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交響曲1 2024.09.18
サカリ・オラモ/フィンランド放送響

エルネスト・パングー 交響曲1番、サカリ・オラモ/フィンランド放送響。16分程度の短い曲。落ち着かない騒然とした感じを基本に、それと対照的なObと弦による落ち着いた少し感傷的な部分が挿入され、これが繰り返される。古風なフーガや、慌ただしくおどけた鳥のさえずりも聞こえる。最後は金管がゆったりと盛り上がってスクリャービンのように壮大に終わる。

交響曲2 2024.09.18
ユッカ=ペッカ・サラステ//フィンランド放送響

エルネスト・パングー 交響曲2番、ユッカ=ペッカ・サラステ/フィンランド放送響。混とんとして騒々しく、つかみどころなく上下に跳躍する。中間部では弦とHrnの落ち着いた感じに弦とOb、Flが情緒的に続く。1番同様、木管と弦で鳥の慌ただしいさえずりが聞こえ、徐々に金管で盛り上がってタムタムで頂点を迎えたのち、ドタバタと進んで終わる。

交響曲1,2 2024.09.18

エルネスト・パングー 交響曲2曲を聴いた。3番は音源が見つからない。フィンランドの作曲家で、2曲ともになんだかドタバタ劇のような落ち着かない印象。挿入される静かな部分にはObと弦が絡み、少し情緒的な気分になる。鳥や小動物のせわしなさもあり、輪郭以上に壮大になろうとする部分はスクリャービンの響きを感じる。つかみどころのない印象。

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