第21歩 練習の目的
プロサッカー選手になるための練習と
チームが勝つための練習が、
同じだとは限らない。
私の主観になりますが、
私の知っている小中学生のチームで、
プロサッカー選手になるための練習が
”できている”チームは、
割合にして5%未満だろう。
長男「プロサッカー選手になりたい」
この言葉を私は、長男が小学生の頃からずっと聞いていたし、
実現できると思って関わっている。
所属チームを選択する際には、
当然、プロサッカー選手になるための練習が
”できている”チームを選択することをサポートしてきた。
プロサッカー選手になるには、
”個”の力として
1)主体性
2)ボディバランス
3)テクニック
4)インテリジェンス
を育む必要がある。
この内、
1)主体性 2)ボディバランス は
我が家で育むことができる。
従って、所属チームの選択に当たっては、
3)テクニック のトレーニングがどの程度出来ているのか
という点が、ポイントであった。
なお、4)インテリジェンス に関する指導は、
多数(ほぼ全て)のチームで行われているが、
インテリジェンスを実現するテクニックが伴っていなければ、意味がない。掛け算ができない児童に、割り算を教えているようなものだ。
テクニック については
第9歩 プロサッカー選手までのプロセス(ボールコントロール)|橘泰至 (note.com)
に記載した程度を小学生の内に達成しておかなければ、
プロを目指すことは厳しい。
チームとして勝つことが求められる場合もあるだろうが、
個の育成が不十分ならば、
プロサッカー選手の輩出は厳しい。
だから、
選手の”個”の力を育む練習なのか?
チームの力を育む練習なのか?
練習の目的や、練習に対するチームの方針は理解しておきたい。