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「身体を使う」ということ。
こんにちは!
「おがわちゃんのたちまちDiary」、第二回目の更新でございます。
今回は、実際に公演が行われる京都芸術センター フリースペースの見学をしたときに思ったことを、つらつらと。
見学中、私はひたすら「俳優さんってすごい!!!!!」と思っておりました。
まず大前提として、私は俳優ではありません。
さらに、最後に演技をしたのはおそらく幼稚園のお遊戯会(15年くらい前)という有様で(笑)
なので、俳優さんというのは私にとって、とてもとても遠い存在。
「なぜあんなにも身体が動くのだろう?」「私だったら『こうしたい!』と思っても、実際にそれを身体で表現することはできないだろうな…」などと、いろいろな思いが頭の中を駆け巡りました。
特にすごい!と思ったのは、以下の二点です。
① 身体の可動域の広さがすごい!
まず初めに、「もやのシーン」の稽古が行われました。
いろいろな場所からもやが出て、地表を這うようにし、やがて集まっていくイメージ。
音楽が鳴り始めると、俳優さんたちがさまざまな場所から出てきて、もやを表現します。
もやがうごめくように、俳優さんたちが転がりながら、ゆっくり、ゆっくり、ステージから階段を降りていく。
身体は段に合わせ、動く。形を変える。なめらかに。
その姿はもはや人間ではなく、流動体そのもの。
そしてその動きを可能にする、俳優さんたちの身体の可動域の広さに、ただただ驚くばかりでした。
② 身体を自在に操るのがすごい!
フリースペースの中を、輪になってひたすら走り回るという稽古も行われました。
バタバタ、バタバタと、足音が響き渡ります。
途中、「足音を消してください!」との指示が入ります。
――足音が、消えた。
足音の出し方なんて、おそらく今まで気にして走ったことなんてなかった。
どのようにしたら足音を消して走れるのかも、おそらくご存じなのでしょう。
意のままに足音まで操れる。
俳優さんたちのテクニックを垣間見た気がしました。
私が今「文字」を使って表現しているように、俳優さんたちは自らの「身体」を使い、表現をします。
どのように身体を使って、何を表現しているのか。
観劇の際には、そのあたりもぜひぜひ注目していただきたいです!