成功に導く、最強の引き寄せ力~【不器用リッチ 50の法則】⑦まかないこすめが広がるちいさなきっかけ

~28歳で創業し、49歳で会社を売却、52歳でコロナ禍のなかロンドンで新たな挑戦をする女性起業家の行動~
 

三越本店で晴れてデビュー‼️

三越本店で、小さいコーナーながらも初めてつくったブランド【まかないこすめ】を晴れて発売するまでに至りました。
ただこのコーナーは、たった2週間だけのポップアップ。しかもコーナーと言っても、ひとつの棚の2段だけのとてもちいさい小さいスペースです。

 
そうはいっても、私にとっては一大チャンス。このチャンスをどうにかするしかありません。
そこで私は、このちいさなきっかけを活かすために、たくさんのバイヤーさんやマスコミに大げさなぐらいアピールをしました。
 
「ついに、【まかないこすめ】が三越本店で初のお披露目会を開催!
金沢の老舗金箔屋から生まれたロハスな和コスメ、2週間だけの限定販売。どうぞこの期間にお越しください!!」

ちいさなきっかけから…。 

 この当時、英語の "lifestyles of health and sustainability" の頭文字をとった略語ROHASが注目を浴びており、「健康と地球環境」意識の高いスキンケアを目指す【まかないこすめ】にピッタリだったのです。


 
私は、化粧品の経験も小売りの経験もありませんでしたが、それまで新聞社でのイベントの企画、そしてPR会社でのパブリシティの経験がありました。自分自身のできることに集中し、どのような言葉を発信したら、マスコミが反応するか、そしてどのようなキーワードならバイヤーさんが興味を持つかを必死で考えました。

それが、その当時百貨店の雄でもあった“三越日本橋本店”であり、そこでの“初のお披露目”であり、“金沢の老舗金箔屋のロハスな和コスメ”であり、“限定販売”であり、そして変わった名前の化粧品ブランド“まかないこすめ”だったのです。
 
そして、取引したい会社や取材していただきたいマスコミのリストをつくり、お手紙をお送りしました。                                                                                    
 

本当に来てくださるのか…。


実際に現場で商品を並べてみて自分自身が思った感想が、
「こんななんでもない通り過ぎてしまうような棚の一部にしか商品が並べられていないのに、大きなことを言ってしまった…。」
というところが本音。本当にバイヤーさんやマスコミの方がいらっしゃってくださるか発売当日どきどきしながら待ちました。

しばらく経ってもお客様がお越しにならず、意気消沈していたところ、お声をかけてくださる方がいました。
それが新たな他の百貨店のバイヤーさん、そして六本木に新しくできたセレクトショップのバイヤーさんたちでした。
それがその後のポップアップストアが続くきっかけになりました。
そして、新聞社の方などからもお電話をいただき、マスコミにも少しずつ認知され始めたのです。

120%の力を注ぐことで。

 
その時には決してたくさんのバイヤーさんやマスコミの方の取材があったわけではないですが、この初めてのちいさなお披露会を120%の全力以上の力を注いだことにより、いらっしゃってくださった数少ないバイヤーさんたちの目に留まり、その後少しずつ注目を浴びることになりました。

そして、2年後に神楽坂に直営店をもつようになり、さらにはランドマークとなるような場所に直営店を広げるようになりました。
それはすべては、この小さな棚の2段のスペースから始まったのです。

【不器用リッチ 50の法則】⑦
どんなに小さなきっかけでも、チャンスが来た時には120%の努力を惜しまないようにしましょう。
自分の得意なことに集中すれば、必ず興味を持つ人が現れます。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?