見出し画像

【創業者のブログvol.0】タチヨリ/創業者の想い〜過去から現在における経験〜

2020年1月31日タチヨリ株式会社設立から5年
永久保存版として、赤裸々に本ブログに残させていただきます。
動画版はYoutube「タチヨリ/創業者のVlog」をご視聴可能です。

全ての経験を糧に(幼少期〜大学時代まで)

静岡県掛川市出身/1991年2月1日生まれ(本記事執筆時:33歳)

家族構成
・反面教師であった父親(当時の話です、今は本当に感謝しております)
・愛に溢れる母親
・人気者で面白い姉2人
・頑固で優しいおばあちゃん
・寛容にさせてくれたおばさん(みんな違って、みんな良い)

「大学には進学せずに、働いて欲しい」と母親は思っていたようです。
裕福な家庭で育ったわけではなかったからこそ、大学に進学する意味を考え、受験勉強しました。
とはいえ、小中高でも、思いっきり興味のあることに熱中することができ、「人生の経験」として非常に良かったと思っております。

▼小中高で熱中したこと
・複数の大会で優勝(遊戯王カード・ベイブレード・ディエルマスターズカード大会)
・サッカー
・大恋愛の経験

国公立大学に進学後、イギリスへの交換留学を決意。現地大学との単位交換が認められておらず、留年する気もなかったので、大学生としては最も遊べる時期に、授業を非常に多く詰め込み、別途英語の勉強をし、週6日アルバイトをして、イギリス留学を実現させました。

留学前の目標は2つ
・外国人の友達100人以上
・TOEIC800点→いずれも達成

イギリス留学で学んだ本質
一歩踏み出す勇気が全てを変える


外国人の輪の中に常に日本人一人で飛び込み、人気者になりました。
自ら頑張って実現させたイギリス留学、絶対に無駄にはしない、という強い気持ちがありました。海外の人とスピーキングできるように、留学前6ヶ月間はシャドーイングは毎日やっていたと思います。iPodには洋楽のみ入れてました。そのお陰で、わずか3ヶ月の留学期間であっても、アカデミックな視点ではなく、本質的に人生に大切である「経験量」は1年〜2年いる人を上回っていたかもしれません(当時は負けず嫌いでした、今思えば、比較することに意味はないのですが)

自分のありたい姿を実現するには「自ら経験を創ることが大切」であることを学びました。また大学生ながら「経験」に投資した方が良いと確信しました。よって、自ら借金をして、目的意識を持ち、海外一人旅を実行しました。海外一人旅で出逢った方々との接点があったからこそ、今に繋がっていると感覚があります。学生の時から、国籍・世代・役職を超えた友達が多く、人生の先輩や海外の同世代で夢を追う人達に囲まれていたことは本当に幸せなことでした。

例えば、ニューヨーク滞在時、3人でマンハッタンを回っていた時のこと。
1.Google出身で起業しようとしていた友達
2.ドイツ銀行出身の友達
3.学生の私

Google出身者(起業準備中)は、ドイツ銀行出身者に対して
「You are not genius, but you are smart(あなたは天才ではないが、あなたはスマートです)」と言いました。

Google出身者(起業準備中)は、学生の私に対して
「You are not smart, but you are genius(あなたはスマートではないが、あなたは天才です)」と言いました。

【役割の違い】
天才という表現が適切か?はさておき、今だったら、この違いを明確に理解ができます。スマート=答えがあるものを論理的に整理する力、天才=抽象度が高い仕事ができ、自身のリスクと天秤にかけた上で、最大限リスクが取れる人材。スマートな人と天才の人が上手く組み合わさるとイノベーションが起きます。社会の役割として、両方必要です。

▼海外一人旅で回った国
ニューヨーク/ボストン/ロサンゼルス/フィラデルフィア/トロント/リマ/クスコ/イグアス/サンパウロ/リオデジャネイロ

社会人デビュー


日本も転職が当たり前になることが予測されている時代に新卒入社しており、20代で大企業・中小企業・ベンチャー企業を経験したい、と思っておりました。

1社目
不動産・鉄鋼事業等を展開する100年企業 中川特殊鋼株式会社に入社
法人営業/貿易実務/生産管理/海外関連業務等を経験

2社目
リクルートに入社
新規開拓営業/メディア関連業務/自社(リクルート)の採用面接官を経験

3社目
上場を目指しているフォースバレー・コンシェルジュ株式会社に入社
新規・既存営業/人事/事業開発を経験

起業を決意した3つの理由


【理由1】
自利利他=ビジネスだと私は思うのですが、自分の想い(自分が興味のあること×社会課題解決に向けて創造するべき社会の姿が重なっている部分)が、社会に対して形にできました(実績)「自分がどうしたいか?」というのはなくなり、「社会に対して自分に何ができるか」に明確に変わりました(当時27歳)

