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交響曲2 2024.10.02
カレル・アンチェル/チェコ・フィル

パヴェル・ボシュコヴェツ 交響曲2番、カレル・アンチェル/チェコ・フィル。暗い出だしからスピードを上げて疾走する。活発で鋭角的に盛り上がり強弱のメリハリが大きい。2楽章は早いスケルッツオ、弦と木管が明るく跳躍する。3楽章は落ち着いた静けさで始まり、楽し気な跳躍より大きく広がって再び静まる。4楽章は騒々しく躍動しアメリカ的で屈託がない。

交響曲3 2024.10.02
ズデニェク・コシュラー/チェコ・フィル

パヴェル・ボシュコヴェツ 交響曲3番、ズデニェク・コシュラー/チェコ・フィル。2番同様慌ただしく駆け抜ける部分と、静かで落ち着いた部分が交互するので、全体的には、面白いが目的地がはっきりしない印象。楽章間の違いにとどまらず各楽章内でも色々な要素が次々に現れる。時折、Pfが現れて前後の雰囲気を変えていくのは面白い。

1楽章のシンフォニエッタ 2024.10.02
カレル・アンチェル/チェコ・フィル

パヴェル・ボシュコヴェツ 1楽章のシンフォニエッタ、ズデニェク・コシュラー/チェコ・フィル。15分1楽章ではあるが、高弦と金管での騒然とした緊迫感、弦と木管の不穏な静けさ、リズミカルで滑稽な盛り上がりなど、強弱緩急の変化は、断片的なモチーフを集めたようで、どうも落ち着かず気持ちが付いていかない。

交響曲 2024.10.04
パヴェル・ボシュコヴェツ

 

交響曲とシンフォニエッタを聴いた。チェコの作曲家。1番の音源は見当たらない。2番は躍動的で明るく楽しい。3番もドタバタ感と不穏なムードの対比が面白い。シンフォニエッタもさらに寄せ集め感が強まる。3曲ともに、どうも落ち着かない印象。チェコ・フィルの演奏はキレがあり上手いが、曲も含めてどこか共産圏の匂いを感じる。

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