見出し画像

「一番したいことはすぐにやる」を癖にする。

好きなもの、先に食べる?後に食べる?

私は好きなものを後にとっておく癖があったのですが、そういう人、結構多いですよね。

ケーキの上のいちごとか、お弁当の大好きなおかずとか。
そんな小さなものから、もう少しお金の余裕ができたらあの国に行こう、とか、あのおしゃれカフェでランチしたいな、と思いつつなかなか行けないとか。

そういう喜びや欲しい物を後にとっておくことのメリットとしては、それが実現するまでも楽しい、ということがあると思います。

でも実際はどうなんだろう?と最近は考えが変わって来ました。

コロナで行きたい場所に自由にいけなくなってしまう。
大事に取っておいたデザートにたどり着く前にお腹一杯で、美味しさを100%味わえない。
行きたかったお店が閉店していた!(←最近経験した)
素敵な服を買って、特別な日に着ようと思っていたらタイミングが無くてそのシーズン着られなかった、とか。

例を上げたら結構な割合で、残しておいた楽しみが味わえない経験をした人っているんじゃないかな、と思うんです。

先にやってみたら、次の楽しみが早く来るかも

私が、好きなものは先に食べる!今やりたいことは今やる!というのを最初に意識し始めたのは、父親を看取った時だと思います。

それまで、好きなものは後に残しておくのが当たり前。

やりたいことについても慎重で、正しいタイミングかどうか?を気にして中々行動に移せませんでした。

でも、人はあっけなく死ぬし、あっという間に当たり前にできていたことができなくなることがある。
それを目の当たりにした時、「今食べたいものは今食べるべきだし、今したいことはしたほうがいい」と心から思いました。

人の死に対して食べることを思うなんて、どんだけ食い意地が張ってるんだと思われるかもしれませんよね。
私もすごく原始的な発想な気がしました。

でも、食べることも行動することも、伝えたいことも。
今すぐできることはして、食べられるときに食べて、言えることなら、言ったほうがいいという確信はあります。

常にそんなふうに行動するのは難しいかもしれないけれど、できる範囲でそうしていくと、何が起こるのか。

私の場合、次の楽しみな出来事が早く来るようになりました。
というか、自分がそういう機会を作っているのかもしれないけれど。

行きたいと思っていた少し敷居の高いお店に行った後、次はこれが食べたい、というと本当にすぐ行けたり。
これをお願いしたらわがままかな?と思って躊躇していたことを思い切って聞いたら、あっさり通ったり。
この人と仕事してみたいな、と思ってお茶に誘ったら、向こうから話を切り出してくれて、本当に仕事になったり。

一つ一つはとても小さな出来事だけど、物事の進むスピードが早くなる気がします。

「楽しみを先に味わう」という行動は、即断即決が苦手な私が、ちょっとだけ即決できるようになるための練習だったのかも。

そしてその行動が、停滞感を打破するにはかなり効果的だな、と思っています。

一番好きなものを先に味わう、というのをやってみると、案外スルッと今の状況が変わることがあるかもしれません。

今なんとなく停滞している感じがする、というときは、是非試してみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?