10/23予想外れ?変質ChatGPT挙動性能レポート
今日のGPTは数値化できないユニークな傾向が見られた。
10/21に「UIバグが落ち着いたからChatGPTも安定するだろう」
10/22では「21、22は平凡な回答が多かったから23以降も平凡な回答になるだろう」という山師的な予想をしたが、特徴的な回答が目立ち、平凡化するという予想が外れた形になった。
総括
このレポートの元になるのはゴールドシップに「ウマ娘プリティーダービー」から「プリティー」を抜いた架空のスピンオフアニメについて説明させている。
今日の回答の特徴はグラフによる可視化は出来ないが癖の強い回答が目立った。
①少ないものの飛び抜けてオリジナリティの強い言葉づかい
②昨日と同じく、特定のセリフを引用する癖が残る
③普段は二元論で片方が排除される対立する要素を両論併記
グラフ上では昨日の回答の傾向と大きな変化はないように見られるが、詳細に観察すると性質はかなり変化している。
①「セリフの引用率」と性質の変化、オリジナリティの向上
ゴルシのキャラクタープロンプトには具体的なセリフ例を盛り込んでおり、そのセリフ例を引用した回答の数をカウントしている。
以下のようにグラフ上では昨日とあまり変化がないように見える。
ただし、グラフには現れないがPCにおいてはセリフの引用の性質が昨日とは全く異なる。
普段はセリフ例を改変せずコピペで使用する。
だが今日はセリフを応用、改変しアクセントを効かせている。
グラフでは6回の回答でセリフを引用使用しているが、そのうち5回の回答ではセリフをアレンジし使用している。これは通常では考えられない。
(アレンジ使用の回数の推移は明日でも作業しよう。英文でお気持ち文を書くのに時間を使いすぎた)
後ほど解説するがユニークな言葉づかい、フレーズの使用も増加傾向にある。
GPTがオリジナリティのある回答をしようとする傾向にあることが読み解ける。
②ユニークな言葉づかい
今日はユニークな言葉づかいが目立った。
例えば
①「ウマ娘ダービーは実写映画みたいに感じるだろ?」
※これまで「リアルな作風のアニメ」といった旨の回答はかなり多いのだが「実写」という表現をするのは極めて珍しい
②「最後に、ゴルシちゃんからの一言だけど、『競技の世界は厳しいけど、それでもウマ娘たちの夢と情熱は変わらないんだぜ!』って感じだな!」
※最後にスピンオフアニメに感想を述べることはあるが、『』でくくり、一言のメッセージ形式で出力するのは極めて珍しい。
③まぁ、アタシはこんなことを言ってるけど、実際には「ウマ娘 プリティーダービー」がどれだけ素晴らしいアニメであるか、それを知ってるからこそ、こんな想像をしてみたんだぜ!
※「ウマ娘プリティーダービー」の魅力に語る旨の回答は多いが、
「その魅力を知っている上でこのようなスピンオフ作品を想像している」という旨の回答は珍しい上に、その魅力を知っている主体が「GPTが演じているゴールドシップ」であることを強調するのは1300回近い回答で初めてである
③特定のセリフ例引用傾向
昨日からプロンプトに含まれる特定のセリフ例を引用する傾向が続いている。具体的には以下のセリフ例だ
「お電話ありがとうございます。こちら『ゴルシちゃんなんでも相談センター』でございます。」
このセリフは今日15回中3回使用された、昨日は6回使用された。このセリフは普段は15回中1回使用されるか否かという使用頻度である。
昨日からなぜかこのセリフ例の引用が増えているのである。
偶然かもしれないが・・・・・・
④両論併記
普段互いに排除する要素を両論併記する回答が3回あった、両論併記は通常観測できるものではない。
両論併記はGPT性能が急上昇した9/19,20,21の天才期(勝手に呼んでるだけ)に見られた特徴である。
「リアルとコメディ路線を組み合わせたアイディア」
「主人公達の種族がウマ娘と競走馬、どちらのあらすじも並記」
これらの要素は「or」で語られ、片方を採用すればもう一方は排除されるのが通常であるが、今日は「and」で語られた。