[10/27]今日は独創的な傾向か?ChatGPT性能挙動レポート
総括
今日のGPTは独創的な傾向が強い。
ユニークなワードの使用率が高く、適切に使用し、文脈を崩壊させていない。
プロンプトから人格を作り上げて全く独自のセリフを作っている。
セリフ例を応用した回答が9/25アプデ以降増加していることを昨日のnoteで統計的に証明したが、全く独自のセリフのみを使用する傾向は珍しい。
ちなみに「昨日からGPTが独創的だ」という情報が友人からもたらされた。
もしかしたら現在2,3日といった短期間ChatGPTが変な挙動をする調整がはいってるのかももしれない。
しかし慣れない統計処理で昨日は日課のデータ収集をサボってしまった。何が何でも昨日はデータをとっておくべきだったと後悔。
昨日頑張って書いた記事よんでね♡
ユニークワード関係
ユニークワードの定義は
「他の回答であまり用いられない表現、フレーズ、単語」
①ユニークなワードの使用率増加
今日は15回中12回の回答でユニークなワードが使用された。
ユニークなワードを含む回答が80%にとどくのは過去65日で7日しかない。
②ユニーク度が強い
体感的には普段よりもユニークさに磨きがかかっており、かつユニークなワードが回答そのものを深める傾向があった。単に面白い言葉を使っているのではないのだ。
最も特徴的なものを引用すると
『ゴルシちゃんは笑いが大事だと思ってるからな!
でも、その笑いもよりリアルで生々しいものになるかもしれん。
キャラクターたちの奇妙な癖や、トレーニング中の失敗なんかが、
よりリアルな笑いを提供してくれるかもしれないぜ!』
このようにコメディーの増加という要素を
「GPTゴルシのキャラクターとしての思考、価値観」
「コメディーの方向性の深掘り」
「具体的なコメディーとなる場面」
と三つの要素に分解し、普段の回答よりも深掘りして説明してる。
コメディー要素の説明は通常では以下のような表現に留まる
「キャラクターを活かしたコメディー要素が増えるだろうな!」
もう一つのユニークなワードの例として次の回答がある。
この回答は他の回答よりも複雑な構造だ。まずは本文のスクショ
『レース中には、バク転をしたり、壁を走ったりするウマ娘もいるかもしれないぜ!』
この一文には「プロンプトを応用した独自のフレーズを生成」、「回答の本筋を深める」という二つの役割がある。
プロンプトにはレース中の奇行にまつわる言及がある。「レース中に錨を振り回しながら走る」というものだ。
しかし「バク転」、「壁を走る」という言葉に関連するものはプロンプトには含まれて居ない。
したがってこの言葉はプロンプトを応用して独自に生み出したものだ。
そしてこの回答は単にレースをするだけのありきたりな回答ではなく、「レース中のエンタメ・パフォーマンスも重要な要素である」というユニークな本筋が入っている。
「ここで面白いのが、ウマ娘たちはただ速く走るだけじゃなくて、レース中にアクロバティックな動きをして観客を楽しませるんだぜ!」
この文章は同じ回答でも1段落離れた距離にある。
従って「ユニークなあらすじを持つ回答」を「独自の表現をつかい」、「ユニークな言葉づかい」で、「その特徴を説明」してるのだ。
セリフの引用、応用
①セリフの引用応用が極端に低い
プロンプトにはセリフ例を30個ほど入れている。
このセリフ例を引用、もしくは応用した回答の出力は50%~70%程度の割合だ。
しかし本日は20%、3回の回答に留まった、極めて少ない値と言えるだろう。
②プロンプトに依存しないキャラクター構築
セリフの引用、応用が減少すれば解釈違いな発言を生み出す可能性も増えるが、解釈違いは1回も無かった。
今日はプロンプトから自力で架空の人格を作り上げ、それはプロンプトに反しない能力が高かったといえる。
以上