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交響曲1 2022.09.12
ホセ・ミラモンテス・サバタ/サン・ルイス・ポトシ響
フリアン・カリージョ/ラムルー管

カリージョ 交響曲1番、サバタ/サン・ルイス・ポトシ響とカリージョ/ラムルー管の2つの演奏。穏やかな夜明けのような旋律がうねるように盛り上がる。情緒的で牧歌的な旋律が、どこかワーグナーのように広がる。最後まで明るく毒のない曲想で好感は持てるが、やや一本調子で長く感じてしまう。

交響曲2 2022.09.13
ホセ・ミラモンテス・サバタ/サン・ルイス・ポトシ響
ルイ・ド・フロモン/ラムルー管

カリージョ 交響曲2番、サバタ/サン・ルイス・ポトシ響とフロモン/ラムルー管の2つの演奏。1番同様、穏やかでゆったり、Harpを伴った旋律で始まり、速度を増して盛り上がる。2楽章最後のHarpによる不協和音はこの曲一番の不思議な場面。3楽章のスケルッツオでHrnが活躍、4楽章もあたたかく展開して力強く終わる。

交響曲2 2022.09.13
ホセ・ミラモンテス・サバタ/サン・ルイス・ポトシ響
ルイ・ド・フロモン/ラムルー管

カリージョ 交響曲2番、フロモン/ラムルー管の演奏は、どうも技術が低く解釈にも問題がありそう。特に、特徴的な2楽章最後のHarpについてはカットされてしまっている。楽譜の違いかもしれないが、この後微分音の研究に向かうことを思うと、何か前振りのような気もするが。サバタ/サン・ルイス・ポトシ響の方が録音もよく断然面白い。

交響曲3 2022.09.13
ルイ・ド・フロモン/ラムルー管

カリージョ 交響曲3番、フロモン/ラムルー管。2番より40年経過し作風は激変、微分音の研究開発後だけ、無調で不協和音の激しい嵐の上下動が吹き荒れる。2楽章は一転して静けさの中の不安なソロ、3楽章は7拍子でピチカートに木管が絡む。途中一部がモノラルに?4楽章は激しい展開とロマンチックな弦が交互する。

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