友寄隆哉の音楽講義Vol.02:日本人のリズム感:日本人に《リズム音痴》からの脱出は可能か!?(2021年11月5日)
リズムについて語る前に、私は、こんな本を執筆しました。
2014年2月7日出版の本です。日本人は、いつの時代に生まれても、日本人のままである、という本です。
あれから、7年と9ヵ月の年月が流れました。約8年。
当時、中学1年の13歳は、もう21歳?
21歳で音楽を目指した青年は、29歳。
私が、リズムに興味を持ったのは、この本にも一部掲載した、ある雑誌の記事からがスタートでした。
”日本人に<リズム音痴>からの脱出は可能か!(成毛滋1972年 )1972年 音楽月刊誌「ガッツ」12月号でしたが、私が、この雑誌を友人の部屋で発見したのが中学2年生、13歳~14歳の時です。
あまりの衝撃に、それから、私の、”リズム、リズム”の謎解きゲームの人生が始まりました。
この問題は、日本人として生まれた人間には、永久につきまとう問題です。
「最近の若者は、リズム感がいい!」なんてことはありません。日本人は、江戸時代からでも、それ以前からも、みんな同じリズム感です!
(近年の一般の日本人の若者のリズム感は、単純にロボット的ですから、さらに弱体化しています。その証拠に、ますます世界とはかけ離れて行きます。日本人だけしか理解できません。)
もちろん、西洋リズムに憧れ、それを夢中に体得した人間は、たくさんいますが、みんな、普通の努力ではありません。当然、これからも同様です。
カンガルーの子は、未来には、トラにはなれません(?)
成れる!と思っているのなら、それは、トラのセールスマン?に騙されているのでしょう!(?)
さて、ここでは、なかなか実際の音源が使用できない書籍の世界とは別に、8年の時を経て、動画を活用して解説してみましょう。
しかし、私自身が、私の「日本人のためのリズム感トレーニング理論」を紹介したTwitterの一文には、”リズムは語るもんじゃない、やってみるもの? じゃあ、何十年も毎日ゴキゲンなミュージシャンばかり聴いて来たはずなのに、ハネてるんじゃないの!?ロボットリズムじゃないか!聴いてもダメ、見せてもダメなら、口伝(くでん)しかありません。”というのがあります。
これは、語学の世界でも同様ですよね?
英語の歌や映画なんか、毎日、いくらでも接して来たはずなのに、実際に、発音すると、やはり日本人は日本人です。(バイリンガルを除いて)
3,4歳の幼児でも、日本語が上手になると、外国語の発音は苦手になります。すでに母国語の発音体系ができてしまっているわけです。
もちろん、これは否定されてはいけない事でもあります。なぜなら、思考力、思索の神髄は、母国語でどこまで深く物事を考える事ができるか、に関わっているからです。
ノーベル文学賞も外国語に翻訳されて生まれますが、母国語での思考力があるからこそ、芸術作品は生まれます。
それでは、未来の日本の子供たちのために、リズム講義を始めます。
実際に、私が、演奏しての解説は、毎日、オンラインレッスンで実演していますから、絶対マスターしたい!という方は、毎月二回のオンラインレッスンを受ける事を推奨します。
武道、武術に明け暮れた体力自慢のさすがの私とは言え、現在、62歳です。(2021年11月現在)
しかし、幼児の子供が二人いるため、まだ元気ではありますが、世の中を見ていると、中々、60代を、芸事に生きた人間が全うするのは難しい、といいう事実があるので、これも”遺言シリーズ”としています。
実際の講義としては、今回が、最初という事になります。第1回は、日本の現状を伝えたい、という趣旨で書いています。
しかし、今回からは、本格的な講義に張ります。
私は、中学2年生の時に、成毛 滋『なるも しげる、1947年1月29日 - 2007年3月29日)日本のギタリスト、キーボーディスト。東京都出身』のおかげで、早くから”日本人は世界に通用しない!”と知り、大変なショックを受けましたが、これを機に、皆さんも、「そういえば、あの人は、世界には知られてないようなあ」と疑問に思ったら、私の第1回の講義を読んで見て下さい。
1:日本人特有の”ハネている”リズムとは何か?
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私にもし時間があれば、これまでのように音楽作品を創造したり執筆する時間が作れます。時間はお金です。両方なければ、ただただ毎日をサトウキビ畑でbluesを口ずさみながら働くしかありません。そうして来たのですが、自分の年齢を忘れてました!😱 サポートお願いします🙇♂️