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交響曲1-3 2021.03.06
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
ジャナンドレア・ノセダ/BBCフィル

カゼッラ 交響曲をヴェッキア/ローマ響とノセダ/BBCフィルで。先に聞いたマルトゥッチと同じイタリアで30年ほど後、様式もロマン派から新古典主義派へ跨ったなかなか面白い曲。全体的に暗めだが盛り上がって完結。ローマ響の方がゆっくり濃厚で劇的だけどオケは今一つ。BBCフィルは上手く録音もよい

交響曲1 2021.03.06
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
ジャナンドレア・ノセダ/BBCフィル

カゼッラ 交響曲1番、ヴェッキア/ローマ響とノセダ/BBCフィル。3楽章形式だが3楽章が2部に分かれて実質4楽章。冒頭のObに始まり、3楽章まではゆっくり怪しく少し哀愁を感じさせる。4楽章の2部に入ってファンファーレよりフーガで盛り上がるが最後は静かに終わる。ローマ響は劇的な表現だが少々粗い

交響曲2 2021.03.06
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
ジャナンドレア・ノセダ/BBCフィル

カゼッラ 交響曲2番、ヴェッキア/ローマ響とノセダ/BBCフィル。弦やPerc.が裏でリズムを刻み、全体に不安と安らぎ、静けさと盛り上がりが交錯する曲。4楽章の行進曲は、後半に入りサン=サーンスのオルガン交響曲1部後半やマーラー的な半音階の盛り上がりを見せ、鐘も入って最後は大いに盛り上がる。

交響曲3「シンフォニア」 2021.03.06
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア/ローマ響
ジャナンドレア・ノセダ/BBCフィル

カゼッラ 交響曲3番、ヴェッキア/ローマ響とノセダ/BBCフィル。作品番号が進んで調性がはっきりしない感じで、より器楽的で現代的になった。熱量を持ちつつ静かな1楽章、ゆったりおだやかな2楽章、風変わりな3楽章からフーガ的な4楽章は盛り上がって完了。細かさや緻密さではBBCフィルが上手い。

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