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蒼天に鳩を放て!-怨霊たちの宴②-


 次に、第一群の分析に移る。
第一群は、同じ意思を持つ仲間集団であった。
第一群に含まれるモノのほとんどが、僧侶・行者(山伏)・陰陽師である。
並び順に数が多い印象があった。
 それにしても、妙な集団である。
僧侶なら僧侶、山伏なら山伏と同業者同士集まっているわけでもなく、かつ皆似たような性
質の術式を使うのだ。
職種が違うのに術式が似ているのは、合点がいかない。
さらにこの集団、かなり狡猾で隙を見せない。
素性を確かめるべく質問しても、決してボロを出さない。
その癖、一定距離離れたところから、こちらの動向を見逃すまいとじっと警戒している。

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