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『僕とSCULPTOR』~モノローグ~

6月中旬のある日の午前中

突然

”ある人”からダイレクトメッセージが届いた。

内容はざっくり説明すると「会って話せないか」というもの。

文体はとても丁寧で、22歳の自分に向けられた言葉とは思えないほどによそよそしく何だか気味が悪かった

実は以前

その”ある人”とは喧嘩とまでは行かないが意見の違いで衝突していた。

原因は僕の発信にある。

今思えば確かに無神経な青臭い発信だったと思う。

それでもその言葉は確かに

当時の自分の120%の本心だった。

心からの叫びだった。

不器用なりのSOSだったのかも知れない。

”ある人”の発言はいつも正しい

しかし、その正しさが

正しさ故に僕の胸に突き刺さる。

自分の考え

強いては生き方が否定されているような気がして

どうにも好きになれなかった

正しさだけで人は救えないということを

20数年という短い期間ではありながら、僕は身をもって痛いほど感じていたから

しかし、
それは僕が愛を受け取るだけの器を持ち合わせていなかっただけだと気づくのは、まだ先の話。

そんな人(あまり好きになれない人)からの

デートのお誘いだ

できるなら行きたくない。

しかし、見えない不思議な力が働いて

二つ返事で快諾?許諾した。

数時間後、会う理由について詳細な内容がダイレクトメッセージで届いた。

どうやらデート目的ではなかったようだ。

ほっとするのと同時に

目を疑った。

なんと仕事の件だという。

それが、僕とSCULPTORとの出会いのきっかけである。

[リーマンサバイバー]というアカウントと

[キャリ捨て人]というアカウントを認知はしていた。

起業されたのも知っていた。

しかし

ゴリゴリの実業の人という印象で自分とはどこか別世界の人達だと思っていた。

自分とは無関係だと思っていた。

(この時は[みねくん]の存在はまだ知らなかったです、ごめんなさい笑)

その人たちが僕と会って話してくれるという。

緊張どころの話では無い

もはや恐怖である。

震える手を抑えながら

”ある人”とお会いする日程調整をして

連絡先を交換した数時間後・・・

何の巡り合わせか

以前からTwitterで何度か交流があった

[なお]ちゃんからもダイレクトメッセージが届いた。

こんな感じで会うことになった。

[なお]ちゃんは普段から発信を見てる人は分かると思うが

かなり尖ったツイートをしている。怖い物知らずの槍のような女である。

それが売りだし、ファンも沢山いる。

でも、僕はその発信スタイルに正直、ビビっていた。

しかも

以前”ある人”と衝突したときに、

[なお]ちゃんにはめちゃめちゃ怒られた。

それは、こっぴどく怒られた。

草食系というスポーツがあったら東京オリンピックの強化選手になれそうな僕のような小動物は

こういう意志が強い女性は苦手なので会う前はかなり緊張した。

大して暑くもないのに変な汗をかきながら

待ち合わせ場所に、通常通り10分遅れで到着すると

昼間の新宿の人だかりの中に、

アイコンそのまんまの小悪魔が立っていた。

軽く挨拶を済ませて

緊張による生まれたての子鹿のような足取りを必死で隠しながら

カフェを探した。

椿屋カフェというなんともお洒落なカフェに入ると

店員さんのメイド姿かわいいね

なんて話をしながら席に着いた。

僕はカレー

彼女はサンドイッチをほおばりながら

・福岡を出て東京に来た話

・この前は感情的に怒ってごめん、でも許せなかったという話

・最近のたちばなの発信は好かんという話

・お互いの近況の話

・彼女自身の話

・僕が自信なさ過ぎ君という話

・SCULPTORの話

をした。

緊張していたということと

長時間惚気話を聞かされたということもあり

話した内容は詳しく覚えてないが

僕が食べきれなかったカレーをおいしそうに食べながら

会話を通して

彼女は固く絡まったイヤホンのコードみたいな僕の複雑な心をゆっくりと解きほぐしていった。

(安っぽい恋愛小説みたいになってきたので軌道修正)

