セザール・フランク（1822 1890 68）

2021年1月6日 17:47

交響曲ニ短調 2020.05.25
バーンスタイン/ニューヨークフィル

フランク交響曲ニ短調、バーンスタイン/ニューヨークフィル。とあるサイトで酷評されていたが、とてもいい演奏、この曲のベストの部類に入ると思う。テンポの設定は緩急自在で説得力があり、オケもよくバーンスタインについている。音楽の好みは人それぞれ、歴史的名演とか期待外れとか気にしない

フランク、交響曲。ユーリ・アーロノヴィチ/ウィーン響のライブ。先日のマンフレッド交響曲が良かったので期待して聴いた。1楽章から気合十分なのはわかるがちょっと意気込みすぎか。2楽章も密やかな雰囲気はなく3楽章は速いテンポで押し切った。マンフレッドでの細部に丁寧な印象とはずいぶん違うな。

フランク、交響曲ニ短調。昔から好きな曲の一つで、ミュンシュ/ボストン響を愛聴してきたが、改めて聴いて、エネルギッシュな躍動感がいいね。1楽章出だしは非常に丁寧、木管の不協和音を響かせ、2楽章は密やかだけど速めのテンポ。3楽章はもうお手の物。
交響曲は1曲だけなので、色々聴いてみよう。

フランク交響曲、次は小澤征爾/ボストンの演奏。同じオケでもミュンシュとは時代も違えば演奏も違う。端正だけど全体的な印象は軽く、薄い感じがする。
それを確かめるべく、続いて巨匠たちの演奏を聴いてみよう。

バーンスタイン/フランス国立のライブで、フランクの交響曲。バーンスタインのいいところが良く出た演奏で、とても楽しめる。かなりゆったりしたテンポだけど、3楽章は熱気あふれる演奏。終了後、いつも以上に満足した表情に好演だったことが表れてる。

フランク交響曲、モントゥ/シカゴ響。モントゥはサンフランシスコとの古いブラームス2番を持っていたけど、とてもやさしく温かい印象。でも、この演奏は、シカゴの力量も相まって、とてもしっかりした力強い演奏で、録音もそんなに悪くない。細かな部分も神経が行き届いていて、いい演奏だと思う。

フランク交響曲、最後はチェリビダッケ/ミュンヘンフィルのライブ。とにかく遅い。普通、40分程度の演奏が48分程度かかる。非常に丁寧に作りこんだ演奏で、オケも精神力を問われるだろう。間延びすることなく、期待どおりの演奏で満足。

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