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太田螢一さんのイラストを使ったコンパクトマスクケースを作りました

2020年末、太田螢一さんから、白のTシャツのストックがあるから、それに「衛生防疫」の絵柄をプリントしたものを販売して医療従事者支援を行いたい、と連絡をいただきました。
コロナウィルスの猛威がついに太田さんを覚醒させたのです!

Tシャツは、長らく家にしまってあったので、お正月の休みを利用して、クリーニングやホワイトニングを行い、アイロンがけや織りネームの縫い付けを済ませ、現在、シルクスクリーン印刷ができあがるのを待つ段階となりました。

それと並行して、同じモチーフで進めていたのが、先ごろ完成した抗菌コンパクトマスクケースです。

話は少しさかのぼりますが、コロナウィルスの脅威がせまる2020年旧正月ころ、かつてSARSに見舞われた香港や台湾では、流行初期から市民の予防意識は高く、対応も早くて、ドアの開け方やエレベーターボタンの押し方など日常の注意事項は、ネットを通して彼らから教わりました。
出遅れた日本を心配して、台湾の友人・知人には「マスクを輸出できるようになったら送るから待ってて」と励まされました。(そして何カ月かしてマスクは届きました!)

香港では日本よりも一足早く、マスク不足のパニックがおこり、やがて世界各国からマスクを輸入し博覧会状態になっていました。
香港の友人は「夏は布マスクよりサージカルマスクがいいし、抗菌ペーパーをはさむとより衛生的」など、時々アドバイスまで送ってくれました。

さらに19年から続く抗議デモや民主運動で組織されたボランティア活動が予防運動にも広がり、マスクを携帯したり飲食店などで一時的に外して仕舞うためのケースを自作・配布するグループも出てきて、そのプロダクトをzine仲間が様々な出版物と一緒に送ってくれました。中には運動のスローガンが印刷されたものもありました。

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簡単に配布できて、使用するときにはポケットにも入る小さなケース!
今回のコンパクトマスクケースの原型は、zineとともに香港から届いたそのマスクホルダーでした。

手軽に持ち運びできて、健康への願いや医療従事者への感謝を伝えながら、太田螢一さんの絵も楽しんでいただきたい---自粛生活は多くの人にとって大なり小なりストレスだけど、どうせなら楽しく予防したい、という思いで作ってみました。

ケースの背景色も、春の芽吹きを感じさせる若い木の芽色&新緑を選び、デザインを宮崎希沙さんにお願いし、太田さんに監修していただきました。

ご自身や周りの大切な方たちの感染予防や健康のために使っていただけましたら幸いです。

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折りたたみサイズ 95mm × 70mm
広げた際ときのサイズ 190mm × 133mm
ポリプロピレン製 抗菌加工済み
厚さ 0.2mm

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