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フィラデルフィア交響曲 2023.06.29
ズービン・メータ/ウィーン・フィル

アイネム フィラデルフィア交響曲、メータ/ウィーン・フィル。16分の小曲で、3楽章形式。木管の軽い調子で始まる。明るい曲想で弦は滑らかに、金管は輝かしく少しイギリス的。2楽章はClaのソロより穏やかに明るく進行。3楽章は強い開始よりルンバ調におどけた感じから穏やかな弦に移り、これを繰り返す。最後は金管で派手に終わる。

ウィーン交響曲 2023.06.29
ニコス・アティニャオス/フランクフルト・フィル

ゴットフリート・フォン・アイネム ウィーン交響曲、ニコス・アティニャオス/フランクフルト・フィル。曲想は変わり、1楽章はロマン派とポストロマンが入り混じった感じ。2楽章はイギリス的で古風、端正。3楽章は不安定でほの暗く、4楽章はスケルッツオ風で風変わり、軽妙だが終楽章っぽくない。1楽章の3連符や3楽章の退廃的な静けさは少しマーラーを思わせる。

ミュンヘン交響曲 2023.07.03
カルロス・カルマール/北ドイツ放送響

アイネム ミュンヘン交響曲、カルマール/北ドイツ放送響の古いライブ録音。1楽章は、木管アンサンブルの明るく溌溂とした出だしより物語性のある展開で、イギリス風ファンファーレで閉じる。2楽章の風変わりな3拍子のスケルッツオやゆったりした3楽章、軽快な4楽章には、R.シュトラウス、マーラー、ブルックナーを感じる部分もあるが、全体としてまとまりなく聞こえる。

交響曲4 2023.07.03
ウンベルト・ガルデッリ/ハンガリー国立管

アイネム 交響曲4番、ガルデッリ/ハンガリー国立管の古いライブ録音、50分の大作。おだやかにTrpソロより始まり虚ろような展開が続き定まらない。2楽章はR.シュトラウスの交響詩のような物語性、3楽章はマーラー後期のような退廃的な雰囲気が延々と続く。4楽章はユニゾンで始まり劇的に進行するが、最後はあっけなく終わってしまう。とにかく長すぎる。

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