中野ブロードウェイは今
これまでタコシェにいらしてくださったお客様の中には、コロナ自粛、リモートワークなどで、中野に足を運べない方もいらっしゃると思います。
中野ブロードウェイはどうなっているかな?と、心配してくださっている方もおいでかと思います。
タコシェ は、当面、実店舗をお休みさせていただき、オンラインショップのみの営業ですが、中野ブロードウェイのお店も業種にもよりますが、4月8日以降、休業が増え、閉ざされたシャッターには休業のお知らせが貼られ、通路の人影もまばらになってきました。※
さて、こんな状況になり、手洗いを念入りにするようになって、改めて、トイレを1日に何度も掃除して、液体石鹸を補充してくれる清掃員さんをありがたく感じました。
それより以前、洗面台の片隅に、ポトスをさしたプラスチック容器が置いてあるのを見たときから、必ずしもトイレに一輪挿しなんて必要ないのに、清掃員さんがわざわざお世話してくれているのかな?と思ったとき、お気持ちに触れた気分でした。
コロナは排泄物からも感染の可能性があると聞きましたが、お掃除を続けてくださる事に感謝して、トイレの壁に貼ってある清掃表に(清掃時間や担当者を貼り出している、あるあれです)お礼のメモを貼っておきました。すると数日後「💌お気づかいありがとうございます」とお返事メッセージが張り出されていました。文通気分も手伝って、う、嬉しい。
そういえば、中高生の頃、私が通っていた学校は、給食がなくてお弁当だったので、お昼休みに用務員室に大きなヤカンを取りに行って、教室で暖かい番茶と一緒にお弁当を食べていました。用務員室は、ガスコンロや給湯器があって、おばさんやおじいちゃんが詰めている、お茶の間みたいな空間で、学校の中で一番生活感があり、私にとっては緊張感の高まる教員室とは違った安らぎの空間でした。
お茶を取りにゆくたびに、中の様子を観察して、用務員さんの名前を覚え、「どうやってお茶を淹れるのか見せてください」と頼んで中に入り込み、実演してもらいました。そうして、お茶を用意してくださる用務員さんのお名前やお茶の淹れ方の図解ペーパーを教室に貼り…今にして思えばzine活動のようなことをして、学校生活の大部分を学業以外のその他の事に費やしていました。そして成績の悪さから、放課後は補習(=居残り)、定期試験の後には再試の無限試験ループという学校生活を送っていました。
学校もコロナでお休みの今、かつての私のように学業以外のその他にアイデンティティや通学のモチベーションを見出している小・中学生は、自宅学習だけの毎日にだいぶ退屈しているかもしれませんね。また別の機会に、そんな退屈を忘れさせてくれるかもしれない(?)ミニコミやzineについてお話させて下さい。
さて、話は中学時代に戻ります。用務員室に通って、お茶係のおテイさんと馴染みになり、クラスのみんなもその名前を覚えてお茶を味わうようになった頃、夏休みがやって来ました。北海道の実家に帰省したおテイさんからは、秋の新学期にクラスのみんなにかわいい子グマの根付がお土産に配られました。画像は、その時頂いて、今も大事にとってある、おテイさんのクマです。
長くなったので、お休み中のタコシェの事は、また次に書きます。
※それぞれのお店は事情があって、開店・閉店を決断されていると思います。
お店を持つ人間のひとりとして、現在、営業を続けるお店をお訪ねの際は、マスク着用や十分な距離、手指消毒を意識して、声を控え目に、お店の案内に沿ってご利用下さいますようお願いいたします。
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