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僕がいなくても世界は回るが、僕は世界を回る〜ウズベキスタン編〜(2/11)
インドから夜中に移動してきてウズベキスタンにやって参りました。暑くない、空気が気持ちいい、臭くない、騒がしくない。素晴らしい!!
基本的に疑わずに済むだけでこんなに心落ち着くとは思ってもみませんでした。
タクシーで目的のホステルまで向かいます。相部屋は自分は気にならないのですが、人を起こしてしまわないか非常に気を使います。
無事にチェックインしてささっとシャワーを浴びて寝ます。
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6日目
まずは首都タシケントの観光です。あんまり観光地化している訳ではないですが、ウズベキスタンの玄関なのでチラッと観光してみます。
タシケントは地下鉄が充実しているのですが、タクシーが圧倒的に便利です。ここで問題発生。タクシーアプリをダウンロードしていたのですが、電話番号と接続してなく、使えない。SMSでの認証が必要なんですが、それが届かないんですね。まじやらかした。
なんとか歩いて観光してみます。
ナヴォイ劇場
最初に向かったのは日本人が建築に大きく貢献したと言われるナヴォイ劇場です。ホステルから歩いて30分強でしたが気温も高くなく、至るところに歩道があって木々に囲まれているのでとても歩きやすいですね。どうして東京はこういう町を目指さなかったんだろうとほんとに思います。
自分が街づくりに関わるときはやっぱり歩きたくなる町を目指したいですね。そういうことを大事にできるマインドを忘れずにいたいです。
タシケントシティセンター
あんまり記憶にないのですが、グーグルでピンたてをしていたので来てみました。いわば公園ですが、かなり手を入れていて日本で言えば皇居外苑みたいな感じですかね。コーヒー片手にぼーっとしたい感じです。
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シティモール
その近くにモールがあったので特に用事はなかったのですが、とりあえず入ってみました。ここで充電が少ないことに気づきます。そしたらバッテリーは持ってきているのにコードを忘れていました・・
ちょうどモールにいたのでアップルストアに駆け込みコードだけ購入しました。スマホが使えなくなるのは生命線に関わるのでまじ助かった。
すぐ近くにメトロがあったのでそこからプロフセンターに向かいます。
メトロ
メトロそれ自体が観光地になるほどそれぞれが美しい駅です。街の作り方から全体的に美意識を感じられます。ただ観光利用としては減点せざるを得ません。というのはウズベク語でしか書かれていないんですね。マジで読めない。どっちに行くのかわからずとりあえず乗ってグーグルであっているのか確認するような感じで乗ってました。あと乗り換えが同じ駅名じゃないんですね。そこらへんのルールが掴めないとなかなか使いづらいです。(途中から駅数でどっちに向かうか判断できるようになりました)
プロフセンター
プロフが食べられることで有名なレストランです。作っている様子も間近でみられて、現地の人も含めてたくさんの人で賑わっています。そのほかの場所は大して賑わいがないのでここだけが盛大に盛り上がっていました。
席に座ってオーダーを取ります。メニュー表がないのでとりあえずプロフとだけいって、ナンとお茶とサラダはどうかということで一緒に頼みました。ナンはちょっと余計でした。量がそもそもめちゃくちゃ多いのでナンは半分も食べきれませんでした。(ちゃんと後で持って帰って食しました)
全体的に一言で言えばチャーハンなのですが、いろんな肉が入っていて、中にフルーツも混ざっていてなんか不思議な味でした。でもとても美味しくいただきました。(日本で再現できるのかは不明です)
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チョルスバザール
外観がとても特徴的な有名な市場です。市場はどこでも賑わっていますね。
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ジュマ・モスク
最古のコーランがあります。中は大したことないので入らなくてもいいかもしれませんが、外観は美しいですね。
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サマルカンドへ
全然要領がわからないので1時間半前くらいにタシケント駅につきました。ですがかなり余裕でしたね・・駅中にはカフェがいくつかあったのでクロワッサンとコーヒーを注文して少し作業を進めます。(インドにはコーヒーがなかったのであるととても安心しますね)
