第15歩 勝者のリスペクト

オリンピックの決勝戦が終了した直後に、
勝者が、敗者の側に駆け寄ってリスペクトの言葉を掛ける姿・・・
私は好きだ。
どの競技種目であっても、またはスポーツで無かったとしても感動する。

スポーツなのだから、勝者と敗者は生じる。
そもそも、敗者が居なければ、勝者になることはできない。

このような勝者と敗者は、オリンピックのような大舞台だけでなく、もっと小さなところでも生じる。

オリンピックの予選
オリンピック選考大会
国内大会
地方大会
チーム内のレギュラー争い
等にも勝者と敗者がいる。

試合に出場したくても、出場できない人がいる。
敗者にすらなれない人も大勢いる。

出場権の掛かった大会や試合で勝者になると言うことは、
敗者と同時に
敗者にすらなれない人(出場すらできない人)を生み出すということだ。

そして、勝者は、この事実を知っている。

だからこそ。
勝者は敗者をリスペクトする。
敗者にすらなれない人に対しても、リスペクトしている。
例え、その場にいない人であっても、リスペクトしている。

だから、
レギュラーを勝ち取った選手は、
ベンチに座っている選手をリスペクトしているし、
ベンチに入れなかった選手に対してもリスペクトしている。

まだ勝者になれていない人に、
この気持ちは分からないかもしれないけれども・・・

スポーツには、人を育む力がある。

この力は、仕事にも、生活にも活きる。
人生を豊かにする。

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