う店もビルもどんどん増えています。でも、そんな変化の中でも、クリスマスシーズンのニューヨークならではの空気は、やっぱり特別なものだなって思いました。