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イマイサキコという人生 第4章 -無職貯金無しからの上京物語-

無職での上京、ゼロからのスタート

再び東京へ――無職での上京は、正直、恐怖そのものだった。
生活費は限られており、仕事も決まっていない。
友人もほとんどいない中で、「自分の力でどうにかするしかない」というプレッシャーが常にのしかかっていた。

けれど、それ以上に

「札幌にいたままでは何も変わらない」

という強い思いが私を動かしていた。

オンラインサロンでの交流開始

実は、東京に来る前からとあるオンラインサロンに入会していた。
しかし、札幌にいた頃はほとんど誰とも交流することがなく、ただ情報を眺めているだけだった。

東京に来てから、友人もいない孤独な日々の中で、

「せっかくサロンに入っているのだから、誰かと話してみよう」

と思い立った。
最初は緊張したけれど、少しずつ仲間たちとの交流を始めた。

その中で、自分と同じように

「好きなことで生きていきたい」

と考える人たちがたくさんいることを知った。

ある日、サロン内の仲間からこんな提案をされた。

「サキコ、ダンスクラスをやってみたら?」

ダンス歴わずか2年の私が教えるなんて、考えたこともなかった。

「そんなの無理に決まってる」

最初はそう思ったけれど、仲間たちの「大丈夫、まずやってみればいいじゃん!」という後押しに心が揺れた。
そして思い切って、大人向けのダンスクラスを始めることを決意した。

ダンスクラスの挑戦

「ちゃんと教えられるだろうか」「生徒さんは楽しんでくれるだろうか」――そんな不安を抱えながら始めた初めてのダンスクラス。

クラスには少人数の生徒たちが集まった。
みんな緊張した面持ちだったけれど、踊り始めると次第に笑顔がこぼれ、楽しそうに動き出してくれた。

そしていかに自分の思い込みで"踊れない"と決めつけていたのかを体感して頂いた。
信念を書き換えていくだけで、どんな人も本当に踊れるようになって行ったのだ。


後にマインドコンサルに繋がるのはこの体感があったからである。

生徒さんたちが輝く姿を見る旅、「自分が好きなことで誰かの笑顔を生み出せる」という喜びを実感した。


ダンスクラスを辞め、星読みのセッションへ

ダンスクラスは生徒たちに喜んでもらえる素晴らしい経験だったが、一人一人に合わせた振りを考え作っており、お陰様で大盛況な事もあり、同時に心身の疲れも溜まっていった。

「これ以上続けると、また自分を壊してしまうかもしれない」

そんな不安が頭をよぎり、ダンスクラスを一旦辞めることにした。

その後、ふと頭によぎったのが星読みについてだった。

星読みは以前から好きだった為、

「これを多くの人に伝えれば、もっと人の役に立てるかもしれない」

と感じた私は、友人のサポートも借りて、星読みセッションを本格的に始めることにした。

-続く-

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