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交響曲1 2023.02.26
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
オーラ・ルードゥナー/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル

ジョヴァンニ・ズガンバーティ 交響曲1番、ヴェッキア/ローマ響とルードゥナー/ヴュルテンベルク・フィルの演奏。イタリアのロマン派、今までとは違った何か新しさを感じる。軽快で溌溂とした1楽章は流れるような中間部を持つ。低弦より重苦しく始まる2楽章はOb、Flが少し切ない旋律を奏で、安らかな中間部を経てCla、Obで繰り返される。

交響曲1 2023.02.26
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
オーラ・ルードゥナー/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル

3楽章は弦とPiccが可愛らしく躍動感のある3拍子、4楽章は静かで古風な舞曲、5楽章は溌溂として爽やか。演奏はどちらも上手いが、ルードゥナーの方がより溌溂としてメリハリが聴いている。年代的な古さは感じず、両端楽章の活気と中間楽章の上品な繊細さは、どちらもお気に入りです。

交響曲2 2023.02.26
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
オーラ・ルードゥナー/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル

ジョヴァンニ・ズガンバーティ 交響曲2番、ヴェッキア/ローマ響とルードゥナー/ヴュルテンベルク・フィルの演奏。重い低弦から鮮烈な弦の打ち込みを経て、木管の安らかな旋律となる。速度を上げて短調で盛り上がり、シンコペーションやPiccに新しさを感じる。2楽章は弦の動きにPiccが可愛らしく応える。躍動的な3拍子はゆったりと変化し繰り返す。

交響曲2 2023.02.26
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
オーラ・ルードゥナー/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル

3楽章は木管と弦により哀愁を感じ、Ehrnソロが牧歌的に歌う。Trp、Hrnに弦と木管が応え穏やかに終わる。4楽章はイギリス的な出だしで、溌溂として躍動的。弾むようなリズムに華やかなTrp、Hrnが乗って、最後はTimpも入り、盛大に輝かしく終わる。1番に続き、こちらもお気に入りです。

交響曲1,2 2023.02.27
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
オーラ・ルードゥナー/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル

ジョヴァンニ・ズガンバーティの交響曲2曲は、新たな発見、お気に入りです。時代的な古さは感じず、むしろ楽器の使い方やリズムに新しさも感じ、イタリア的な爽やかで少し哀愁のある旋律も魅力的。イタリア的な感性とドイツ音楽の融合かもしれない。演奏はどちらも良く、ルードゥナーの方がよりメリハリが効いている感じ。他の曲も併せて聴いてみよう。

シンフォニア・エピタラミオ 2023.02.27
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響

ジョヴァンニ・ズガンバーティ シンフォニア・エピタラミオ、ヴェッキア/ローマ響。シンフォニアもあったので聴いてみる。3部4楽章で38分と長いが、弦と木管主体の小品的な内容。婚礼の曲のようだが交響曲と同じく溌溂とした部分とやさしさ、可愛らしさ、秘めやかさもあり、全体に少し古風で爽やか、落ち着いた感じが良い。

シンフォニア・フェストーサ 2023.02.27
フランチェスコ・カラミエッロ、フランチェスコ・リベッタ (ピアノ)

ジョヴァンニ・ズガンバーティ シンフォニア・フェストーサ、オケ版の音源が見当たらず、4手ピアノ版で聴く。1楽章10分程度の曲。晴れやかな旋律と、早い活動的な動きより、オーケストレーションを想像する。タイトル通り、祝祭的な感じの曲想で、短い曲でもありオケ版だとファンファーレ、序曲的に盛り上がるように思える。オケ版があれば、聴いてみたい。

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