【突破力】サラリーマンの大先輩から生き方をマナブ
サラリーマンのタチサラにとって非常にショッキングなニュースがありました。
それは、前経団連会長を務めていた中西氏がリンパ腫のため亡くなったといいます。
中西氏をご存じない方もいると思いますので、簡単な経歴をご紹介します。
<中西宏明氏とは>
1970年:日立製作所・入社
2010年:日立製作所・社長
2014年:日立製作所・会長
2018年:日本経済団体連合会・会長
日立製作所といえば、日本では知らない人はいないような企業だと思います。
なにより、この歌をしっている人は多いと思います。
世界ふしぎ発見の終わり近くに流れる「この~木、何の木」の歌で有名な日立です。たくさんの家電を販売している日立です。
日立製作所は、従業員はグループ連結で30万人、売上も8.7兆円と日本でもトップクラスの超巨大企業です。
タチサラのいるIT業界では、日本の中では数少ないグローバルで頑張って戦おうとしている日系企業です。
これほどの巨大な企業で社長になるというのは、尋常なレベルじゃない競争を勝ち抜いた方であることは間違いありません。
マンガの島耕作みたいな壮絶なバトルもあったのではと想像します。
また、日立製作所は2009年には製造業過去最高の赤字といわれた7800億円の赤字を出していますが、中西氏はその直後に社長になっています。
その赤字をご自身の素晴らしい「突破力」にて見事V字回復させたといいます。
加えて、中西氏は「いつも微笑みを絶やさなかった」といいます。それも、「会社のトップが笑っていないと改革も進まないだろう」という想いを持たれていたようです。
そんな大企業の社長・会長を経て日本経団連の会長を務め、日本の経済を支え、日本の経済発展・維持のためにご自身の全人生をサラリーマンとしてささげられたんだと思います。
私にはこれほどまで人生の全てをサラリーマンとして、ご自身の生命が尽きる直前まで企業に・国に貢献できるかというと、正直無理です。
サラリーマン人生はスキですが、自分はやはり自分の家族との時間や、サラリーマン以外の部分でも楽しみたいと思ってしまいます。
まぁ、中西氏のようになりたいと思ってもなれませんが(笑)
もちろん中西氏もそういったことはされていたと思いますが、これだけの日本での重要ポジションであれば、行動も制限されていたと思います。
だからこそ、こういった日本の「The サラリーマン」という中西氏のことを本当に心から尊敬します。
日本の製造業最大の赤字を回復させるような突破力というのは本当に学ぶべきポイントです。
心からゆっくり休んで頂きたいと思います。
サラリーマンの大先輩・中西氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。