彼女もSCULPTORで

一緒に働かないかという話をもらっているらしい

「めちゃめちゃいい人達やけん!たちばなも入り!」

と繰り返し何度も言われた。

彼女は自分の事を「全然しっかりしてない」と言うが

僕からすると

彼女は自分という1本の軸を持っているという意味で分かりやすくしっかりしていた。

自分を殺して周りに染まってきた僕、

そのせいでここ数ヶ月悩みまくっていた僕、

そんな僕からすれば素直に羨ましかった。

そんな惨めな自分を変える答えを求めて

彼女に質問していく上で

自分を持つ為には

【本音で自然体のまま関われる人】の存在

【何があっても帰れる居場所】の存在

が大事であることに気づいた。

自分にはどちらも足りなかった。

昔から体裁だけの友達は多かったように思う。

それは僕が、

人をの顔色を伺いながら周りに適応して染まることで、相手が気持ちいい状態を作ることが得意だったから。

いわゆる八方美人だ。

それは特技でも何でもない。

僕なりの生存戦略だった。

友達(みたいな人)は多いものの、
親友と言えるほどの人は中々おらず

1人だけ「俺たち親友だよ」と相手から言ってくれた人はいたが

僕はその人にさえ心を許せなかった。

全てを曝け出すことは出来なかった。

子供の頃に閉ざした扉の鍵を

僕はどこかへ無くしてしまったようだった。

心が休まる居場所なんてものも何処にもない。

親がいない自宅ぐらいだ。

そんなものは居場所とは言わないことぐらい僕も理解出来た。

そんなことを考えながら

「絶対大丈夫やけん!みんな優しいから!」

という言葉を右から左に受け流し

[なお]ちゃんと別れた。

(槍のような女だ。と記載したが[なお]の中の人は、繊細でそれなりに根暗で相手想いのとっても感じがいい女の子だった)

そして

"ある人"と
会う約束をした日になった。

遅刻してはいけないと思い

僕にしては珍しく、予定時間の1時間前に駅前のSTARBUCKSで戦闘に備えていた。

予定の時間が刻一刻と迫る中

お会いする3人のツイートを検索コマンドを駆使して無表情で、いいね連打していた。

緊張して回らない頭に

キャラメルマキアートの糖分が染み渡るのを感じた。

"ある人"から連絡が入り、もうすぐ駅に到着するという

「すぐ向かいます!」とだけ返信を送った僕は

半分以上残っていた飲料を胃の中に流し込み

冷えたお腹をさすりながら急いで店内を出た。

待ち合わせ場所を言われたが、品川駅というのはよく分からないもので、どこがどこだか全く分からない。

案の定、逆方向に進んでいて

通常通り10分遅れで待ち合わせ場所に到着した。

"ある人"と対面した僕は謝り倒しながら席に着いた。

そこにはメガネの奥に鋭い眼光を持った

[キャリ捨て]さんも同席していた。

鍛えているのか、二の腕がめちゃめちゃ太かったという事だけ覚えている。

緊張のあまり詳しいことは

何を話したのかあまり覚えてないが

お互いに軽い自己紹介をして

・SCULPTORのこと

・"ある人"のこと

・[なお]のこと

・[たちばな]のこと

・中の人のこと

これらを話した気がする。

(この時、はじめて[みねくん]の存在を知りました。すみませんでした。。。)

喉の乾く速度は一向に収まらず、梅酒のせいで体内の水分に対しての梅のパーセンテージがどんどん上がっていったが

依然として僕の心は閉ざしたままだった。

その後、[リーサバ]さんが合流し

[キャリ捨て]さんが次の用事で別れた。

"ある人"と[リーサバ]さんと僕の3人で長い時間、雑談を交した。

その後ヒョンな流れでダーツをすることになった。

僕は、人生初ダーツ。

SCULPTORの話をする為に来たなんて忘れて、ただただ楽しんだ。

(ダーツは非常に面白いのでやった事がない人はぜひやってみて欲しい。奥が深い。ダーツバーでのご縁もありそうだ)