時間に余裕があった方が安心できますし、思ったより色々旅をするのに調べ物が必要なのでこうした時間はかなり有効に使えます。
この文章も電車での移動中に書いているわけですが、電波も悪くなるので移動中は電波がなくて済む書き物が非常に捗ります。
いわば新幹線なので車両は非常に快適です。止まっている時はエアコンが付いてなくて大丈夫か心配しましたが走り出してからはきちんと効いてきてとても安心しました。
駅に着いたらタクシーを拾って宿に向かいます。久しぶりにちゃんとしたホテルで静かだし、オーナーは優しいしとても安心しました。
ゲストハウスも悪くないんですが長旅においてはけっこう個室であることは重要かもしれません。
7日目
本日はそんなに急がないので9時過ぎにホテルを出ます。ちょっと緊張続きの日々で少し安心したのか、喉に痛みが少し出てきました。このまま何もないといいのですが、少し気を引き締めたいと思います。
シャーヒ・ズィンダ廟群
ここもお墓ですね。だいたいの遺跡はお墓か王宮なのかもしれません。
青の都と言われるくらいので青を基調としたデザインでとても美しいです。
シャーヒズィンダとは「生ける王」という意味で、7世紀に生まれた伝説が元になっています。
布教のためサマルカンドにやってきた預言者のムハンマドの従兄クサム・イブン・アッバースはアフラシャブの丘にイスラム寺院を建て、イスラム教の布教活動に従事していました。当時のサマルカンドにはゾロアスター教が広く普及しており、宗教間での争いも絶えませんでした。ある日、ウサム・イブン・アッバースがモスクで礼拝をしている最中にゾロアスター教徒に襲われ、首を刎ねられてしまいました。ところが彼は動じることなく礼拝を終え、自分の首を抱えると「シャアバン」という深い井戸へと入っていきました。彼はそこで永遠の生命を得、イスラムが危機に陥ったとき、救いに現れるだといわれています。
また、もっと古い伝説によるとシヤヴーシュという英雄が竜とこの丘で戦い、激しい死闘の末相討ちになったといいます。
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シヨブバザール
先ほどの道から歩いて向かいます。道が整っていて歩く道も気持ちいいので灼熱だったり、大雨じゃなければ歩くのがオススメです。
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アジア圏はシルクロードの道でもあるのでバザールの賑わいがすごいですね。首都のタシケントほどではないですが、それでもかなりの人で賑わっています。
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ビビハニム・モスク
ビビハニム・モスクは、かつてイスラム世界で最大を誇ったモスクです。寸法は167m×109mと非常に巨大です。ビビハニムとは「第一婦人」の意味ですが、もとはサマルカンド金曜モスクと呼ばれていました。ビビハニムと名付けたのはサマルカンド市民だということです。
1399 年、インド遠征から帰ったティムールは世界に比類ない巨大なイスラム寺院を造る決意をしました。帝国各地のみならず外国から、 200 人の職人、 500 人の労働者、そしてインドから100頭の象を集めてきて、急ピッチで建設が進められました。工事の完成をせかすため、ティムール自身もよく現場に出て、上から肉や貨幣を投げ入れていたといいます。 建設も終盤にさしかかった1404年12月、ティムールは突然玄関のアーチの作り直しを命じました。アーチの形が不満だったといいます。 さらに建設をせかすために彼自身毎日建設現場に出るようになったのですが、寒い中大雪に降られ風邪をひいてしまいました。その風邪が悪化してティムールは亡くなったということです。バザールのすぐ隣にあります。バザールからはっきり見えるので道に迷うこともありません。
非常に美しいモスクです。デザインは一緒なので何がどれだか分からなくなります笑
モスクなのでおそらくコーランを読んでる人がいました。
ランチ
シュリンクとvegetable noodleと書いてあった。野菜スープうどんをいただきました。
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不調の体に染み入る味だあ。上手い
シュリンクは日本で言えば焼き鳥かな?串刺しにした肉を焼いて提供してくれます。そこそこのボリュームがあってかなりの食べ応えです。
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全体的に量が多いので気をつけていないとボリューミーになってしまいます。(全部スモールで注文しています)
レギスタン広場
