シェア
MORFO HUB
2025年1月19日 11:33
月信仰に関わる連続投稿の3つ目で、「縄文文化の世界観と月信仰1」の後編です。前稿に引き続き、縄文中期の中部高地周辺に栄え、土器などで豊かな表現を行った、井戸尻文化を中心にして、ネリー・ナウマンと、彼女の説を継承し発展させた小林公明と田中基に基づいて、その月信仰と関わる一部をまとめます。本投稿では、前稿で紹介したことを、個々の土器、土偶、遺跡を取り上げならが、具体的に紹介します。まず、ネ
2025年1月17日 07:36
月信仰に関する連続投稿の第一弾です。世界のほとんどの地域で、月信仰は太陽信仰に先立ちます。旧石器時代から存在した月の神話は、新石器時代以降に、太陽の神話によって置き代えられていったと推測されます。これは、日本でも同じでしょう。そして、天武・持統期には、国家の宗教として太陽信仰が確立されると共に、各地の月信仰が抑圧され、消されたと推測されます。これについては、他の投稿でも再考しますが