キャンピングカーレンタル事業の始め方
0.はじめに
普段は利回り144%の75万のアパートや想定利回り240%の30万の戸建など激安戸建不動産投資をやっているチャンカジですが、実は個人事業でキャンピングカーのレンタルをやっています。
大家さんたちの集まりでこの話をすると思いのほか食いつきが良く、『面白そう』『儲かるの?』『手間かからない?』と質問攻めに合い、挙句『面白そうだからやってみたい』と言われることが多いです。おそらくですが、大家さんは住むところを貸しているので【住居以外のものを貸す】ことに抵抗が少ないのだと思います。
そんな大家さんたちの集まりでは上記の質問には答えられても【どうやってキャンピングカーレンタル事業を立ち上げるか】についてまで具体的に詳しく話す時間が取れません。
このnoteではキャンピングカーレンタル事業とはどんなものか興味を持った方のために、前半の無料部分には私がキャンピングカーレンタル事業を行う理由と将来性、そして実際の収支などを、後半の有料部分には具体的にキャンピングカーレンタル事業を興すための手続きや日常業務のフローや書類やメールのフォーマットなど、そして自己使用部分を案分せずに全額経費に計上するノウハウを詳しく書いています。
有料部分は【ニッチなカテゴリーだけにあまり多くの人に参入して欲しくない】【個人的な事業の内容や書類を掲載しているため】という理由から設定させてもらっています。
すでにキャンピングカーを所有している人はこのnoteを読んでレンタルすることで経費を賄うだけでなく副収入を得ることができます。そしてこれからキャンピングカーを所有したいと考えている人はレンタル事業と組み合わせることで所有するためのハードルを下げることができます。
また、後半の有料部分に関してはキャンピングカーだけでなくレンタカー事業全般に使えますので【スポーツカーレンタル】や【リムジンレンタル】などにも使っていただけます。
ただし、キャンピングカーの駐車場代が月に3万円を超える地域にお住まいの方は駐車場代で経費が掛かりすぎるという理由からこのnoteは役に立たないかもしれません。ご注意ください。
1.キャンピングカーレンタル事業の将来性
突然ですが、最近キャンピングカーをよく見かけると思いませんか?
近年のアウトドアブームもあって、キャンピングカーを所有する人が増えています。
子育て世代がキャンプのために購入したり、リタイア世代が夫婦2人旅用に購入したり、理由は様々ですがキャンピングカーに興味を持つ人が増えています。
日本最大のキャンピングカーイベント、ジャパンキャンピングカーショーの来場者数はここ数年増加していて、キャンピングカーの注目の高さがうかがえます。
キャンピングカーに関心を寄せる人が増えていることは分かりました。しかし興味があるからといってすぐに買えるものでもありません。
キャンピングカーは普段使いにはあまり適していない車両です。そうすると今まで所有していた車を保有しつつキャンピングカーを購入しなくてはいけません。
そうなると、駐車場の問題や保険を含めた維持費の問題が出てきます。
また、キャンピングカーはその性質上稼働率はそれほど高くなりません。毎週末キャンピングカーで旅行に出るのは非現実的です。
となると、あまり使わないものにお金をかけるのは難しく、欲しくても所有できない人がたくさんいることがわかります。
キャンピングカーに興味があるものの所有できない人はレンタルを考えます。では、需要に対してどのくらいのキャンピングカーが供給されているのでしょう?
Googleにて『キャンピングカー レンタル 〇〇(都市名)』で検索をかけてみてください。
そこに出てくるキャンピングカーレンタル事業者の保有しているキャンピングカーの台数を合計すると、思いの外少ないことがわかります。
※ちなみに私が事業を行っている広島県だと7台です。広島市に限ると3台です。広島県の人口は284万人、広島市の人口は119万人です。
つまり、人口に対して供給されているキャンピングカーの台数がまだまだ少ないのです。
2.レンタル料で維持費が出るの?
キャンピングカーレンタル事業の将来性は分かりました。
しかし黒字にならないと事業を継続できません。果たして維持費や経費を賄うだけの売り上げが上がるのでしょうか?
キャンピングカーをレンタルする人はいつレンタルするでしょう?
大型連休や祝日を絡めた週末がほとんどです。
GW、お盆休み、SW、年末年始、これだけで20日以上の稼働が見込めます。
それ以外に年間10~20日の稼働は可能です。
実際の私のキャンピングカーの年間稼働日数は平均34.4日です。
ではキャンピングカーのレンタル料はどのくらいでしょう?
