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交響曲1 2024.08.13
ポール・ズコフスキー/BBC響

アルトゥール・シュナーベル 交響曲1番、ポール・ズコフスキー/BBC響。ピアニストのイメージから想像が難しいほど、オーケストレーションは手慣れた感じがあって、各楽器の響きや個性を熟知しているように思う。曲は全体的に騒然としており、安らぎや幸福感はない。3楽章冒頭のTrpソロと楽章最後の消えゆく感じが印象的。無機質でかなり刺激的で疲れる。

交響曲2 2024.08.13
ポール・ズコフスキー/ロイヤル・フィル

アルトゥール・シュナーベル 交響曲2番、ポール・ズコフスキー/ロイヤル・フィル。60分に及ぶ大作。無調の冷たく分厚い響きは変わらない。1番に比べてやや落ち着いた感じ。1楽章のtuttiの響き、2楽章の滑稽な掛け合い、3楽章のTubaに始まる各楽器ソロの静けさ、4楽章の静けさと騒然とした対比は、取り留めなく全体に不安な雰囲気で居ごごちは良くない。

交響曲3 2024.08.13
ポール・ズコフスキー/BBC響

アルトゥール・シュナーベル 交響曲3番、ポール・ズコフスキー/BBC響。曲の感じは1,2番と変わらず不安で難解。1楽章は騒然として焦燥感がある。2楽章は少しヒステリック、3楽章は3分程度で短い。4楽章は突然ピアノの優しい旋律より始まり驚く。オケによる変奏で元の無調の世界に引き戻される。

交響曲 2024.08.13

アルトゥール・シュナーベル 交響曲3曲を聴いた。オーストリアの著名なピアニストで3曲の交響曲を作曲している。オケの各楽器の使い方や響きは熟練したものを感じる。3曲共通してピアノ演奏からは想像できないギャップを感じる。無調で不協和音が響き、曲想は不安で冷たく虚無的で時に刺激的であり、親しみを感じることはできなかった。

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