出口調査のバイトの裏側
こんにちは。たちばんなです。
私は先日の選挙で出口調査のバイトをしてきました。に出会いました。
出口調査のバイトの体験談はほとんど読めないのが現状です。
なぜなら、働くときにここで知りえた情報はSNSなどに絶対に漏らさないようにと言われるから言われるらしいからです。
そこで私は考えました。
じっと出口調査員を観察して、わかった情報を書くと言うテイでも、けば、このバイトの裏側がわかるのでは?
というわけで、そういうテイで話を進めます。
一部書けない内容もありますが、まぁ8割くらいは書けると思います。
出口調査のバイト(を観察してみた)
朝8時ごろ、タブレットを手にした調査員が小学校の校門の入り口に現れた。首には報道機関の名前が書かれた出口調査員とわかる名札。ラフな感じの服装とスニーカーで、黒い鞄を下げて校門の前に立っている。
タブレットを手にした調査員は、早速出てくる有権者と思われる50代位の女性に声をかける。「〇〇です。出口調査にご協力お願いします」すると女性は「そういうの大丈夫です〜」と言いながら、足早に去っていく。調査員は「かしこまりました、投票お疲れ様でした〜」とその背中を見送った。 一発目から断られている。ちょっと悲しそうだったが、調査員は手元のタブレットで、何やらボタンをポチポチとし、また校門に向き直った。
しばらく間が空いた後、今度は40代位の男性に同じように声をかけている。すると、男性は「ほんとにいるんだ〜!初めて見ました、はい答えますよ」と言っている。調査員は「ありがとうございます。選択式で8問だけですので」と言って、タブレットとタッチペンを手渡し、自らは1歩引いて画面が見えない位置に立った。 回答は1分もしないうちに終了したようで、タブレットを返してもらっている。調査員は「ご協力ありがとうございました!」と笑顔で言った。
1時間くらい観察していたが、本当にいろいろな人に声をかけている。80代くらいのおばあちゃんから女子高生まで。子連れの父親にも。まとまって出てきても、誰かを狙い撃ちして声をかけているようだった。 優しそうな夫婦と、早足コワモテの見るからに断りそうな男性が同時に出てきても、男性のほうに声をかけていることもあった。そして無残に断られている。ちょっとかわいそうだ。
何か規則性はないかと年代、性別、時間の間隔や人数などを測ってみたが、全然規則性が見つからない。時間間隔はわりと一定だったが、 同時に出てくる時はどうやって決めているのだろう。
そうこうしているうちに、調査員は「1分で終わりますので」という言葉をつけることを覚えたようだ。 そして、スッとタブレットとペンを差し出す。まぁ1分なら答えようかな、差し出されちゃったしと、心理的ハードルを下げているのだろうか。
そこで、ふと思いついた。一定の人数の間隔を空けているのでは?
そう気づいた私は、いちど声をかけて、その次に声をかけるまでの人数を数えてみる。すると、毎回ほぼ11人だと言うことがわかった。 あの暇そうにしている時間も、調査員は出てくる人数を数えているのだろうか。 だから大量にまとまって出てきても狙い撃ちして声をかけているのだろうか。
すると調査員と声をかけられた人が何やら話している。「出口調査されたの初めてですよー」「そうなんですね、全員にお声掛けしているわけじゃないので」「どうやって決めてるの?」「一定の間隔をあけてお声掛けさせていただいてます」
キタコレ!答え合わせ完了。 どうやら人数間隔を空けている事は間違いなさそうだ。そしてそれは多分11人。という事は、あの人は延々出てくる人数を数えているのか。大変だ。
結局調査員は、午前4時間午後4時間くらい同じところに立ちっぱなしで、11人おきに声をかけ続けていた。成功率はまぁ6〜7割といったところだろうか。
確かに大変そうな仕事だが、タブレットを渡して回答してもらう方式のようなので、お前に知られたくないって断られることとか、調査員が改ざんしちゃうとか、 紙を集計して送らなきゃいけないとかいう心配・手間が少なそうで、進化しているなぁと思った。
立ちっぱなしの仕事に耐えられる体力と、断られてもめげずに次の人に「こんにちは〜😊」と声をかけられる精神力のある人なら、良いバイトなのではないだろうか。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
スキしてくれるととても喜びます。
※ヘッダー画像は記事内容とは一切関係ありません。ええ。一切。
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