普通のレンタカーと違い、キャンピングカーは1日当たりのレンタル料を設定するのが一般的です。
実際に調べてみるとわかりますが、車種によって16,000円~30,000円程度と割と幅があるものの高めの料金設定になっています。
安いレンタカーでも需要が見込める繁忙期には2割増しの料金になるので、実際には20,000円~36,000円となります。
年間の稼働日数を30日とした場合、年間60万円~108万円の売上が見込めます。
では次にキャンピングカーをレンタルする場合の年間の維持費はどの程度かかるのでしょうか?
レンタカーの場合、車検は1年に1度になります。
<主にかかる費用 バンコン(キャラバンタイプ)の場合>
車検代…41,760円
(検査手数料1,800円、点検費用29,160円、事務手数料10,800円)
6か月点検代…11,000~20,000円
自賠責保険代…15,520円
任意保険代…240,000円(6等級、車両保険200万免責10万)
自動車税…45,000円
重量税…12,500円
駐車場代…120,000~360,000円
タイヤ代(3年に1度交換)…40,000円/3年=13,333円
年間維持費…499,113円~748,113円
売上予測から経費を引くと+58万円~-15万円となります。経費で大きな金額がかかるのが、自動車保険料と駐車場代です。
このうち自動車保険料はすでに上がった等級の保険の切り替えだと安くなりますし、無事故が続けば安くなっていきます。
私の場合だと3年で14万円ぐらいまで安くなりました。
駐車場代は事業を継続してゆくのに大切なファクターです。もし自宅敷地内に駐車場を確保できるのなら黒字化へのハードルは一気に下がります。
逆に近隣の駐車場相場が高い場合は事業化は断念した方が賢明かもしれません。
ちなみに車両の整備についてですが、走る部分に関してはベース車両のメーカーのディーラーで面倒見てもらえます。車検も依頼できます。
ただし居住区の整備に関してはディーラーはタッチしてくれませんので、購入したお店かキャンピングカーを製作したメーカー(ビルダーと言う)に依頼します。
それから、上記経費には車両の減価償却費を含めていません。4年落ち以上の中古車両の場合、償却期間が12か月になってしまい場合によっては最初の2年が赤字になるかもしれません。ほかのビジネスの黒字で相殺したり、償却期間を長くとるなどの工夫が必要になるかもしれません。
3.週末起業にぴったりのビジネス
キャンピングカーレンタル事業は週末起業にぴったりのビジネスです。
というのも、貸し出しする日が週末や休日に集中するからです。
大抵金曜日の夜か土曜日の朝に貸出して日曜日の夜に返却か、連休の初日の朝に貸出して連休の最終日の夜に返却されます。
実際の拘束時間は貸出時に1時間ほど、返却時に30分ほどです。
キャンピングカーは居住区の設備の説明などに時間がかかります。なので私は車両紹介の動画をYouTubeにアップしておいて、それをあらかじめ見ていただくようにしています。
貸出中は遠出を控えるなど不慮の事故などに備えておいた方が良いです。
と言っても、実際に事故が発生した場合は自動車保険付帯のロードサービスで対処することになります。
4.とっても喜んでもらえるビジネス
やってみて感じたことですが、とにかくお客様に喜んでもらえます。
お客様の多くが家族連れです。そして子供はキャンピングカーが大好きです。なので貸し出しの時からお子さんはハイテンション!
2段ベッドがあれば上がるし扉があれば手当たり次第に開けています(笑)
そして返却時には『楽しかったです!』『子供がとても喜んでいました!』『普段話す時間が少ない子供とたくさん話すことができて良かった』と言われると、こちらも本当に嬉しくなります。
中には旅行先のお土産を買って来て下さるお客様もいます。レンタル代を払って頂いているにもかかわらずです。本当にありがたいです。
キャンピングカーレンタル事業が副業としてやりやすく、キャンピングカーを既に所有している、あるいは所有したいと思っている人にとっては維持費プラスアルファーが期待できるビジネスだとわかっていただけたと思います。
以降の有料部分には、実際にキャンピングカーレンタル事業を開始するための具体的なノウハウを私の事例を示しながら書いています。
付録として申請や業務に必要な書類を添付していますので、書いてある通りに従って進めていけば、開業しレンタルするまで進むことができます。
興味のある方はぜひご購入下さい。
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