[リーサバ]さんに

タクシー代を払って頂いて、家に帰る車内で

怪しく光る街灯を眺めながら

これから身の回りで変わる環境の変化に

どきどきしつつ

わくわくしていた。

いつも静かな心の中が

久しぶりに騒がしかった。

後日、[ぷりんす]さんという

方のイベントに参加した。

テーマは #あなたらしさ

[リーサバ]さんや[キャリ捨て]さんも参加されていた。

これまた僕は[ぷりんす]さんにも

以前、失礼を働きまくっていたので

ちゃんと筋を通さないといけないと思い

恐る恐る挨拶をしに行ったら

めちゃめちゃ優しく接してくれた。

[ぷりんす]さんもどうやらSCULPTORの為に動いてくれているようだった。

僕はつくづく人のご縁に恵まれているなと思った。

今思えば、昔からそうだったかもしれない。

しかし、素直になれずに相手の好意を振り払ってきた自分がいた。

[ぷりんす]さんに

「たちばなの発信はそれっぽい]

という言葉を頂いた。

勿論、お褒めの言葉ではない。

自分の言葉で発信できていないという事

テクニックに依存しているという事

#あなたらしさ  がないという事だ。

自覚はあった。でもそれを考えてしまうと何も発信できなくなってしまう。それが怖かった。

正直、人に感謝するとか敬意を払うとか愛だとかが

僕にはよく分からないのだ。

感情が薄いとよく言われる。

不感症気味なのかもしれない。

思い返せば

中学生の頃から自分を守るために感情が死んでいった気がする。

中学生といえば多感な時期である。

周りの変化に気づき、過剰に反応しはじめる頃だ。

その頃から

人に感情移入して泣くことは出来るが自分の事では特に感情が動かなくなっていった。

人に怒られている時も、一緒に笑っている時も

気を抜くと一瞬で気持ちが冷めてしまう。

自分の感情との付き合い方がわからなくなっていったのも

作り笑いをするのが上手くなり始めたのもその頃だ。

人に染まることを覚えて、その力に依存して生きてきた僕にとって自分の感情や考えは不要だった。

全て誰かのコピーでいい、それで生きてこれたのだ。

その日の懇親会で

たちばなと同じタイプだと[ぷりんす]さんがいう

[のまっち]さん

元モルガンの超エリートの方とお話させていただいた。

恐れながら、[ぷりんす]さんの言う通り

根本は似ていると思った。

でも、明らかに違うのだ。

同じ幹から伸びた枝ではあるが、[のまっち]さんは光を求めて勢いよく上に伸びていた。

僕は対照的に、心の安寧を求めて下に下に伸びている枝だった。

その違いの原因、源泉はどこにあるのかはとうとう良くわからなかった。

今回の[ぷりんす]さんのイベントも影の立役者は"ある人"ということを知らされた。

しっちゃかめっちゃかになって別々の方向性を向いていた運営陣を取りまとめてくださったという。

とことん愛のある人だと思った。

二次会では[リーサバ]さんや[キャリ捨て]さんと同じ時間、同じ空気を過ごした。

その時少しだけ心の底から笑えた気がした。

僕の居場所はここかもしれないと思った瞬間だった。

帰りの電車で以前から交流があった[さと]くんと話すと

大学卒業後、SCULPTORにジョインするかもしれないという話がでた。

以前、"ある人"から言われた

「同じような若者を引き上げる土壌をSCULPTORで作っていってほしい」という言葉を思い出した。

僕の心に少しだけ責任感というズッシリ重たいものが芽生えた。

後日、[キャリ捨て]さんと通話させていただく機会があった。[キャリ捨て]さんを勝手にスーパーウルトラマンだと勘違いしていた僕は
彼の過去の話を聞いて

原体験になっているエピソードのタイプが似ているという事実に驚愕した。

タイプは似ているが、その後の成果に雲泥の差がある。

[のまっち]さんと僕の違い

[キャリ捨て]さんと僕の違い

それは、目の前の壁と

向き合ったか逃げたかの違いであるように感じた。

それは、相手との対峙だけではなく

自分との対峙も含まれる。

僕は相手と向き合う事からも、自分と向き合うことからも逃げてきたのだった。

頭の片隅では自覚していたこの事実が結構応えた。

僕は周りの全てを言い訳にして結局は行動しない自分を正当化していただけだったんだ。

殻にとじこもり、傷つかない世界に引きこもり、

Disneyのプリンセスかのように、

誰かの助けが来るのを人知れず待っていた。

