家事も縦割り行政!自分の脱いだ靴下すら「女の仕事」にしたがる男
いつもの恋愛記事とは少し違いますが、彼女が欲しい・結婚したいと思っている人(特に男性)には伝えたいお話です。最近、いろいろな女性から話を聞いていると、男性(夫)が女性をイライラさせる原因のひとつが見えてきたので、それをお伝えしようと思います。
靴下を片付けない夫
ああ、なるほどな。と思うきっかけは、あさのゆきこさん(@YUKIKOASANO)のこちらのツイート。
登場する旦那さんにとって、奥さんの話は「靴下をどうすればよいか」という話に聞こえていないわけですね。旦那さんにとって、奥さんの話を聞く目的が「奥さんの機嫌を取る」ことになってしまっています。
「わかった」「次からちゃんとするから」というのは、その場でのご機嫌取りで言っているので、相手が何を伝えて、なぜそれを言っているのかを全く理解していませんし、する気もありません。
なので、「100回言っても聞かない」んですよね。聞いてないんですもん笑
他人が言うと一発の理由
なぜ、他人が言うとやるようになるのか。それは、自分の仕事だとインプットされるからですね。
今まで他人の部署の仕事だと思っていたものが、自分の課でもやるべき仕事だと気づいたからです。
そう、この旦那さんにとって、「脱いだ靴下を片付ける」のは別の部署=妻の仕事だという「縦割り行政」だったので、「100回言っても聞かない」わけです。
この「縦割り行政」感覚、ヒジョーに多くの男性が持っています。
「縦割り行政」は狩猟本能の名残?
男性には「狩猟本能」、女性には「集落本能」があると言われています。原始の時代、男は獲物を狩って、食料を手に入れ、女は木の実を拾ったり、食料を加工したり、子育てをしていた、その名残があるというわけです。
獲物を狩るにはチームワークと役割分担が大切です。隠れて獲物を狙う場所や、その手順。風下で匂いに気付かれないため、風向きの情報や、襲い掛かる順番。ひとつでも乱れると、獲物を取り逃がしてしまいます。
そのため、男社会には自然と縦割り行政感覚があり、狩りの失敗につながる不必要な情報は排除していく傾向も持っています。
現代でも、その名残からか、
「コレは君の仕事。ボクはこの仕事」
「その話の要点はなに?」
「こうすれば解決だ!」
などという男性が多くいます。
話を聞かない男はプライドも高い
女性の言う「話を聞かない」男性は、そもそも「自分には関係ない」と思って聞いています。
冒頭のあさのゆきこさんの漫画に登場する旦那さんも、ハナから「靴下の片づけは奥さんの仕事で、自分には関係ない」と思っていますから、興味もありません。
結局のところ、根底には「俺はすでに立派な仕事をやっている」というプライドが話を聞く邪魔をしています。
同時に、プライドの高い人は、自分は価値がない、必要とされないということを、とても恐れています。奥さんの小言から無意識に耳を逸らせてしまうのは、そうした深層心理も関係しているのかもしれません。
不満や小言は必要されていると考えてみて
「もっと○○してよ」「どうして~してくれないの?」というセリフが、不満や小言に感じてイライラしてしまう方は、否定されているのではなく、必要とされていると考えてみませんか?
小言を言われているうちは、「いくら言っても聞かない。もうどうしようもない」と見放されているわけではありません。「私にはあなたの助けが必要」と言われているのです。
そう考えると、ちょっとやる気がでませんか? そうやって聞くと、”初めて聞く言葉”があるかもしれません。(相手は100回以上言っているのかもしれませんが)
さいごに
既婚男性から、よくこんなセリフを聞きます。
「俺は家事も役割分担でちゃんとやっているのに、『あなたはなんにもしてくれない』と言われる!おかしい!」
今回、あさのゆきこさんの漫画を読んで、その正体がよく見えてきた気がします。
縦割り行政の男性としては、”自分の仕事”はきっちりやっている。女性からすれば、脱いだ靴下をちゃんとした状態で洗濯カゴにいれる、使った食器を流す、靴を揃える、なども”家族の仕事”。
あまり「男性」「女性」で分けたくない話ではありますが。(女性からすれば特にそうですよね)
ただ、その正体は?というところを考えると、性別による考え方の違いが犯人くさいのです。
ちょっと前にツイッターで見た、残業で帰りが遅くなった自分の代わりに旦那が洗濯をしてくれていると思ったら、自分の洗濯物しか干していなかった……
というのも、おそらく「縦割り行政」です…
男性のみなさん、プライドは捨てて、”ちゃんと”相手の話を聞きましょう!
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