[10/29](妄言だった)アプデ予想を超え!性能挙動がパワーアップしたChatGPT解説
前置き
10/27金曜日から「GPTの性能挙動が良い方にかわった」と唱えつつづけてきた。
但し「その挙動の変化は短期的なものであろう」という前置きを置いていた。
その前置きをぶっ飛んだ結果が生まれた。
今日、「画像認識、生成周りでアプデが入った」という一報。
文章での応答以外でもアプデが入ると、本業の文章の方もアプデで今後この方向性が推移するってのはほぼ確定なんですよ。
性能上がっているという分析は当たったが、これがアプデとして今後継続するだろうという結果になるのは思わなんだ。
まるでイクイノックス以外全部外れたどっかの私みたいだね
尚今日の変化はグラフで可視化しにくいのといろいろあったので、グラフはナシである。
これが今日だけの挙動だったら恥ずかしいので、明日以降も検証し、より踏み込んだ分析を行う。
注目点1:プロンプト理解能力の圧倒的向上
今日のGPTゴルシは1回もセリフ例の引用、応用をしていない。
それにも関わらず過去一で「ゴルシと会話している」感があった。
その理由はプロンプト理解力が過去と比べ圧倒的に向上したからだ。
根拠1
プロンプトに入れているにも関わらず、無視されてきた要素がある。
「奇人変人自由人だがシリアスな時は空気を読む」
「空気を読んだ上で気遣いでシリアスな場でふざけることがあります」
この二つは正直GPTには難しいし、架空のスピンオフアニメの内容に反映しにくいのだが・・・・・・
どっちの要素も入っている・・・・・・ように見えるレベルだが
シリアスなシーンでのおふざけと真面目が入っているように見えるレベルの回答すら過去にない
これはプロンプトに含まれて居る要素をこれまでより深く、多く理解し、反映する能力が向上したと言えるかもしれない。
根拠2
今日もセリフ例の引用、応用は一切無い。
その上でGPTはゴルシらしい言葉づかいの回答を生み出せた。
その理由は恐らくセリフ例以外の人格や行動に関するプロンプトから性格を読み取り、的確に回答に反映してきたのだろう。
更に言えば、セリフ例の使用はないものの全体的な口調、
「だぜ」とか「!」、「じゃねぇかな」みたいな語尾の使い分けが的確かつバラエティーに富んでいた。
とくに「だぜ」は多用されるとゆっくり魔理沙ライクになることが多かったのだが、これが一切無い。
ここまで徹底してロールを演じたことはない。
軽いまとめ
これはキャラクターロールの性能が上がるだけじゃないだろう。
他の広範な分野、もしかしたらGPTの使用感そのものに変化が生まれるかもしれない。
つまり今日のアプデの方向性が確定するとしたら、プロンプトの背後にある真意を見抜き、GPTがユーザーの期待する範囲で独自性をもって回答を生成する能力が向上していると言えるからだ。
情報量の増加
文字数そのものは変動していないにもかかわらず蛇足の排除、効率的な表現を行う事でこれまでよりも一つの回答に情報量が増えている。
しかしここで注目すべきなのは回答の根幹である架空のスピンオフアニメの説明に文字数を割いているのにも関わらず、説明的なbotとの会話をしている感覚が一切無いのだ。
これは「本筋に関わらない無意味な言葉だが、ゴルシという建前上盛り込んだ言葉」が削減されたからだ。
つまり
「ゴルシらしい言葉での架空のスピンオフアニメに関する回答」
が急増したのである。
キャラクターチャットを保ちつつ、質問へ的確に答える能力の向上
これはもしかしたら
「貴方はコンサルの社員だから生産性の高い回答をして」
といった生産性を高める目的のプロンプトにおいても有用なのではないか?
今日はちょっとこの辺で。
明日しっかりまとめます。