勝手に攻殻機動隊
NETFLIXで攻殻機動隊SAC_2045の配信がスタートした。
仕事もないし(やばいよー)、この機にオレの大好きな攻殻機動隊について勝手に紹介してみる。
外部記憶(攻殻風)にあまり頼らず書くので間違ってることもあると思うが、その点ご了承を。遠慮なくつっこんでね。
まず、攻殻機動隊ってなんなの? ってことから。
そのタイトルが最初に世に出たのは1991年、士郎正宗による漫画作品としてだ。(89〜90年にヤングマガジン海賊版にのったものをベースにしているらしいが、一般的に攻殻の原作といえば91年の単行本の方だと思う)
その世界をベースとして色々なアニメシリーズが作られ、今回のSAC_2045もその一つ。
では、どんな話?
舞台は義体化(要するにサイボーグ化)、電脳化(脳まで機械化!)が一般的になった近未来日本。
原作漫画では2029年とされている。(アキラは2019、ブレードランナーも2019年が舞台。科学は昔の賢者が予想するほど進んでない!)
公安部の元に創設された「階級なしの実力主義、最優先ライン、犯罪の芽を探し出しこれを除去する攻性の組織」通称、攻殻機動隊の活躍を描いた物語。(ちなみにオレはずっと「公正の組織」だと勘違いしてた)
すげー簡単に言っちゃうと、未来のポリスストーリー。
そう書いちゃうとありがちに聞こえるけど、じゃあいったい何が魅力なの?ってことで、
魅力その1
電脳化、義体化が一般的になった世界ならではの犯罪とその最新テクノロジーを余す事なく利用した解決!
ズバリこれだよね〜。メカもの、SFものが好きであれば100%オススメ!
そういう人はすでに見てると思うけど。
例えば電脳化すると、いまのPCがハッキングを受けたりするのと同じように、脳自体をハックされて偽の記憶を埋め込まれたり、目を盗まれて偽の視界を見せられたりする。また、脳がパソコンなわけだから、言うなればWIFIを利用して各々がネットに直接接続し、仮想空間内で会話したりできる。その視覚化も魅力の一つ!それら一つ一つの行為の背景設定がめちゃくちゃ細かいのだ。
光学迷彩にも触れとかないとね。攻殻機動隊が使う装備の一つでかぶると景色と同化できるもの。着れば見えなくなちゃうのだ。素子が高所から飛び降りて夜に溶け込むシーンはこのシリーズのアイコニックな存在。
狡猾な犯人との物理戦と電子戦はまさに未来の現実!
魅力その2
草薙素子
(異論は受け付けない)
攻殻機動隊の隊長で全シリーズで主人公。
特A級のハッカーで最新の義体を最高レベルで扱うスーパーガール。部隊内では少佐と呼ばれる。(悪口はメスゴリラ)
まず服装がやばい。レオタードに革ジャン。(シリーズによっても違うが)一体どんなセンスなんだよ。。でもずっと見てるとカッコよく見えてくるから不思議。オレ、素子モデルの革ジャン買った事あるし。
そんな少佐はとにかくSUGEEE TSUEEEっすよ、大抵。冷静かつ大胆な作戦で部隊を勝利に導く。その痛快さがたまらない。「じゃあ、死になさい!」
だからこそ、強敵に出会い、悩んだり、負けたりする素子の窮地を見ると熱くなる!
魅力その3
思考戦車
攻殻機動隊を攻殻たらしめる存在(なのかな?)。AIを搭載する戦車のこと。自分で思考できる戦車。シリーズによってフチコマ、タチコマ、ウチコマ、ロジコマと呼ばれる。
戦車といってもその話し声や所作はかわいらしく、戦車というよりマスコットと言ったほうがイメージに近い。戦闘能力はあるけど、敵のマッチョな戦車と対峙するとだいたいすぐやられる。「ボクたちはなんて無力なんだ。。。」
毎日並列化(戦車同士の経験共有化)を義務づけられているにもかかわらず、個性を身につけてゆき、時に自分を犠牲にし、部隊を守ったりという自己犠牲の精神まで宿す。「いま、なんだか、だるい」と言い放つAI、ドラえもん並だ。
テレビ版攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXでは、ほぼメインキャストと言ってもいい。
魅力その4
泣けるストーリー
これは主に前述のテレビ版攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX(第三の攻殻)に顕著なのだけど、とにかく泣けるストーリーがシリーズ内に散りばめられていて、オレは年に二回ほど、このテレビ版を見直して(全52話!)わんわん泣いてます。
まだいろいろ書きたいことはあるが、今回はここまで!
ご精読ありがとう!