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レギスタン広場は、サマルカンドの古代都市の中心部に位置しており、オリエント建築の代表格として、世界的な名声を得ています。広場の三方は、中央に面した大規模なマドラサに囲まれおり、3つの建築物はすべて独自の装飾が施されています。サマルカンドが誇るこれらの建物のおかげで、サマルカンドは2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。
ウズベク語でレギスタンは、砂の場所を意味します。古代、この中央広場は砂で覆われており、広場の周囲には最初からマドラサがあったわけではなく、のちに立派な建物が建てられました。当時、広場はハンからの勅令を伝えたり、出征する兵隊を集める、公開処刑や祝賀会など、様々な用途で使われました。
かつて、広場の周りには、職人や農民が商品を売っている商人たちを見ることができました。サマルカンドの主要な道路はすべてレジスタンに通じており、いつも活気に満ちていました。
歴史上、様々な統治者が広場の用途を変えていく中、古代から現在に至るまで、レジスタンは常に都市の社会生活の中心でした。
広場には異なる時代に2人の統治者によって建てられたウルグベク、シェルドル、ティリャーコリーの3つのマドラサがあります。
めっちゃ広いです。正直ここだけで十分なくらいの見応えです。他の観光地と比べても建物規模が大きく圧倒されます。そしてやはり美しいですね。
建物もそうですが、その周りも含めて木々があってカフェがあって、歩きやすい道があって素晴らしいです。
日本でいえば京都が近いのでしょうが、観光地内は車が制限されているので、そうしたまちづくりを目指せば良かったのにと思います。
グーリ・アミール廟
グリ・アミール霊廟は、ティムールや彼の息子たちが眠る霊廟です。グリ・アミールとは「王の墓」という意味です。もともとこの場所には神学校と聖職者たちの住宅「ハナカ」があったのですが、ティムールは戦死した孫ムハンマド・スルタンを偲んで、隣に墓を建設しました。 後にはティムール自身もそこに葬られることになりました。彼は生前故郷のシャフリサーブスに葬られることを希望し、長男の霊廟の近くに自分のための廟も作っていました。しかし、ティムールの死を秘密裏にしておきたかった後継者たちの手により、ティムールは念願叶わずこの霊廟に葬られてしまいました。現在残っている黒緑のオニクス石の墓石は、ウルグベクによって設置されたものです。正面玄関から入ると美しく装飾された部屋があり、そこに墓石が並んでいます。ここにあるのは墓石だけで、遺骨自体は地下室に埋まっています。地下室へは霊廟の裏口から行けるのですが、現在は鍵がかけられており、中へ入ることはできません。霊廟の周りにお土産の店がいくつもあり、陶器のお皿と茶碗などが販売されています
また近くに廟があります。ここはこれまで見た中では1番小さいですが中のゴージャス感は1番だったかもしれません。
けっこうゆっくり廻ったつもりなんですがここまで4時間で回れてしまいました。
観光地がかなりコンパクトにまとまってるので、さらっとみれます。半日でも十分なくらいでした。
体調もあんまりよろしくないのもあったので午後はゆっくりコーヒータイムとしました。
一軒目はレギスタン広場内でアイスラテを注文して公園内でぼけーっとしてます。
木々があるので木陰でコーヒーを飲みながらレギスタン広場を眺めるのはとても味があります。
2軒目は、レギスタン広場とビビハニムモスクを結ぶ通りにあるカフェでコーヒーとmedovikというロシアのケーキをいただきました。
意外にも甘すぎることもなく、シンプルなミルクレープみたいな感じですかね。とても食べやすかったです。
ちょっと体を休めるということも含めて、ゆっくりと午後を過ごしてお楽しみの夕食です。(次の日が早いので早めに食べます。)
カザンケバブとスープとビールです。スープは間違えてラムスープを頼んでしまい、油っこすぎて全部飲みきれませんでしたが、カザンケバブは抜群に美味しかったです。ビールもすっきりした味わいでしかも値段も張らないのでとても良きです。
最後にレジスタン広場を通って夜景をみます。日がくれるとライトアップされて昼とはまた違う美しさがあります。
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しばらくライトアップを楽しんだらタクシーを拾って早めにホテルに戻ります。
明日は明朝のフライトなので仮眠してから向かいます。(体調回復するといいな)
今日はもうお休みなさい。have a good night!
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