エヴァと夏競馬
毎年、函館競馬がはじまって、そのファンファーレを聞くともうすぐ夏だなあと感じる。
東京五輪の影響で今年は札幌開催が先だが、ファンファーレは同じ。
さて、この札幌·函館競馬場のファンファーレだが、TVアニメ版の頃からずっとエヴァンゲリオンの挿入曲を手がけている、鷺巣詩郎氏によるものだということをご存じだろうか。
最近オイラ、週末は予定がたて込んで(全く当たらない)note馬券予想を更新するヒマもなかったりしたが、6月12日の土曜日だけは少々ムリをして、夜、映画館に足を運んだ。
札幌競馬の開幕日であったその日は、公開中のシン·エヴァンゲリオン劇場版を観に行くと、新たにビッグな特典オマケがもらえる初日でもあったのだ。
お目当ての特典、いわゆる“シンエヴァの薄い本”はオイラ的には大満足の内容だった。
ざっくり言うと、Q冒頭で繰り広げられたUS作戦直前のアスカとマリのやりとりを描いた短編マンガと、エヴァ製作スタッフが思い思いに描いたイラスト集の2部構成。
短編マンガは淡いラブストーリー。US作戦でアスカがつぎはぎのプラグスーツを(あえて)着ていた理由がわかった。シンジに嫉妬。
イラスト集の方は、オイラは特に井関修一作画監督の絵がお気にいり。碇ファミリー、レイ·カヲルカップル、3歳のツバメ等々··· 1枚のイラストなのに、そこから様々なシーンやストーリーが脳裏に浮かんでくる。すばらしい。
“シンエヴァの薄い本”、おそらくまだ配布してると思うので、エヴァファンでまだゲットしていない方は是非手に入れておいてほしい。逸品だと思うので。
ちなみに鷺巣詩郎氏は、本馬場入場曲も手がけていた。“いた”という過去形なのは、本馬場入場曲のほうは10年くらい前に変更されてしまったから。
当時の競馬場では、第1レースの出走馬達が本馬場に入ってくる時に、場内に“炎のウィナー”が流れはじめて、実況アナが「おはようございます、···」と語りだして1日が始まっていた。なつかしい。
G1レースの本馬場入場曲だった“ザ·チャンピオン”も鷺巣詩郎氏作の名曲なので、どんな曲??となってピンとこない方は、“炎のウィナー”といっしょにyoutubeとかで検索して聴いてみてほしい。
さて、明日は宝塚記念。きっとレイパパレの扱いが運命の分かれ道。さあどうしたものか···