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フロスバンド

なるべく軟式ボールを使った練習時間を確保するため、監督の伝手でとある高校の屋内施設を借りて練習出来ることとなった。

普段の体育館練習だとバドミントンの羽根打ちか、テニスボール打ち、もしくはネットに向かってのトスバッティングくらいしか出来ないのだけど、硬式ボールでの練習も出来る高校の屋内施設なら、好きなだけフリーバッティングもすることができる。
程よい広さで周囲にネットも張り巡らされているので、ボール集めも楽だ。

バッティング練習は3箇所で行い、1箇所目はトス、2箇所目は緩いボール、3箇所目は実戦と同じ程度の速さののボールを打つこととなった。そこで問題となるのがバッティングピッチャーだ。

監督の他に保護者コーチが4人、その他にも経験者パパはある程度いてお手伝いしてくれるのだけど、実戦と同じくらいの速さでストライクゾーンにコンスタントに投げ続けるとなると、それなりのコントロールと体力が必要になる。

自分以外の保護者コーチ達は大柄のため、体格が子供と違いすぎて投げれても実戦とは感覚がずれてしまうが、身体170cm・体重は60kgに満たない自分であれば、そこまで違和感のないボールを投げることが出来る。

問題はコントロールと体力だ。選手は25人くらいいて、全員に20球以上は投げるので、少なくとも500球くらいは投げなければならない。

これまでの野球経験の中で、自分の兄貴も含めて肩肘を壊して思うように野球を出来なくなった人をたくさん見てきており、長く野球を続けたいために肩肘に負担のかからない投げ方は自分なりに身につけてきたつもりで、40代半ばとなった今までに一度も肩肘を壊したことはないのは自慢ではあるけれど、どちらかというと下半身がきつい。

それでも、低学年も含め60〜90km/sのボールをなんとか投げ抜き、無事フリーバッティングを終えることが出来た。

この年になると疲労はやはり1日半くらいから出始めてくるのどけど、最近チームに加入した選手の父親に救急救命士の方がいて、その方にコンプレフロスというものを紹介してもらった。

天然ゴム製のバンドを身体に巻き付けて圧迫し、その状態で運動を行うことで関節可動域を広げたり、動作時の違和感や疲労を軽減したりするコンディショニングツールで、これを使ってケアすればアイシングもいらないとのこと。

これまで自分では冷水で冷やす程度のアイシングしかしたことないけれど、これはちょっと試してみたいと思う代物だ。

ちょっとお値段が張るけれど、他のメーカーのだど劣化が早かったり滑ってうまく巻きづらかったりするようなので、もう少し調べてみてから考えようと思う。


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