それがその人の普通
愚痴って怖いな、もう言わないようにしようと思い立ったきっかけその②。こっちのが衝撃的。
ある日、インターホンが鳴った。
知り合いが来るなら、アポなりLINEなりしてから来るから、NHKの集金かと怯えた私(汗)
インターホンのカメラに映ったのは、なんか男・・・
誰これ?と思ったら隣の部屋の人。
その時ゴールデンウィークでコロナだし、私車壊れてなかったから買い出しくらいしかいかずだったら。
第一声が、「どっか、いかねーの?」
野菜もらい過ぎたから、貰ってくれないか?との事だったけど、なんかかなり気持ち悪い。
玄関ドアから見えたらしい、ワインの殻瓶を見て、俺もワイン好きだから一緒に飲まない?との事で。断ったんだが、通じなく。彼女もいるからと言われ。無下にもできず。
面倒臭いけど、何かあったらボールペンで刺してやろうかしらねと思いながら、話をしたら。
第一声から、知らない人の愚痴が始まった。しかも話の起承転結がないというか、急に自分の生い立ちに話が移り、また訳の分からない愚痴がはじまり。目まぐるしく話の組み立てがさっぱりない。会話のキャッチボールがあまり成立しない。
予想外に手に余る。手が100本あっても余る。
『あ、、あ健常者じゃないんだな。』と、まじでやばいぜと、困惑。なんとかまるく話を納め解散した。
愚痴って、他者を下に見ていたり、了見が狭かったり、自分が見えていないと発生する排気ガスみたいなものなのかと思っちゃった。
なんか地縛霊並みに怖くて、手が震えてきたわけ(汗)その後、またインターホンが鳴り。作り過ぎたからと手作りの食べ物持ってまた現れ。断ってもニヤニヤしている。ニコニコしているのかもしれんが。それがその人の普通なんだろなーと。
気味が悪いからインターホンの電源を切った。外で会った時、びっくりして走って逃げてからは視界に入らないようにしている。背後霊になられては困るからね。
愚痴って呪いの呪文なんだろーなと。ホラーだ。