【理由2】
京都のお寺に座禅修行。
上記の実績を残した後、会社の夏休み期間中に3泊4日の座禅修行へ参加。そこで10年間、引きこもりであった同年代の人と出逢いました。この方は、いじめや家庭内暴力がキッカケで対人恐怖症を長く持っている方でした。多くの人とコミュニケーションができない期間が続いていたそうですが、落ち葉ひろいの作務の時間に、「良い人そうだから話しかけてみました」と言って、私に話しかけてきてくれました。その後、カラオケも一緒に行ったのですが、20代で演歌が大好きで、演歌しか歌わず、精密採点も90点以上連発。中卒だから就職も大変、というのは言い訳ではなく、本当に学歴は関係していると思っていて、私も父親が中卒で経済的に家庭は苦労しました。
「学歴や国籍、性別等を超えて一人一人が生きやすい、ハッピーな社会にしたい」そのように強く思いました。

【理由3】
銀座の重鎮から「君は起業した方が良い。君は変わってるから、まだ世の中にないサービスを生み出しなさい」とアドバイスをいただいたこと。

上記の理由1〜3が、全て1ヶ月以内の出来事として起き、会社のボーナスを貰わずに卒業。「情熱が全て」特に社会に対するイノベーションを前提とする新規事業の場合、手元に1,000万円あるいは1億円あって起業したら成功できるのか?といえば、絶対的に答えはNOだと理解していたからです。※ここでの成功の定義は、実現するべき社会を創造できるか否か。

創業準備期間


下記7つを経験しました(アイディア創出のために)

1.銀座の重鎮に事業アイディアを何回も激しくダメ出しされる
2.ニューヨーク市立大学への留学を検討(留学は行かず)
3.沖縄の南大東島で住み込みでカボチャ栽培経験
4.「もし自分が静岡県知事だったら、どのように静岡県を持続的に発展させるか?」等、ケーススタディを一時期毎日やり、成功済の経営者に提出し、フィードバックを頂いてました。
5.図書館で社会課題の事例に対して「感じながら読む」
6.実家を追い出され、友達の家に居候生活、その間、急成長中のITベンチャ   ー企業でインサイドセールスをしながら、引き続きアイディア創出に専念
7.瞑想修行に参加(1日12時間×10日間)「生きとし生けるものが幸せでありますように」

起業「生みの苦しみを超えて」


とにかく、本当に大変でした。大変だった最大の原因は下記です。
新型コロナウイルスの直撃、マーケット変化が適切に読みきれなかったことです(一過性に過ぎない事象に踊らされた)

また他にも苦労した原因があります。
スタートアップを取り巻く環境を、知識ではなく、もっと早く全域を「経験」するべきだったこと(知識と経験は本当に異なる領域)

一方で、「たった5年」で良かったと思うことの方が本質的に多いです。
・前提として、何を持って早いか遅いか、は市場が決める
・粘り強さ・生命力・レジリエンス(精神的回復力)は極めて重要
→孤独を感じる時期は当たり前とし、否定を受ける時期が続くことが多い。
・ベンチャー企業/経営者様が、創業10年〜20年で経験するかもしれない「困難」を5年の間に先行して経験できたこと
→成功パターンは創業者によって異なりますが、失敗には共通点あり。高速の失敗なくして大成功なし。2024年1月以降、失敗と呼べる失敗なし。計画通り。
→創業者のマネジメントとは何か?ということは、究極的には「人間力」なのだと思います。
・環境のメリット、デメリットを生かす
→環境が整うことはない。創意工夫により、大抵のことは突破できる。
・ビジネスを超えた沢山の世代の仲間ができたこと(最高に面白い領域!)
・妻「ゆいちゃん」と最高に仲が良いこと(数多の大喧嘩を乗り越えて)
→創業同時期に入籍しましたが、ゆいちゃんと私は非常識な経験を乗り越えてきました。経営者の家族が幸せなら、周囲やメンバーも幸せになる、というのは、私はその通りだと思うので、責任ある立場として、家族の幸せを守っていきます。

24年12月7日お披露目会 in 静岡〜入籍から5年を経て〜

これからも弊社タチヨリにご期待くださいませ。
周囲の全ての皆様、本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

▼Youtube:「タチヨリ創業者/甲賀のVlog」
https://www.youtube.com/@tachiyori_kouga

▼創業者のブログvol.1「サービス概要_タチヨリ」
https://note.com/tachiyori_office/n/n3d9a74a27653

Vision「スタートアップ(ベンチャー)支援を通じ、再び日本に活気を」
Mission「セットアップオフィスを、もっとリーズナブルに」
==================================================
タチヨリ株式会社
代表取締役社長 甲賀太一(Kouga Taichi)
東京都新宿区西新宿3丁目3番13号 西新宿水間ビル2F
電話番号:050-8893-5317
メールアドレス:info@tachiyori.com
コーポレートサイト:https://www.tachiyori.com/
オフィスビルの空室対策サイト:https://office.tachiyori.co.jp/owner/
オフィスを「間貸し」したい方と「間借り」したい方とのマッチング実績も有り
▼Youtube(タチヨリ創業者/甲賀のVlog)https://www.youtube.com/@tachiyori_kouga
===================================================


いいなと思ったら応援しよう!