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演出家さんの旅話①
ドラマに入ってる時はキャスティングされた事や日常とは違う時代劇作品に自分自身がいっぱいいっぱいに成ってしまっていたり、演出家さんの方も何本も走り続けなくては成らないのでじっくり話すのはメインキャストや主役に成ってしまい、脇で入っている役者、ましてや新人の私とは挨拶するタイミングが有ったとしても作品を語り合うなんて皆無なのです。
だけど、新人の時に出演させて頂いた作品で御一緒だった方とも作品から20年も経っていたら不意にまさかの場所でお会いして隣合うこともあり、改めて話をお聞きする事が出来ました。
大きな作品に成ると1つのドラマに何人かの演出家さんが付いていて担当回を演出されます。なので作品に出演していてもお会い出来ない演出家さんやスタッフさんは多々居るものなのです。とは言え、同じ作品に関わっていると共通言語が有り共有出きる感覚が有るものであれもこれもと今だから聞いてみたい事や見解が面白く話は尽きない物でした。
さて、ドラマの話は又の時に取って置いて
その演出家さんがイギリスを旅したインプットの旅話をしたいと思います。なぜなら、橘真由も渡辺謙さんと少しだけ繋がりが有ったのでロンドン公演の王様と私を生で観たくて準備して居ました。チケットは何とか成りそうでしたが結局のところ渡航費用が思ってたよりかかる事に成ってたりイギリスに嫁いだ友人とも上手く連携が取れなかったりと私にはロンドン公演を断念して観に行けなかった過去があり、演劇をやるのも観るのも上手く行かない過去にモヤモヤを残した過去が甦った2025年に、そのロンドン公演王様と私を観に行った演出家さんから直接話を聞くことが出来ました。作品が素晴らしいのは想像出来ますが、どう素晴らしくて演出家目線から観てどう感じたかを生の意見として聞けた事が私の財産に成りました。なぜなら演出家さんは渡辺謙さんと繋がりがあり、舞台は勿論ですが舞台裏の渡辺謙さんを見て来られたのです。なんて貴重な体験談よ。
演出家さん目線からの感想を聞いて橘真由が独自に解釈したものなので確かな証拠は有りませんが、橘真由の感じた感想をノートで共有出来たらと思います。前置きが長くてすみません。
本題は次のページ~