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築地の呑み屋さんにて、

築地の呑み屋さんで店主の方を含めて話した、街づくりに関する小話。

築地という街はどんなイメージだろうか。
市場があり、夜中3時ごろから飲食店が始まり、お昼すぎには店終い。
新鮮な海鮮やお寿司を食べられるお店だけでなく、そんな飲食店を支える器のお店、おにぎりやさんやホルモン屋さんも並ぶ。
東京に住む人は意外と来ないと聞いたこともある。

コロナ渦で飲食業界をはじめ、苦境に立たされた人は多かったと感じる。
私自身も仕事が急激に減った。
2023年、海外からの旅行者も戻ってきて街に活気が戻ってきた。

賑わいを取り戻して、改めて感じたことがあるそうだ。
観光地で観光客がいなくなって悪いことだけじゃなかった、と。
街のアイデンティティが顕著になったから。

賑わいが戻った街で、あわただしく働いた束の間の休憩でいつものおにぎりを食べようとしたら、おにぎり屋さんに観光客がずらりと並んで買うことができないそうだ。おにぎり屋さんの価格は市場で働く人のために安価であるのに、それは観光する人にとって好都合。私もやすくて旨いは大好きだ、

築地は「ホンモノ」を届けたいという想いを持って、お店を代々構える人が多い。そんな中で『稼げる』というビジネスの気持ちだけのお店があると残念に思うそうだ。
もちろん、そういうお店が悪いということではないし、私自身もお金になることには興味がある。

お店をやっている人の想いと、街を訪れる人の気持ちのバランスって難しいなぁ、それぞれだから街づくりって難しいんだなぁ、




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