僕の1番嫌いなタイプと同じことを自分がしているということが顕在化された。

そんなこんなで

6月が終わった

2019年の半分が終わった

7月から僕は新しい環境でスタートを切る。

そして

『向き合う』ことを始める。

まずは、自分の殻を壊す事から。

[はるな]さんもSCULPTORにジョインした。

僕だけが止まってはいられない。

梅雨があけた。

今年もアツい夏が始まる。

『僕とSCULPTOR』(続く)

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■登場人物紹介

"ある人"

僕のことを引きあげて下さった恩師

愛に溢れ、誰にでも敬意を払って接する人。

出来ないことってあるんですか、、、って感じ。

異次元の人。白ヒゲっぽい感じがある。覇王色。

周りの人には、シャンクスやレイリーっぽいって言われるらしい(本人談)

バスターさんの過去▽

なお]ちゃん

ネットイキリ代表。東京に魂を売った女。

「ダジャレ思いついた。たちばな立場無し」

とかいきなり送ってくる結構いたい子。

エンゲージメントの高さと年上の懐に潜り込むスキルには定評がある。

リプはピカイチだと思う。自分では最近キレがなくなったとか言ってるけど、普通に参考になるのでリプ苦手な人は要チェック。

意外と優しいピュアガール(めんへら)

リーサバ]さん

SCULPTOR inc.代表取締役。シャチョー

Twitterでの発信はエモエモ系のごつい印象。

言い換えるとストーリーテラー。

お会いすると子煩悩の優しいパパさん。

人を引きつける魅力がある。覇王色。

レッチリが好き。

キャリ捨て]さん

SCULPTOR inc.取締役。弊社の背骨。

僕の先輩であり上司であり師匠であり兄的存在。

頭の回転めちゃ早くて心読まれてる気になる。

仕事出来すぎマン。向き合う人。覇王色

僕と孫正義を足して2で割った存在。

みねくん

まだお会いしたことないので不明瞭ですが、

note拝見した感じゴリゴリの方という印象。

ぷりんす]さん

全身覇王色染み出してるみたいな人。

バスターさんがアニキと慕う方。

最近のお悩みはTwitterのシャドウバン。

僕のことを叱ってくれる数少ないありがたい存在。

ぷりんすさんとキャリ捨てさんの対談note▽

要チェックイベント

■ぷり会 the 5th ~put your hands up com'on now~ 7/18(木)

■ぷりバス対談 in 東京 「在り方の授業」
7/28(日) 14:00~

のまっち]さん

ぷりんすさんの事が大好きな人。

頭の回転が早く数字に強い。

若者向けにキャリア支援などもやっている方。

僕のロールモデルの1人。

さと]くん

以前から交流がある高校生。

沖縄から毎月東京に来るぐらいの行動力の鬼。

レペゼン地球の動画を見て起業を志す。

先日、大規模イベントを成功させた期待の星。

未来のSCULPTOR幹部(?)

先日、こんなnoteを出してました▽

はるな]さん

言葉の魔術師。

リアルでお会いしたことないですが、

僕の周りにファン多数。

こんな企画やってるみたいです▽

[たちばな]

好青年。最近たちばなという人格を壊して中の人を叩き起こす練習中。

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ここまでお読み頂きありがとうございます。

Twitterを始めて出会った全ての人のおかけで今
僕はここに立てていると思います。

正直、僕は今まで「やり方」メインで発信してきて

「在り方」って何だ…

って感じなので最近発信できなくなりつつあって

困ってますが

これからも生暖かい目で見守って頂けると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします。

たちばな

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「僕とSCULPTOR」

〈次回予告〉

第1章〜SCULPTOR始動〜

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たちばな
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