「なおしといて」関西と関東の違い
何年前か忘れたけど、3月は異動の季節に・・・
わたしは、立場が下の関東人。
上役が、初めて関東に来た関西人。
おう、悪いけど、
その段ボールの中、あけて、中のものなおしとって。
と、上役。
ハイというしかない私・・・ヘイ。
ハイとは言わない、無邪気な心。
どうでもいいが。
段ボールの中開けて、なおすのは分かった私。
中には、以前の場所の机の上にあったであろうファイルブックと、その他雑多なもの。
「どうなおせばいいのか。」私は、困惑した。
ボロボロのものはあっても、壊れていそうなものは何一つなかった。
その中にあった卓上扇風機(電池式)のスイッチを押す。
無反応。
ああ、電池切れか。と思い、近くのコンビニに単3電池を買いに行き、
電池交換をする。電池入れ替えの効果てきめんで、うぃぃぃぃんと稼働する。
で、電池交換の経費をその上役に報告すると、怒られる。
なおせとはいったけど、電池交換しろとは言っていないと。
私も、食い下がる。
なおすものは、この電池以外にありませんでしたと。
そこで、やっと上役がことを飲み込んだようで、
なおすというのは、片づけておいてという意味だと、私に説明する。
私は、なおすというのは、そういう意味は含んでいないと、事情を説明する。
このようなことが起こりえるから、日本国内で、言葉の意味が一つであるという思い込みは、危険であると学んだ時であった。
指示は、受け手が理解したか確認してから、その場を去ろうね★