spatialchat (スペチャ)でオンラインフェスを開催してみる件(準備編)
「spatial.chat」というビデオチャットサービスをご存知でしょうか。
このWEBサービスが、フェスを開催するのにまさにうってつけだったので、その紹介をしたいと思います。
オンラインビデオチャットが当たり前になってきました
2020年の春から、オンラインによる会議や飲み会が急速に浸透しました。
これまでは、「ホウレンソウは、メールじゃなくて直接するのが社会人だぞ!」と怒っていたあなたの会社の部長も、すっかり「明日の打ち合わせはZoomでやるからな」とか言うようになりましたよね。しかも「Zoom」のことを、「総理」みたいに→→↓ではなくて、「重油」みたいに→↑↑のイントネーションで発声しちゃったりして。
そもそも立ち飲み余市とは?
突然何の話なんだよ、と思われそうなので、まずは私たちのことを説明しておきますね。
私たちは、「余市」という名前の立ち飲み屋を開いています。
・・・
ごめんなさい。
リンクをクリックしても、何も出てきませんでしたよね。
そうです、店がないんです。私たちは架空の立ち飲み屋なのです。
「余白のある市場」をコンセプトに、2019年から様々な場所で立ち飲みのイベントを開催しながら、「実際の立ち飲み屋ができるまで」の過程をInstagramを中心に発信しています。
しかし、現在はイベントができなくなりました。そこで、宅飲みにぴったりなおつまみレシピを投稿したり、オンライン立ち飲みのインスタライブ配信をする毎日です。けれど、やっぱり私たちは立ち飲み屋なので、大勢がわいわいと集う環境を実現したい。
オンライン飲み会の欠点とは
現在は、「Zoom」、「Skype」、「Googleハングアウト」、「Microsoft Teams」などなど、あらゆるビデオチャットのサービスが群雄割拠していますよね。仕事で活用されている方も多いのではと思います。
**
けれど、ああいうサービスって、不特定多数が集まってぐだぐだしゃべるだけの場合、けっこうむずかしくないですか?**
ちょっと図解します。
オンラインの、全員がきれいに並列に存在する空間って、会議みたいに議題がひとつに定まってる場合は有用かもしれないけど、立ち飲みのような自由なコミュニケーションをするには、ちょっと向いてないんですよね。
けれども、spatial.chatであれば、そんな問題を解決できることがわかりました。
spatial.chatがフェスに向いている4つの理由
spatial.chatは、FunCorp Lab社が提供する、バーチャルビデオチャットのサービスです。
まずは、主催者が指定したWEBページに飛び、ニックネームを入力してログインすると、バーチャルな2Dの空間が現れます。この世界では、端末のインカメラのリアルタイム映像が写っている丸いアイコンがあなたです。
この世界では、こんなことができます。
①バーチャル空間を自由に動き回れる - リアルな会話と同じ
このアイコンは、ドラッグやスワイプやで自由に動かせます。
そしていちばん特筆すべきは、なんと、他人のアイコンに近づくにつれて、その人のボリュームが大きくなるのです。また、逆に一定の距離があると、いっさい聞こえません。つまり、リアルな世界で大勢で会話しているのと同じことです。
②動画を自由に貼れる - コンテンツを共有できる
バーチャル空間の適当な場所に、YouTubeのURLを貼ると、動画を参加者全員に共有できます。そしてこれは、先ほどと同じように、近づけばボリュームが大きくなり、遠ざかれば消えます。
つまり、リアルなフェス会場と同じで、ライブを見ながら、友達と感想を言い合えます。また、歩いていたらいい音楽が漏れ聞こえてきた楽しそうなステージがあったから足を止めてみた、ということだってできます。
③画像を自由に貼れる - 商売につながる
この空間では、画像も自由にアップロードすることができます。つまり、スマート広告を出しておくことができるんですよね。また、QRコードを貼れば、グッズ販売のオンラインストアへひとっ飛び、E-コマースに連動しやすい。
④その他 - アイデア次第でこんな使い方も
みんなで囲んで焚き火をしたり、銭湯で湯船につかったり。
自由に動ける+動画を貼れる+音声共有 の機能を活用したアイデアです。
やってみます
なので、実際にこれを活用して「余市フェスティバル」を開催することにしました。詳細はこちら。
やってみた感想も、改めてレポートしたいと思います。
リンク
https://www.instagram.com/proshirout/
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