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交響曲1「勇士の交響曲」 2024.08.29
ミティアデス・カリディス/ウィーン放送響

カロミリス 交響曲1番「勇士の交響曲」、カリディス/ウィーン放送響。金管ファンファーレより始まり、抒情的な中間部を挟みVnの悲哀から盛り上がる。2楽章は情緒的に始まり悲劇的に盛り上がって穏やかに静まる。3楽章は中東的な派手な踊り。4楽章は宗教的で荘厳な合唱が入り、一旦、平和的に静まった後、最後は高らかに終わる。いかにも表題どおり。

交響曲2「善良で素朴な人々」 2024.08.31
バイロン・フィデツィス/ブルガリア ラジオ・テレビ管

カロミリス 交響曲2番「善良で素朴な人々」、フィデツィス/ブルガリア ラジオ・テレビ管。中東風のリズムと旋律が盛り上がる。2楽章は宗教的な合唱が柔らかく神秘的に流れ、劇的に盛り上がってからゆっくり静まる。3楽章はメゾソプラノ独唱が中東風に遠く響く。4楽章は激しく始まり合唱が加わって盛り上がる。怪しげなVnソロから合唱が入り徐々に遅く消えていく。

交響曲3「パラミキ」 2024.08.31
バイロン・フィデツィス/アテネ国立管

カロミリス 交響曲3番「パラミキ」、フィデツィス/アテネ国立管。中東風のHrnの主題が精力的に展開し盛り上がる。2,3楽章は連続しており、Harpと木管が怪しげな雰囲気を刻み抒情的な中東風旋律となる。4楽章は早く激しい踊りが荒れ狂い、そのまま激しく完結する。

交響曲 2024.08.31

マノリス・カロミリス 交響曲3曲を聴いた。ギリシャ国民楽派の作曲家で、ギリシャの民族音楽の旋律やリズムが支配し、エキゾチック。加えて1,2番では合唱も入り、曲想はかなり劇的で映画音楽のような部分もあり、民俗的な旋律もいかにも地元ウケしそう。ただ、交響曲として聴くと、東欧・ロシア系国民楽派のような魅力は感じない。

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